配信日時 2022/08/25 05:18

【本の紹介】『超一流諜報員の頭の回転が速くなるダークスキル-仕事で使える5つの極秘技術』 上田篤盛(著)

おはようございます、エンリケです。

インテリジェンスのプロ。

元防衛省情報分析官。

メルマガ連載で弊メルマガではおなじみ。


の上田篤盛さんが、

「情報を処理する」とは? 

について教えてくれました。


想像以上に刺激的で深いところに刺さる内容です。

この内容は、上田さんの新刊本の中に書かれている
そうです。

専門分野のスキルを、普遍的に社会で使えるスキル
に翻訳することは専門分野への好意と理解を深め、
一般人と専門人の距離を縮めます。

軍事防衛分野でのこういう取り組みを、これからも
っと広く深く展開してほしいです。

上田さんの取組みと、版元さんのご努力に深く敬意
を表します。

ぜひご一読のうえ、最後にあるリンクをクリックして
ご予約ください。

ちなみに私は、すでにこのリンクから予約しました。


エンリケ


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軍事情報メルマガの皆様

先日は、拙著『超一流の諜報員の頭の回転が速くな
るダークスキル』をエンリケ様のご了解をいただき、
このメルマガで紹介させていただきました。紹介
日にはアマゾンランキングが100位くらい上昇し
たと編集者が喜んでいました。これも皆さまのお陰
であると感謝申し上げます。

インターネットが発達し、多くの情報をネットで入
手できるようになりました。そのことが新聞、書籍
の売れ行きを阻害し、出版社がつぎつぎと閉鎖に追
い込まれているようです。

ネット社会での強者はユーチューバーかもしれませ
んが、執筆業は斜陽の一途を辿り、自活できている
作家はほんのわずかです。編集者も大変です。

ほとんどの商業出版では、執筆者の印税は、執筆に
かかる投資費用とトントンというところでしょうか
。自費出版ともなれば普通車の新車購入くらいの金
額がかかると言われます。

不特定多数が書き込みするブログやSNSと書籍の
違いは、情報の信頼性です。書籍といえども事実誤
認や誤りはあります。私の著書も例外ではなく、申
し訳ないと思っています。ただし、執筆者、編集者、
出版社などがその錯誤チェックに努力しています。
構成を決めて、書くことも大変ですが、そのチェッ
クはとても大変です。

正しい情報を普及するためには、良本を世に出し続
けること。そのためには、執筆者の費用対効果を高
めることと、信頼できる出版社が経営を維持できる
こと。そのためには宣伝が必要です。

私の新著も、いささかタイトルからして「色物」と
いう印象もありますが、重要なことを厳選して(少
しのインテリジェンスの毒は盛り込んである)、上
品に仕上げたと思っています。

本日は、拙著の中から、情報を処理するという内容
の一文を紹介させてください。過去の拙著はインテ
リジェンス本を強調していましたが、今回はビジネ
ス本のために、分かりやすい事例を引用しています。


■ふぐ情報は「選別」「分類」「評価」「保管」し
て食べる

 集めた情報はそのままでは使えない。誰しも生の
食材を食べるとお腹を壊すし、時には命を失う。

 あなたは、フグを釣ったからといってそのまま食
べるだろうか。いらないもの、毒があるキモなどを
取り除くはずだ。

 ふぐ刺し、かわさし、ふぐちり、からあげ、ひれ
酒など、食べられる部位によりわけて料理をするだ
ろう。あるいは、今、使わない部位は冷蔵庫に保管
するはずだ。

 情報は、料理の素材と同じだ。集めた情報は処理
しなければならない。処理は大きく「選別」「分類
」「評価」および「保管」に区分できる。

 

【選別】フグの肝を排除する

「選別」とは、情報の中で必要なものを抜き出すこ
とだ。

 

【分類】フグを部位に分ける

「分類」は、選別した資料を分析・作成に便利なよ
うに仕分けすること。

 情報は、すぐに使用する情報、関連情報、正しい
情報、真偽が不確かな情報などに分類される。

 また、情報をカテゴリー(属性)ごとに分類する
方法もある。5W1Hのカテゴリーで、何が分かっ
ており、何が不明であるかを明確にして分類する方
法もある。

 要するに、本棚の整理のようなもので、使いやす
いように工夫すれば良い。

 

【評価】食べられる部位かどうか考える

「評価」は、情報の良し悪しを検討すること。

 情報の評価は、情報源の信頼性と情報自体の確実
性(正確性)という基準によって評価する。評価は
格付け作業とも言う。

 信頼性には、「A 信頼できる」「B おおむね
信頼できる」「C かなり信頼できる」「D 必ず
しも信頼できない」「E 信頼できない」「F 信
頼性を判定できない」という格付けがある。

 情報の確実性には、「1 真実と確認できる」「
2 たぶん真実」「3 おそらく真実」「4 真実
が疑わしい」「5 ありそうにない」「6 真実か
どうか判定できない」という格付けがある。

 信頼性がC以上で確実性が3以上の情報を使うべ
きであるが、そもそもこの格付け自体が困難な場合
がある。

 仕事の場合はここまで厳密にする必要はないかも
しれないが、ビジネスパーソンも「〇〇の情報は、
〇%の信頼度がある」であったり、赤情報(信頼す
るには危険)、黄色情報(使用に要注意)、青情報
(信頼性高い)といった大きな格付けはやるべきだ


 

【保管】料理に使わない部位を取っておく

「保管」は、分類された情報を一定の基準に従って
保管することである。

 保管するときには、見聞きした情報と推測した情
報を明確に区分し、記述は努めて簡潔にして、無意
味な言葉は排除することが重要である。

 保管された情報はすぐに用いられない。後から、
推測だか、事実かわからなくなってはならない。

 保管期間も決める。永久保存の情報か、しばらく
したら捨てる情報かは重要だ。

 

 諜報員は、情報の処理に長けている。選別では確
実に誤りであるもの、すでに知っている情報は除外
する。

 情報を入手しても基本的には「これは役に立たな
い情報だ」というスタンスで「有用な情報か、不必
要な情報か」を判断する。

 

 ところで、毒キノコを見分ける方法はあるか。
「キノコは毒々しい見た目をしている」「虫や動物
が食べたものは安全」「タテに裂くことができる」
という話を誰もがきいたことがあるだろう。だが、
実はこれらはすべて迷信である。

 要するに、毒キノコを見分ける方法などはない。
中毒になりたくなければ、すべてのキノコを覚える
か、スーパーで売られているキノコを買うしかない
のだ。

 インターネット上の情報は山中のキノコ状態であ
る。情報の宝庫であるが、知識がないのに飛びつく
とヤケドする。

 だから、出所の明らかなものを活用することが基
本である。ただし、公の情報についても、意図的な
情報操作や誘導が行なわれることは皆無ではない。

 SNSは一般的には出所の不明な情報が盛り沢山
だ。だが、SNSは一般大衆の動向や傾向を見る上
で重要な情報が多く含まれており、これを無視して
いては適切な状況判断はできない。

 2016年の米大統領選挙では「クリントン候補
が優勢。当選ほぼ間違いなし」との専門家の判断が
横行したが、これは大手メディアの事前調査に依存
し、SNS上の声を軽視したからだとされている。

 地位や専門性が高くなると、SNSのような巷の
情報を軽視する傾向があるが、「侮ることなかれ」
である。

          これは、赤情報か、黄色情報
か、青情報か?という視点を持つ

 

■ヒトラーがダマされた情報――偽情報の特徴とは?

 諜報員は当然、情報が「本物か偽物か」を判断す
る能力に長けている。

 諜報員は偽情報を流し、相手の思考と意思決定を
混乱させる活動を時として行なうからだ。自分が偽
情報に引っかかっていては話にならない。

 (以下、略)



(上田篤盛)



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