182回の美佐日記。
参考になる方は多いかとw
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桜林美佐の「美佐日記」(182)
思いがけない発見──男と女の考え方の差
桜林美佐(防衛問題研究家)
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おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』、令和4年8月の今回
は182回目となります。
ペロシ米国下院議長が訪台し、激震が走っていま
す。
やはり、かつての「台湾危機」を思い起こしてし
まいます。即ち、1995年、当時の民主党クリン
トン政権が李登輝総統に訪米ビザを発給したことに
江沢民が激怒し、台湾方面に向けてのミサイル実験
を実施したことと、1996年には台湾初の直接投
票選挙が行われた際に民主化にプレッシャーをかけ
るため中国が大規模な軍事演習を行ったことです。
この中国の行動を受け、米軍は台湾海峡に空母等
を派遣しました。まだ軍備が十分でなかった中国は
なすすべもなく、挑発的な行動を止めざるを得なか
ったのです。
しかし、こうした一連の出来事が契機になり中国
の軍拡が劇的に加速することになります。そして現
在があるのです。今、あの時と同じ民主党政権であ
ることに一抹の不安を覚えてしまいます。
軍人や軍の関係者が戦争をしたがっているなどと
いうのは大ウソで、実際には絶対にそんなことにな
らないようにしたいと考えます。そのため、今回の
ような行動を最も嫌うのは軍の人たちです。
軍との調整がなされていたのか、根回しはちゃん
としたのか、正義感はいいけれど思慮深く、しっか
りした戦略の上で行動しなければ、とんでもない結
果を生むだけになってしまいます。ペロシ氏の場合
はどうだったのかは不明です。
しかし、このことで私は全く思いがけない発見を
することにもなったのです。
ペロシ氏訪台の数日前に私のかけていた老眼鏡が真
っ二つに割れるという事件が起こりました。
この時、私はとある編集者と電話で話していたので
すが、相手の話にあまりにも腹を立て、ブチ切れ、
声を荒げてがなり立てていたのです。
で、ぺロシ氏と何の関係があるのかって? まあ、
もう少しお待ちください。
私がガンガン文句を言っていると電話の向こうの
声がどんどん小さくなっていく、恐らく電話を離し
ているに違いない、そう想像すると、ますます腹が
立ち、声のボリュームも上昇します。
声に合わせて顔の筋肉が大きく動いたためか、電
話を切った瞬間にバンっ(メガネの自爆)という結
末だったわけです(だから、いつペロシが出てくる
んだよ)。
これが面と向かって話していたらどうでしょう、
怒りながらメガネが割れる、極めて恥ずかしいこと
になっていたはずです。電話でよかったです。
それはともかく、喉の調子も悪くなってくるし、
もう最悪の気分です。そこで、Twitterなど
に折れて壊れたメガネの写真を投稿し、私の怒りの
大きさを表現したところ、その反応は非常に興味深
いものでした。
「短気はソン気」「深呼吸をしましょう」「モノ
に当たってはいけません(勝手に壊れたんだってば
!)」といったコメントが寄せられました。そして
それらをよく見ると、見事に、全てが男性からのも
のでした。
他方、「その人それくらい怒らないと分からない
んだと思う!」「怒って正解!」「たまにはそれく
らい言わないとね!」といった言葉を送ってくれた
のは、なんと100%女性!
やっぱし、女子だわ!解ってくれるのは!と、思
いました。率直に。
そこで想像したのは、もしかしたら、ペロシさんの
周囲にもいたんじゃないかということです。「7秒
間、深く息を吸って、落ち着いて」なんてアドバイ
スした人。それ絶対、だめです。受け入れられませ
ん。私なら「うるせー!」ですね。
因みに、外交問題を専門にする旧知の先輩の女性
は今回のペロシ事案をこのように評していました。
「あの人はホンモノの人権派よ!」と。日本でも人
権問題やってますなんて自称してる人は見習って欲
しいと。
でも、軍事面でこちら側(日米)の準備が十分で
はない中では危なっかしいのでは?と私が問うと「
むしろ中国がまだ圧倒的優位の少し手前にいる今こ
のタイミングが正しいでしょ」。むしろ今しかない
のだ、との分析でした。
安全保障問題以前に、私は男と女の考え方の差、
行動形態の違い、みたいなものも感じてしまいまし
た。もちろん、全ての男女に当てはまるものではな
いので「女性的」「男性的」といった方がいいかも
しれませんが(これも今の時代には合わない言い方
でしょうけど)。
よく色々な現場で、女の人が意思決定ができる上
の地位に就いて、それまでの体制を変えられたり、
引っ掻き回されたというような話があります。あれ
は感情が先走ってのことだとか、後先を考えていな
いなどとカゲで言われていることもあるようですが、
だいたいその当事者って、やりすぎてしまったわ
・・・なんてしおらしく思っていません。「ほら見
なさい、私があの時にやってよかったでしょう!」
と自信を持っている人ばかりです。
少なくとも言えることは、良かれと思って、否定
的なアドバイスや調整型の提案をしてしまうと、そ
の結果、激しく逆効果になる可能性が大だというこ
とです。
女性のトップがますます増える中で、おさえてお
きたいワンポイント!ではないでしょうか・・・。
今日も最後まで読んで下さりありがとうございま
す!どうぞ良い1週間をお過ごし下さい。
<おしらせ>
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(さくらばやし・みさ)
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【著者紹介】
桜林美佐(さくらばやし・みさ)
昭和45年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フ
リーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を
制作。その後、国防問題などを中心に取材・執筆。
著書に『奇跡の船「宗谷」─昭和を走り続けた海の
守り神』『海をひらく─知られざる掃海部隊』『誰
も語らなかった防衛産業[改訂版]』『武器輸出だ
けでは防衛産業は守れない』『防衛産業と自衛隊』
(いずれも並木書房)、『終わらないラブレター─
祖父母たちが語る「もうひとつの戦争体験」』(P
HP研究所)、『日本に自衛隊がいてよかった』(産
経新聞出版)、『ありがとう、金剛丸─星になった
小さな自衛隊員』(ワニブックス)。月刊「テーミ
ス」に『自衛隊密着ルポ』を連載中。新刊『誰も語
らなかったニッポンの防衛産業』(産経NF文庫)
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