配信日時 2022/07/25 08:00

【桜林美佐の「美佐日記」(181)】非常識な読者川柳で、再び「アサヒる」 桜林美佐(防衛問題研究家)

181回の美佐日記。

「アサヒる」
ということばがあります。

あなたも聞いたことあるでしょう。

じつはその言葉、、、、、


詳しくは本文で


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桜林美佐の「美佐日記」(181)

 
非常識な読者川柳で、再び「アサヒる」

 
桜林美佐(防衛問題研究家)

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 おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』、令和4年7月の今回
は181回目となります。

 それにしてもまた朝日新聞が非常識な川柳で「ア
サヒしちゃった」みたいですね。いえ、読者の皆さ
んはご存じかどうか。かつて「アサヒる」という流
行語があり、それを作ったのは何を隠そう私、はい、
桜林であると説明しているサイトもあるようです。

 どういうことなのか、ご説明しましょう(勿体ぶ
るほどのことではないですが)。かつて、2007
年の第1次安倍政権が終わった時に、朝日新聞でこ
んなコラムが掲載されました。

「青白い顔、張りない声 おわびで幕 安倍首相会
見」として「アタシ、もうアベしちゃおうかな」と
いう言葉が、無責任に仕事を放り投げることを意味
する「流行語」になっていて「あちこちで聞こえる」
と、コラムニストの石原壮一郎氏が言っていると
書いたのです。

 ややこしい言い方になってしまいましたが、要す
るに、新聞社ではなくてコラムニスト個人の見解と
してこれを出したのです。

 これが当時、私が出演していたCS放送の番組で
紹介され、何かコメントしなくてはならないと、思
わず口にしたのが「朝日していますね」というひと
言だったのでした。呆れて他に言葉も見つからなか
ったのですが・・。

そんなわけでこれが転じて「アサヒる」となり、巷
の流行語になったという経緯がありました。

しばらくの間は、朝日新聞の方からも「ああ、アサ
ヒるの桜林さんですか、もっと言って下さい」など
と激励(?)されるようなこともありました。

 その朝日が今回また、読者から寄せられた川柳を
紹介する形をとったようで、相変らずなところを見
せてくれました。

 念のため一部をご紹介しておきます。「疑惑あっ
た人が国葬そんな国」「死してなお税金使う野辺送
り」「忖度はどこまで続く あの世まで」「ああ怖
いこうして歴史は作られる」・・・などといったも
のです。

 なんだか、悲しいですよね。とにかく。

 先週、僭越ながら夕刊フジに連載させて頂いた
「安倍晋三と自衛隊」では、言葉による攻撃は「撃ち
方止め」になったと、当初書いていたのですが、掲
載日の早朝に編集部から電話があり、寝ぼけ眼で出
ると「やっぱり銃口は降ろされていません、冒頭部
分を変えませんか!」とのことでしたので、そーだ
よねー!とブツブツ言いながら急いで原稿を修正し
ました。

 それと、新聞つながりで書いてしまおうと思いま
すが、今から15年以上前のことでしたが、知り合
いの老紳士がこんなことを言っていたことを思い出
しています。

 「とっても素晴らしい新聞があるんだよ。購読し
ているんだ」と。よく聞くとそれは「世界日報」だ
といいます。統一教会の新聞ですねと私が言うと、
ひどく驚かれ、霊感商法で話題になっていただけに
ショックを受けていたようでした。

 その方は海軍の技術将校でその後、東大を出て戦
後の復興に尽力されたような頭脳の持ち主でしたが、
今のようにどこでも情報が得られる時代と違い、
当時の環境では知り得ないことだったのだと思いま
す。

 私もたまたま知っていただけで、そもそもこの新
聞を読むだけでは発行元がどこであるかは分からな
いようになっていますし、内容的には産経新聞にほ
ど近いと言っていいものですので、多くの人は気づ
かないでしょう。

 この頃、永田町の国会議員秘書にも同教団から派
遣された人が数十人~数百人規模でいたと言われま
すが、こうした組織の名を掲げずにアプローチして
くるというのは怖さを感じます。それも「反共」と
いう、保守層と親和性が高いものだけに、複雑な事
情が露わになった気がします。

 とはいえ、どう考えても防げたはずの安倍元首相
殺害をカルト問題に関心を向けることで責任を曖昧
にすることはあってはならないでしょう。

安倍元首相銃撃事件からもう2週間以上が経ちまし
たが、今もってなかなか気持ちが落ち着きません。

あり得ないようなミスや偶然の重なり全てが不可解
で、それが神武天皇の眠る橿原という地で起きたと
いうことも、どこか、ひっかかります。まるで神の
世界に吸い込まれたように見えてしまい、そのこと
が一層、心をざわつかせているようです。

 今日も最後まで読んで下さりありがとうございま
す。どうぞ良い1週間をお過ごし下さい!

 
<おしらせ>
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3回目がアップされました。
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(さくらばやし・みさ)



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【著者紹介】
桜林美佐(さくらばやし・みさ)
昭和45年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フ
リーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を
制作。その後、国防問題などを中心に取材・執筆。
著書に『奇跡の船「宗谷」─昭和を走り続けた海の
守り神』『海をひらく─知られざる掃海部隊』『誰
も語らなかった防衛産業[改訂版]』『武器輸出だ
けでは防衛産業は守れない』『防衛産業と自衛隊』
(いずれも並木書房)、『終わらないラブレター─
祖父母たちが語る「もうひとつの戦争体験」』(P
HP研究所)、『日本に自衛隊がいてよかった』(産
経新聞出版)、『ありがとう、金剛丸─星になった
小さな自衛隊員』(ワニブックス)。月刊「テーミ
ス」に『自衛隊密着ルポ』を連載中。新刊『誰も語
らなかったニッポンの防衛産業』(産経NF文庫)



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