配信日時 2022/07/15 20:00

【加藤大尉の軍隊式英会話:兵器編】フィンランドのNATO加盟(1)──ロシアの攻 撃を阻止する雪中戦訓練

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ライターの平藤清刀です。陸自を満期除隊した即応
予備自衛官でもあります。
お仕事の依頼など、問い合わせは以下よりお気軽に
どうぞ
 
E-mail hirafuji@mbr.nifty.com
WEB http://wos.cool.coocan.jp

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

こんばんは。エンリケです。

加藤さんが翻訳した武器本シリーズ最新刊が
出ました。

今回は、
WW2でドイツ国防軍が使用。WW2で最も知られた兵器
の1つであり、生産停止後も独自の存在感を発揮し
続けた伝説の名銃・MP38&MP40サブマシンガンです。

『MP38&MP40サブマシンガン』
アルハンドロ・デ・ケサダ (著), 床井 雅美 (監
修), 加藤喬 (翻訳)
2022/5/12 発行
https://amzn.to/3yvXWrj
※まもなく紹介MM配信!

武器オンチの日本人に
特におススメです。


世界で一番好きな国は日本ですが、
その次くらいに好きなのが、フィンランドという国
です。

マンネルヘイム元帥のことを知ってからの
ことで、マンネルヘイムのフィンランドが好きなの
ですが、せめてあの国の「自立精神」くらいは学ん
でおきたいなと思ってます。


エンリケ





さっそくどうぞ


エンリケ


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

加藤大尉の軍隊式英会話:兵器編 Takashi Kato  

フィンランドのNATO加盟(1)──ロシアの攻
撃を阻止する雪中戦訓練


加藤喬(元米陸軍大尉)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 卓越した慧眼と責任感、そして行動力を兼ね備え、
国政を牽引してきた憂国の士が、忽然といなくな
ってしまいました。氏は「国を尊び愛する心」を日
本人一人ひとりの中に灯(とも)しました。それは
これから輝きを増していきましょう。読者諸氏そし
て全同胞が、氏の志を遂げられませんことを切に願
っています。合掌。

□決して責任を取ろうとしないバイデン大統領

“The buck stops here”(ザ バック ストップス ヒア)
 
 第33代米大統領ハリー・トルーマンの座右の銘で
す。氏の机にはこの言葉を彫ったプレートがいつも
置かれていたと言います。
 
 buckは「牡鹿」のこと。アメリカ開拓時代に物々
交換で用いられた鹿革(バックスキン)にちなみ
「1ドル紙幣」も意味します。しかしここで言う
 buck はポーカーのディーラー(親)を指します。
ディーラーの目印として、柄に鹿の角(つの)をあ
しらったナイフを用いたのが語源だそうです。ディ
ーラーはゲームの公正を保つ役割であることから、
buckは「責任」を表す口語表現になりました。トル
ーマン大統領が好んだ “The buck stops here”
は「責任は私が取る」という隠喩なのです。
 
 同大統領に関しては、広島と長崎に原子爆弾を投
下する決断をめぐって評価が分かれます。氏が残し
た日記などによると、破滅的な兵器を最初に使った
ことに深い後悔を感じていたことが分かります。し
かし1948年の演説では「原爆を使うべきか否かの重
大決断は、大統領として避けられない宿命だった。
しかし、国のトップは責任を回避することはできな
い。(中略)戦争を早期終結させ日米の多くの命を
救うために、私は原爆投下の決断を下した」と述べ、
公の場においては終生この姿勢を変えることはあり
ませんでした。
 
 原爆使用の是非は別にして、トルーマン大統領が
「責任逃れ」を厭(いと)う人物だったことは確か
なようです。8年に及んだ在任中、ソ連を牽制する
軍事同盟NATOの設立に尽力したほか、朝鮮戦争では
中国軍に対する原爆攻撃を主張したマッカーサー元
帥と衝突。核の再使用を忌(い)み、またソ連との
全面戦争を危惧した大統領はマ元帥解任の決断を下
したのです。
 
 シビリアンコントロールの範を示したとは言え、
全米で人気のあった「英雄」の職を解いた結果、ト
ルーマンの支持率は現職大統領として最低まで落ち
込みました。しかし長い目で見ると「責任は私が取
る」との態度は有権者の信頼につながり、没後半世
紀たった今も「米軍将兵の命を救った偉大な大統領
」として慕われています。
 
 バイデン大統領はどうでしょう。
 
就任当初からカリフォルニア、アリゾナ、テキサス
の国境警備を疎(うと)んじボーダー危機を招きま
したが、83万人強の不法移民が国内に居座る現在
も不手際を一切認めていません。
 
 アフガニスタン撤退では多くの米国市民を置き去
りにしたうえ、大量の武器弾薬をタリバン勢力に鹵
獲される大失態を犯しました。が、バイデン大統領
は「撤退作戦は大成功」と強弁。武器を捨て敗走し
たアフガン国軍の内実を見逃したうえ、カブール陥
落を予測できなかったオースチン国防長官ならびに
ミリー統合参謀本部議長も責任を問われないまま留
任しています。
 
 環境重視の金看板をあげ、キイストーン・パイプ
ライン建設をキャンセルし米国内の新規石油・天然
ガス掘削も禁じたバイデン氏ですが、ガソリン価格
の高騰とインフレで支持率は3割台まで急落。後先
考えず「石油高はプーチンのせいだ」「石油メジャ
ーが意図的に価格を吊り上げて暴利を貪っている」、
果ては全米ガソリンスダンドのオーナーらに「同胞
市民らを救うために価格を下げろ。それが戦時の愛
国心というものだ。今すぐやれ」などとツイートし
たものの逆効果。敵視する石油業界からは「エネル
ギー自給自足を捨てる誤った政策が現在のインフレ
につながった」とやり込められる始末。Amazonを起
ち上げたジェフ・ベゾス氏をはじめとする実業界の
大立者らにも「市場経済が分かっていない」と痛い
ところを突かれました。
 
 一連のエピソードが示すのは、決して責任を取ろ
うとしないバイデン氏の姿。非を認めず、誤りから
学ぶことができない性格を浮き彫りにしています。
国のトップが他に責任を押し付けるようでは人心は
離れます。人々は廉恥心(れんちしん)なき指導者
に信をおくことはなく、したがって、バイデン大統
領に米社会の分断を癒すことなどできるはずがあり
ません。
 
 ちなみに、米自動車会社大手のGMは昨年「2035年
までにガソリン車の製造をやめ電気自動車(EV)に
転換する」と発表しました。バイデン政権の脱炭素
政策に忖度した経営決断です。しかしながら、航続
距離が短く再充電に時間がかかるEV車では、広大な
北米大陸を縦横に走り回るのはまだまだ困難。
 
 延々と無人地帯が広がる南西部砂漠地帯の随所に
いかに充電ステーションを誘致するのか?
 
2憶5千万台以上あるガソリン車をすべてEVに置き
換えた場合、必要となる膨大な追加電力はどう賄う
のか?
 
EV化で失職する多くの熟練組立工や街のメカニッ
ク、ガソリンスタンド経営者らの処遇はどうするの
か?
 
 事程左様に、自動車産業界のEV化をめぐる問題
はすべて洗い出されている訳ではありません。にも
かかわらず、「脱炭素大号令」で見切り発車した感
が否めません。EV大転換で社会的、経済的に大き
な不都合が生じたとき、バイデン氏は誰に責任を転
嫁するのか・・・
 
 翻って日本は? 今夏の電力危機に関し、防衛問
題研究家の桜林美佐氏が『美佐日記』第178回で
「今のような原発も火力発電もやめようという方針
ではどう考えても事態が好転するはずがない」と指
摘されています。
 
 実際、日本政府は2015年までの二酸化炭素排出実
質ゼロを表明していますが、この脱炭素政策がバイ
デン政権への媚びへつらいだとしたら「亡国のエネ
ルギー政策」だと言わざるを得ません。風任せ、天
気任せの再生可能エネルギーだけで日本の経済活動
を維持していくことは不可能。にもかかわらず、電
気使用者には風力や太陽光発電を普及・促進するた
めに再エネ賦課金が課され、電気代の高騰につなが
っています。これが庶民の家計や日本のお家芸であ
る製造業をひっ迫しているのです。
 
石油と天然ガスを海外に依存せざるを得ない日本に
は、アメリカとは全く異なるエネルギー事情があり
ます。“The Buck Stops Here”を解さぬバイデン
政権に追従する必要はありません。将来の電力枯渇
から国民と日本経済を救うためには、
 
「責任は私が取る。再エネ賦課金はやめ、エネルギ
ー政策も見直す」
 
と言える総理が不可欠です。
 
読者諸氏はどうお考えでしょう?
 
 
□フィンランドのNATO加盟(1)──ロシアの攻撃
を阻止する雪中戦訓練

兵器は人が生存をかけて使う道具。生き延びるため
には相手より優れた武器を持たねばなりません。兵
器開発競争が文明の黎明から今日まで途切れなく続
いているのはこのためです。よく指摘される武器の
効用に「抑止力」(deterrence)があります。
刀を抜かずとも相手を委縮させ対峙を防ぐ「鞘の内
の勝ち」の如く、敵に攻撃を思いとどまらせる圧倒
的な破壊力のことです。「平和を望むがゆえに兵器
を手放せない」。人類が陥って久しいこのジレンマ
の裏面が「抑止力」なのです。
「加藤大尉の軍隊式英会話:兵器編」では、それぞ
れの武器が持つ抑止力に着目。兵器と平和の関係を
考えていくことにします。

 先月マドリードで行なわれたNATO加盟国首脳会議
で、これまで中立国だったスウェーデンとフィンラ
ンドの加盟申請が認められました。今回から数回に
わたり、まず、対露情勢をめぐりフィンランドのN
ATO加盟が意味するところを探ります。

 フィンランドは西はスウェーデン、北はノルウェ
ー、東はロシアと国境を接する民主国家です。総人
口550万人強。陸海空国防軍合わせ常備兵力は比較
的小ぶりな2万2千人ですが、18歳以上の男性には
徴兵義務があります。したがって有事には、自衛隊
に匹敵する28万人の動員が可能だとされています。

 フィンランドは徴兵制を取っていることもあり、
市民の銃器所持に寛容です。200万丁以上の小火器
を民間人が所有、利用しています。銃器製造にも秀
(ひい)で、SAKOやVALMET、TIKKAなど世界的に知
られた銃器メーカーがあります。
このような国柄も、高い国防意識につながっている
ものと思われます。

 1939年末、ソ連軍がフィンランドに侵攻し「冬戦
争」が勃発。フィンランドは国土の1割を失ったも
のの頑強な抵抗で独立を維持しました。続く第2次
世界大戦でも、フィンランド軍はソ連軍に大損害を
与え、終戦前の1944年に休戦合意を達成。
おかげでフィンランドは、ソ連に占領された東欧諸
国のように衛星国として社会主義化の憂き目を見る
ことはありませんでした。以来、同国はNATOにもワ
ルシャワ条約機構にも加わらず、中立国として現在
に至っています。

 冷戦中はソ連製の戦闘機や自動小銃、戦車などを
使用していましたが、ソ連崩壊後は西側諸国からの
調達が主になっています。ドイツ製のレオパルト2
主力戦車ならびにアメリカ製のF/A-18ホーネット戦
闘攻撃機などが代表例です。

 フィンランド陸軍は上記レオパルト2戦車240
両に加え、旧ソ連製のBMP-2やスウェーデン製CV9030
などの歩兵戦闘車220両、装甲兵員輸送車1000両、
自走榴弾砲と牽引野砲合わせて1000門、多連装ロケ
ットシステム60両、アメリカと共同開発した地対空
ミサイルシステムNASAMSを運用しています。フィン
ランド人の高い国防意識を加味すると、決して侮れ
ない重武装です。

 自衛隊と同じく、フィンランド陸軍の任務は郷土
防衛に特化しています。したがって、厳しい冬場の
気象条件下でも戦闘任務が行なえるよう雪中戦訓練
が実施されています。これには、北極圏の冬を生き
延びるための基礎技術習得も含まれます。

 ちなみに、わたしもアラスカ大学ROTC(予備役士
官訓練部隊)時代、冬季サバイバル訓練に参加しま
した。フィンランド同様、アラスカ内陸部では氷点
下20度以下になることがざらでした。冬場、外気で
冷えた金属に触れると皮膚が張り付いてしまいます。
パニックを起こして振り解こうとすると、皮膚が剥
がれる恐れがあります。ドアノブであれ、小銃の機
関部であれ、戦車の車体やハッチであれ、迂闊に触
ることは禁物です。また、車両に給油する際も四肢
にこぼさぬよう注意が要ります。燃料は氷点下20度
でも液体のままなので、うっかりこぼせば瞬時に凍
傷にやられるからです。

 冬のロシア軍侵攻に備え、フィンランド陸軍の将
兵も同様のサバイバル訓練を受けているものと思わ
れます。敵を倒す前に、まず、極地の冬を生き延び
るノウハウが必要なのです。


教材ビデオ:
 #Finland in #NATO - Ma
jor headache for #Russi
a ! - YouTube

https://www.youtube.com
/watch?v=LzCioy5TjWo&li
st=PLk2kWhtlkeERNmHhjjw
D0qbox5r9ZGvvh&index=25
0
(本エピソードは2:14から始まります)
 
基本語彙(カタカナ表記は大雑把なものです)
Conflict(コンフリクト)紛争
Master(マスター)使いこなす
Arctic warfare(アークティック・
ウォーフェアー)雪中戦
Thwart(スウォート)阻止する

シナリオ(カウンターを4:02に合わせてくださ
い)

Instead of focusing on
foreign conflicts, Finl
and’s army has been tra
ined for decades to mas
ter its own territory i
ncluding Arctic warfare
 with the specific aim
of thwarting a potentia
l Russian attack.

 (フィンランド陸軍は数十年にわたり、海外紛争
に取り組むのではなく自国領土防衛に熟達する訓練
を行なってきた。これにはロシアによる潜在的攻撃
を阻止するための雪中戦も含まれる)

(今回のエピソードは8:07まで続きます)

英語一言アドバイス: arctic は「北極圏
の」とか「極寒の」という意味があります。本ビデ
オに登場する arctic warfareは直
訳すると「北極圏戦闘」ですが、「雪中戦」のほう
が日本語として自然です。これは氷点下の天候で積
雪の中で行なう作戦行動を指します。防寒具はもち
ろんのこと、武器や車両にも雪や氷に対する配慮が
必要です。

発音サイト:
 arcticの発音 arctic prono
unce - Google 検索
https://www.google.co.j
p/search?q=arctic+prono
unce&ei=3xPCYsXVHtfAkPI
P3t-umAw&ved=0ahUKEwiFw
fSd3t34AhVXIEQIHd6vC8MQ
4dUDCA4&uact=5&oq=arcti
c+pronounce&gs_lcp=Cgdn
d3Mtd2l6EANKBAhBGABKBAh
GGABQAFgAYABoAHAAeACAAQ
CIAQCSAQCYAQA&sclient=g
ws-wiz
warfareの発音 warfare pron
ounce - Google 検索
https://www.google.co.j
p/search?q=warfare+pron
ounce&ei=5xPCYsLTGoTXkP
IPj_i58Aw&ved=0ahUKEwiC
49ih3t34AhWEK0QIHQ98Ds4
Q4dUDCA4&uact=5&oq=warf
are+pronounce&gs_lcp=Cg
dnd3Mtd2l6EAMyBAgAEBMyD
AgAEB4QDxAHEAUQEzIICAAQ
HhAFEBMyCAgAEB4QBRATMgg
IABAeEAgQEzIICAAQHhAIEB
MyCAgAEB4QCBATMggIABAeE
AgQEzIICAAQHhAIEBMyCAgA
EB4QCBATOgcIABBHELADOgY
IABAeEAc6CAgAEB4QCBAHOg
QIABBDOgUIABCABDoECAAQD
ToKCAAQHhAPEAgQBzoMCAAQ
HhAPEAgQBxAKSgQIQRgASgQ
IRhgAUKEFWPgYYJghaAFwAX
gAgAFyiAHGC5IBAzkuNpgBA
KABAcgBCsABAQ&sclient=g
ws-wiz

参考サイト:
 雪中戦 雪中戦 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.or
g/wiki/%E9%9B%AA%E4%B8%
AD%E6%88%A6
米陸軍のアラスカ州雪中戦訓練センター Nort
hern Warfare Training C
enter preparing Soldier
s to become Arctic Expe
rts | Article | The Uni
ted States Army
https://www.army.mil/ar
ticle/252226/northern_w
arfare_training_center_
preparing_soldiers_to_b
ecome_arctic_experts
フィンランド陸軍 フィンランド陸軍 - Wik
ipedia
https://ja.wikipedia.or
g/wiki/%E3%83%95%E3%82%
A3%E3%83%B3%E3%83%A9%E3
%83%B3%E3%83%89%E9%99%B
8%E8%BB%8D



(かとう・たかし)



●著者略歴
 
加藤喬(かとう・たかし)
元米陸軍大尉。都立新宿高校卒業後、1979年に渡米。
アラスカ州立大学フェアバンクス校他で学ぶ。88年
空挺学校を卒業。
91年湾岸戦争「砂漠の嵐」作戦に参加。米国防総省
外国語学校日本語学部准教授(2014年7月退官)。
著訳書に第3回開高健賞奨励賞受賞作の『LT―あ
る“日本製”米軍将校の青春』(TBSブリタニカ)、
『名誉除隊』『加藤大尉の英語ブートキャンプ』
『レックス 戦場をかける犬』『チューズデーに逢う
まで』『ガントリビア99─知られざる銃器と弾薬』
『M16ライフル』『AK―47ライフル』『MP5サブ
マシンガン』『ミニミ機関銃』『MP38/40
サブマシンガン』(いずれも並木書房)がある。
 
 
追記

『MP38/40サブマシンガン』
https://amzn.to/3yvXWrj
※最新刊!

『ミニミ軽機関銃』
https://amzn.to/3gGpNcq
※大好評発売中

「MP5サブマシンガン」
http://okigunnji.com/url/14/
※大人気継続中

『AK-47ライフル』
http://amzn.to/2FVniAr
※根強い人気

『M16ライフル』発売中♪
http://amzn.to/2yrzEfW

『ガントリビア99』発売中!
https://www.amazon.co.jp/dp/4890633456/
 
『アメリカンポリス400の真実!』発売中
https://www.amazon.co.jp/dp/4890633405
 
『チューズデーに逢うまで』発売中
http://www.amazon.co.jp/dp/489063326X
 
『チューズデーに逢うまで』関係の夕刊フジ
電子版記事(桜林美佐氏):
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150617/plt1506170830002-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150624/plt1506240830003-n1.htm
 
『レックス 戦場をかける犬』発売中
http://www.amazon.co.jp/dp/489063309X 
 
『レックス 戦場をかける犬』の書評です
http://honz.jp/33320

オランダの「介護犬」を扱ったテレビコマーシャル。
チューズデー同様、戦場で心の傷を負った兵士を助ける様子が
見事に描かれています。
ナレーションは「介護犬は目が見えない人々だけではなく、
見すぎてしまった兵士たちも助けているのです」
http://www.youtube.com/watch?v=cziqmGdN4n8&feature=share
 
 
 
きょうの記事への感想はこちらから
 ⇒ https://okigunnji.com/url/7/
 
ブックレビューの投稿はこちらから
http://okigunnji.com/url/73/
 
---------------------------------------
 
日本語でも英語でも、日常使う言葉の他に様々な専
門用語があります。
軍事用語もそのひとつ。例えば、軍事知識のない日
本人が自衛隊のブリーフィングに出たとしましょう。
「我が部隊は1300時に米軍と超越交代 (passage of
lines) を行う」とか「我がほう戦車部隊は射撃後、
超信地旋回 (pivot turn) を行って離脱する」と言
われても意味が判然としないでしょう。
 
 同様に軍隊英語では「もう一度言ってください」
は "Repeat" ではなく "Say again" です。な
ぜなら前者は砲兵隊に「再砲撃」を要請するときに
使う言葉だからです。
 
 兵科によっても言葉が変ってきます。陸軍や空軍
では建物の「階」は日常会話と同じく "floor"です
が、海軍では船にちなんで "deck"と呼びます。 
また軍隊で 「食堂」は "mess hall"、「トイレ」
は "latrine"、「野営・キャンプする」は "to bivouac" 
と表現します。
 
 『軍隊式英会話』ではこのような単語や表現を取
りあげ、軍事用語理解の一助になることを目指して
います。
 
加藤 喬
----------------------------------------
 
 
PS
弊マガジンへのご意見、投稿は、投稿者氏名等の個
人情報を伏せたうえで、メルマガ誌上及びメールマ
ガジン「軍事情報」が主催運営するインターネット
上のサービス(携帯サイトを含む)で紹介させて頂
くことがございます。あらかじめご了承ください。


最後まで読んでくださったあなたに、心から感謝し
ています。
マガジン作りにご協力いただいた各位に、心から感
謝しています。
そして、メルマガを作る機会を与えてくれた祖国に、
心から感謝しています。ありがとうございました。

-----------------------------------------
メールマガジン「軍事情報」
発行:おきらく軍事研究会
(代表・エンリケ航海王子)

■メルマガバックナンバーはこちら
http://okigunnji.com/url/105/

メインサイト:
https://okigunnji.com/

問い合わせはこちら:
https://okigunnji.com/url/7/

メールアドレス:
okirakumagmag■■gmail.com(■■を@に置
き換えてください)
------------------------------------------
 

配信停止はコチラから
https://1lejend.com/d.php?t=test&m=example%40example.com
 
----------------------------------
投稿文の著作権は各投稿者に帰属します。
その他すべての文章・記事の著作権はメー
ルマガジン「軍事情報」発行人に帰属し
ます。

Copyright (C) 2000-2022 GUNJIJOHO All rights reserved.