配信日時 2022/07/11 08:00

【桜林美佐の「美佐日記」(179)】「言葉」も人を傷つける凶器──自覚なき大手メデ ィアの責任   桜林美佐(防衛問題研究家)


安倍さんが死んだ。

衝撃は深く広く言葉にできない。

身を引き裂かれる辛さとはこのことか。

自分の一部も死んだ。

これ以上何もいいたくない。何も考えたくない。
知りたくない。


安倍晋三総理に衷心より哀悼の誠を捧げますととも
に、関係者御遺族の皆様に心からのお見舞いの言葉
を申し上げます。


エンリケ

追伸1
この時期に、心からのことばをメルマガにお届けく
ださった桜林様に、深く感謝とお礼を申し上げます。


追伸2
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桜林美佐の「美佐日記」(179)

「言葉」も人を傷つける凶器──自覚なき大手メデ
ィアの責任

桜林美佐(防衛問題研究家)

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おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』、令和4年7月の今回
は179回目となります。

あまりの衝撃で、言葉が見つかりません。安倍元総
理が遊説中の奈良で銃弾に斃れるという信じられな
いことが起きました。

多くの人も感じているようですが、これまでのマス
コミ報道ではずっと安倍イジメと言っていい表現が
あったのに、この事件を受け「許せない」といった
ことを口々に言う白々しさを感じています。

「アベ」と総理を一般国民が呼び捨てにするのを耳
にする度に不愉快に思っていましたが、マスメディ
アに知り合いのいる方はご存じのように、大手メデ
ィアには安倍さん嫌いがとても多いのです。

そういう人たちが放送などで発信するわけですから、
市井の人が影響を受けるのは当然で、そのことに
対する自己反省はせずに偽善的な言葉が聞かれるの
はなおさら気分が悪くなります。

ただ、一方で、メディア関係者の安倍批判は、本心
から「この人が日本を戦争をする国にする」と思い
込み、不安を抱いていたことから生まれている場合
も多くありました。

実際に私自身も、第二次安倍政権の発足直後、その
ような心底からの恐れを何人かの人に吐露されたこ
とがありました。

多くが東大や早慶といった一流大学を出た人たちで
す。一体なぜ?そこまで言うのか?とても不思議で
もありましたが、とにかくその考えが報道や表現に
繋がり、それを視聴者が信じる、そんな循環があっ
たのです。

一流大出身ではない、でも、血筋は良い、といった
経歴が気に入らないという感情的なものも大きいよ
うな気がします。

その影響で、知り合いの女性は芸能人の自殺が安倍
さんと何か関係しているとか言っていましたし、他
の知り合いも日本は安倍さんに「支配されている」
と真顔で言っていたことをよく覚えています。

市民をこれほどまでに洗脳させたのは、あの人は恐
ろしいという説を最初に流布したメディアや評論家
たちではないでしょうか。

そこを顧みない人たちの「暴力は許さない」の言葉
は虚しく響きます。「言葉」は人を傷つけ、死に至
らしめることもある凶器です。

その言葉による数々のいじめに堪え、跳ね返してき
た人が、あのような簡易的道具に屈するなどという
ことはあってはならない。その思いしかありません
。非常に悔しく悲しいです。

最愛の人を失ったご家族への祈りを続けます。


 
<おしらせ>
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衛産業や自衛隊についてお話しています。ナビゲー
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(さくらばやし・みさ)



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【著者紹介】
桜林美佐(さくらばやし・みさ)
昭和45年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フ
リーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を
制作。その後、国防問題などを中心に取材・執筆。
著書に『奇跡の船「宗谷」─昭和を走り続けた海の
守り神』『海をひらく─知られざる掃海部隊』『誰
も語らなかった防衛産業[改訂版]』『武器輸出だ
けでは防衛産業は守れない』『防衛産業と自衛隊』
(いずれも並木書房)、『終わらないラブレター─
祖父母たちが語る「もうひとつの戦争体験」』(P
HP研究所)、『日本に自衛隊がいてよかった』(産
経新聞出版)、『ありがとう、金剛丸─星になった
小さな自衛隊員』(ワニブックス)。月刊「テーミ
ス」に『自衛隊密着ルポ』を連載中。新刊『誰も語
らなかったニッポンの防衛産業』(産経NF文庫)



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