配信日時 2022/07/01 20:00

【加藤大尉の軍隊式英会話:兵器編】 新型ICBMサルマト(3)──欧米への警告   加藤喬(元米陸軍大尉)

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ライターの平藤清刀です。陸自を満期除隊した即応
予備自衛官でもあります。
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どうぞ
 
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こんばんは。エンリケです。

加藤さんが翻訳した武器本シリーズ最新刊が
出ました。

今回は、
WW2でドイツ国防軍が使用。WW2で最も知られた兵器
の1つであり、生産停止後も独自の存在感を発揮し
続けた伝説の名銃・MP38&MP40サブマシンガンです。

『MP38&MP40サブマシンガン』
アルハンドロ・デ・ケサダ (著), 床井 雅美 (監
修), 加藤喬 (翻訳)
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武器オンチの日本人に
特におススメです。


こんかいも、きわめて重要なポイントが
冒頭文で指摘されています。


さっそくどうぞ


エンリケ


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加藤大尉の軍隊式英会話:兵器編 Takashi Kato  

新型ICBMサルマト(3)──欧米への警告

加藤喬(元米陸軍大尉)

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□この大統領で大丈夫か?──行き当たりばったり
のバイデン政権

米「ニューヨーク・タイムズ」紙電子版5月19日
付は、米上院がウクライナに対する400億ドル(3兆
6千億円相当)の緊急支援を可決したと報じました。
日本の2021年度防衛予算の半分以上に匹敵する途方
もない金額で、「ロシア軍を恒久的に弱体化する」
としたオースチン国防長官の発言が裏打ちされたカ
タチです。
 
バイデン大統領も「民主主義のためにウクライナと
共に立つ費用は決して安いものではないが、ロシア
の武力に屈すればもっと高いものにつく」との声明
を出しています。もちろんウクライナにこれだけの
額を返済することはまず不可能。兵器の補充で軍産
複合体は潤うにしても、貧乏くじを引かされるのは
納税者でしょう。
 
 一方、2000年以降築き上げてきた地位と権威をか
けウクライナに侵攻したプーチン大統領としても、
いまさら後には引けない状況。戦争を長期化させて
西側の戦意を挫き、ウクライナ東部を併合する決意
は揺らいでいません。
 
 そんななか、ゼレンスキー大統領は5月14日、
全野党を非合法化する法案に署名。戒厳令下の臨時
措置とはいえ、政府に従わない意見を封じる行為は
プーチン氏と変わりません。ウクライナは一党独裁
国になった訳で、欧米諸国が掲げる「民主主義を守
る」という金看板のメッキが剥がれたことになりま
す。
 
 そのうえ、ウクライナに送られた武器弾薬の追跡
と管理が一切行なわれていない事実も判明。戦争終
結後、過激なウクライナ民族主義者の手に渡ったり
闇市場に出回ったりすれば、アフガン国軍の米国製
兵器がタリバンに鹵獲(ろかく)された失態の二の
舞になりましょう。ところがバイデン氏やペロシ下
院議長ら民主党重鎮は、こういった潜在的危機を一
顧だにしていません。バイデン大統領は失敗から学
ばず、ペロシ氏には慧眼がなく、民主党議員全般に
も将来を見通す展望が欠けている証しでしょう。
 
 ウクライナでの戦いが米露代理戦争の様相を帯び
るに従い、NATO諸国への戦火拡大や米露が核で
対峙する最悪のシナリオはじわりと現実味を増して
います。こういった不安を背景に、6月6日付「アル
ジャジーラ」電子版はNATO事務総長ストルテンベル
グ氏の発言として「和平の見返りに、ウクライナは
主権もしくは領土の消失を受け入れなければならな
いかも知れない」と報じ、全ヨーロッパの巻き込み
を厭わないゼレンスキー政権を暗にけん制していま
す。英米とは異なり、自国が戦場になりかねない欧
州諸国の厭戦気分が滲んでいるように感じられます。
 
 実はすでにアメリカでも、ウクライナ離れが始ま
っています。より強力な武器を際限なく要求するゼ
レンスキー大統領に対し、有権者らが「アメリカは
貴国を支援し続けるが、それにも限度がある」と戦
争疲れを感じていることがひとつ。より大きな理由
は、米露直接対峙の危険を押して対露攻勢を強める
バイデン大統領に、人々が「この指導者に付いて行
って大丈夫か?」と不安を感じ始めているからです。
バイデン氏の舵取り手腕全般に疑問符がついたと
言ってよいでしょう。以下、現在のアメリカで喫緊
(きっきん)の課題であるガソリン価格高騰を例に
説明します。
 
 大統領候補だった2019年、ニューハンプシャ
ー州での支持者集会でバイデン氏は「化石燃料の時
代を終わらせる」と述べ、石油・天然ガス業界に対
する宣戦布告ともとれる演説を行ないました。トラ
ンプ政権が達成したエネルギー自給体制を犠牲にし
ても、自党の環境保護主義者を取り込んで指名を獲
得するためでした。国益無視の姿勢は就任後より顕
著になり、アメリカの競争力を削ぐ環境保護関連の
大統領令を連発。カナダとアメリカを結ぶキイスト
ーン・パイプライン計画中止を皮切りに、アラスカ
やメキシコ湾など連邦政府の所有地における新たな
石油掘削を禁止したのです。
 
 またパリ協定復帰を政局として利用し「2050年ま
でに温室効果ガスの排出をゼロにする」と高らかに
宣言しました。もっとも常識に照らせば、風任せ、
天気任せの再利用可能エネルギーだけで米経済を維
持できるはずはなく、バイデン氏の脱炭素ユートピ
アは絵に描いた餅に過ぎません。
 
 にもかかわらず、同氏の反化石燃料キャンペーン
によって石油関連企業への投資が手控えられるよう
になり、新たな製油施設建設の機運は雲散霧消した
のです。
 
エネルギー自給体制を自ら手放したアメリカでは、
バイデン政権の2年間ガソリン価格が上がり続けて
きました。そこに降って湧いたのがウクライナ戦争
だったのです。「プーチン憎し」のバイデン大統領
はロシア産石油の世界市場締め出しを主導しました
が、この措置が回りまわって原油価格を押し上げる
結果になり自国民の生活をひっ迫させています。先
を見通すことができず、その場の感情のみで動く指
導者に付き物の「ブーメラン現象」です。
 
 この2か月で倍以上値上がりしたガソリン価格は、
日常生活に自動車が欠かせない全米市民の懐を直
撃。ガソリンを入れるたびに、バイデン氏へ不満と
怒りが高まる世相を生んでいます。その上、輸送費
の高騰はありとあらゆる小売価格に上積みされ未曽
有の物価高を現出したのです。
 
3割台まで急降下した支持率に危機感を覚えた大統
領は、大手石油会社に公開書簡を送りつけ「石油メ
ジャーは製油量を意図的に下げてガソリン価格を高
騰させ暴利を貪っている。戦時にあっては、もっと
ガソリンを供給するのが愛国者の義務だ」と声高に
非難。しかし、世論を味方につける目論見は外れ、
逆にシェブロン社やエクソンモービル社から「国産
石油と天然ガスの増産を妨げ、製油施設拡充の機運
を削ぐ誤った政策が今日のインフレを助長した」と
やりこめられる始末。
 
しかもこの期に及んで、人権問題をめぐり関係が冷
え込んだサウジアラビアや、何と宿敵のイランにま
で「石油増産」を打診する無節操ぶりを露呈しまし
た。
 
 それに加えて、エネルギー省長官のジェニファー・
グランホルム氏が「ガソリン価格の高騰が、風力
や太陽光発電に切り替えるべき理由を示している」
と発言し庶民の神経を逆なでしたこと、ホワイトハ
ウス高官が「電気自動車(EV)を買えばガソリン
高騰の影響を受けない」とインフレに喘ぐ市民を揶
揄したことも、同政権と有権者の感覚が乖離してい
る現実を示唆しています。
 
 事程左様に、バイデン政権の政策は終始一貫して
場当たり的です。長期的国益を見通す眼力と大局的
展望がないので、何が起きても条件反射的な対応に
終わるのです。「プーチンを政権の座に留めておい
てはいけない」とか、台湾防衛をめぐり「米軍は軍
事介入する」とかの「失言と撤回」に、米有権者が
「この大統領で大丈夫なのか」と危惧したとしても
無理はありません。
 
 翻って日本はどうか。本稿執筆時の6月23日、
「産経新聞」電子版が「岸田総理が近く外遊し、ス
ペインでNATO首脳会議に出席する」と報じました。
民主主義と正義という価値で結ばれた米国やNATO諸
国と連帯し、ロシアを牽制する狙いでしょう。しか
し、岸田流外交重視の政治決断は凶と出るのではな
いか・・・
 
総理がこのタイミングでNATO会議出席を断行すれば、
米国主導のNATOと実質的な戦争状態にあるロシアは、
まず間違いなく日本を「敵国」と見なします。日本
は「仮想敵国」ではなく「交戦国」になるのです。
 
岸田総理が反ロシア姿勢を明確にすることに異議は
ありません。が、日本には自力本願で独立と平和を
守り抜く力がいまだない。にもかかわらず、「有事
にはアメリカが守ってくれる」という前提でロシア
を敵に回す決断をしたのです。物事の順序が逆さま
です。
 
ウクライナ戦争が如実に示したように、ロシアの核
を物ともせず外国を守る盟邦など存在しません。行
き当たりばったりのバイデン政権ならなおさらです

 
本文でも触れましたが、プーチン大統領は今年中に
新型ICBMサルマト配備を完了する計画です。このミ
サイルは米国の現行迎撃システムでは対処しきれな
い性能を秘めています。したがって、仮にプーチン
大統領が日本侵攻を決意した場合、サルマトによる
米本土攻撃を示唆し米参戦阻止を図ってくるのは確
実です。
 
米市民3億3千万の何割かが核攻撃で消滅する事態
を突き付けられれば、バイデン大統領が日米安保に
忠義立てする保証はありません。梯子を外された日
本はウクライナの二の舞を舞い、東京、大阪、名古
屋、広島など主要都市はマリウポリやセベロドネツ
クのごとく焦土と化すでしょう。
 
国民の生命財産を守るのが国であり、総理大臣はそ
の最高責任者。したがって岸田氏は「日米安保は紙
に書いた約束だ」という事実を肝に銘じ、最悪の事
態に備えるべきです。拙速(せっそく)なNATO
会議出席は「力なき正義」であり、「力なき正義」
とは取りも直さず、国民全体を危険にさらす危険で
軽率な賭けなのです。
 
ちなみに、プーチン氏は力の信奉者。彼の冷酷な碧
眼に平和憲法や「広島の出自」をかざしても護符の
効果はありません。計算高い独裁者が一目置くのは
武力のみ。日本自前の核抑止力だけです。世界第3
位の経済力と高度の技術力を結集すれば、日本は必
ず存立、独立、平和を自力で守ることができます。
 
バイデン大統領の迷走ぶりを見るにつけ、日本の政
治家諸氏に「アメリカ離れ」と「自力本願の抑止力」
を進言したくなるこの頃です。来る7月の参院選で
は安全保障も争点。読者の方々におかれましては、
国の存立にかける決意を一票に託してくださるよう
切にお願い致します。



▼サルマトICBM(3)欧米への警告

兵器は人が生存をかけて使う道具。生き延びるため
には相手より優れた武器を持たねばなりません。兵
器開発競争が文明の黎明から今日まで途切れなく続
いているのはこのためです。よく指摘される武器の
効用に「抑止力」(deterrence)があります。刀を抜
かずとも相手を委縮させ対峙を防ぐ「鞘の内の勝ち」
の如く、敵に攻撃を思いとどまらせる圧倒的な破壊
力のことです。「平和を望むがゆえに兵器を手放せ
ない」。人類が陥って久しいこのジレンマの裏面が
「抑止力」なのです。
「加藤大尉の軍隊式英会話:兵器編」では、それぞ
れの武器が持つ抑止力に着目。兵器と平和の関係を
考えていくことにします。
ロシアの最新鋭ICBM(大陸間弾道弾)サルマトの3
回目はミサイルを収納、保護するサイロを取り上げ
ます。

DLI時代、教え子の空軍女性大尉が見慣れない徽章
を付けていました。聞いてみれば「ミサイル発射担
当士官バッジ」との答え。発射管制所に詰め、四六
時中最終戦争に備えるスペシャリストを示すシンボ
ルだったのです。

 後年、改装されたタイタン・ミサイルの発射施設
を訪れました。広漠たるアリゾナ砂漠に設けられた
ミサイル・サイロは、注意して見ていないと存在す
ら分かりません。数トンもある防爆ドアに守られた
発射施設は、すべて地下深く構築されているからで
す。

 1963年から20年間、ここで教え子のようなミサイ
ル士官が連日連夜、ソ連の核攻撃に備えていました。
全米に54か所あったタイタン・ミサイル・サイロの
うち、現在残っているのはここだけです。冷戦時代
の遺産と言えましょう。

 鋼鉄製の分厚い扉から10メートル下の発射管制
所に降りると、そこは自家発電機や空気浄化装置を
備え、外部と完全に遮断された世界。三層からなる
円柱状の施設は厚さ1メートルの鉄筋コンクリート
製で、士官らが座るシートには4点式安全ベルトが
付いています。これは近隣で核爆発が起きた場合、
床に投げ出されないためだったそうです。

初期のタイタン・ミサイルは液体燃料をタンクに充
填しておくことができず、発射命令後、燃料注入に
約15分かかりました。タイタン2型ではこの欠点
を克服し、発射までの時間は58秒に短縮されてい
ます。

 ロシアが配備中のサルマトは、総重量でタイタン
2型を50トン上回る大型液体燃料ミサイル。命令
から発射までの過程は高度に自動化され、約60秒
以内だとされています。とは言え、厚さ10メート
ルの鉄筋コンクリートを貫通し、命中精度1メート
ル以内というバンカーバスター・ミサイル(掩蔽豪
破壊ミサイル)が使用される今日、サイロ内のサル
マトは極めて脆弱です。

 そこでロシア軍は、飛来する核弾頭や巡航ミサイ
ル、バンカーバスター弾を迎撃しサイロ内のサルマ
トを守る、二段構えの積極的防衛システムを開発し
ました。

弾道を描いて落下してくるICBMに対しては、最大射
程600キロのS-500弾道弾迎撃ミサイルで対応し、よ
り撃破が難しい巡航ミサイルとバンカーバスター弾
にはモズイリと呼ばれる独特の兵器が使われます。
詳細は不明ですが、多連装の砲身から直径30ミリの
弾丸4万発を目標に向け発射し「鉄の雲」を形成、
サイロの数キロ上空で破壊するというアイデアです。
超弩級の散弾銃とも言え、何事につけハイテク志向
より実用的解決策を好んだ旧ソ連を彷彿とさせる発
想だと思います。

 プーチン大統領は今年中に地上配備ICBMの9割を
サルマトに置き換えると公言しています。実現すれ
ば、アメリカの動きを封じる強力な核カードになる
のは確実です。

教材ビデオ:
 Warning to the West -#Russia tests #Sarmat I
CBM most destructive individual platform ! - Y
ouTube

https://www.youtube.com/watch?v=yG7W6938xQU&list=PLk2kWhtlkeERNmHhjjwD0qbox5r9ZGvvh&index=245
(本エピソードは6:49から始まります)
 
基本語彙(カタカナ表記は大雑把なものです)
Silo(サイロウ)ミサイル格納庫(元来は穀物
貯蔵庫)
Measure(メジャー)手段 方策

シナリオ(カウンターを7:05に合わせてくださ
い)

The Sarmat’s silos will be protected by active
 protection measures including 100 guns capabl
e of firing a metalliccloud of 40.000 30mm bu
llets to an altitude of up to 6 kms.

(サルマトの格納庫は積極的防御手段で守られるこ
とになる。これには4万発の30ミリ弾を「弾丸の
雲」のように高度6キロまで散布する機関砲100
門も含まれる)

(今回のエピソードは8:07まで続きます)

英語一言アドバイス:
 siloは元々トウモロコシなどの穀物を貯蔵する円
 筒形の貯蔵庫のことです。冷戦中、地上配備型の
 ICBMを地下に格納する施設がこれに似ていたため、
 「ミサイル格納庫」と指す言葉にもなりました。

発音サイト:
 siloの発音 silo - GoogleSearch
http://okigunnji.com/url/154/

参考サイト:
部分軌道爆撃システム 部分軌道爆撃システム - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%A8%E5%88%86%E8%BB%8C%E9%81%93%E7%88%86%E6%92%83%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0

サルマトICBM RS-28 (ミサイル) - Wikipedia 
https://ja.wikipedia.org/wiki/RS-28_(%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB)

S-500 迎撃システム S-500 (ミサイル) - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/S-500_(%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB)

ミサイルサイロ ミサイルサイロ - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AD

タイタン・ミサイル博物館Titan Missi
le Museum Map - Titan Missile Museum
https://titanmissilemuseum.org/museum/map/

Titan Missile Museum -Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Titan_Missile_Museum


(かとう・たかし)



●著者略歴
 
加藤喬(かとう・たかし)
元米陸軍大尉。都立新宿高校卒業後、1979年に渡米。
アラスカ州立大学フェアバンクス校他で学ぶ。88年
空挺学校を卒業。
91年湾岸戦争「砂漠の嵐」作戦に参加。米国防総省
外国語学校日本語学部准教授(2014年7月退官)。
著訳書に第3回開高健賞奨励賞受賞作の『LT―あ
る“日本製”米軍将校の青春』(TBSブリタニカ)、
『名誉除隊』『加藤大尉の英語ブートキャンプ』
『レックス 戦場をかける犬』『チューズデーに逢う
まで』『ガントリビア99─知られざる銃器と弾薬』
『M16ライフル』『AK―47ライフル』『MP5サブ
マシンガン』『ミニミ機関銃』『MP38/40
サブマシンガン』(いずれも並木書房)がある。
 
 
追記

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『チューズデーに逢うまで』関係の夕刊フジ
電子版記事(桜林美佐氏):
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150617/plt1506170830002-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150624/plt1506240830003-n1.htm
 
『レックス 戦場をかける犬』発売中
http://www.amazon.co.jp/dp/489063309X 
 
『レックス 戦場をかける犬』の書評です
http://honz.jp/33320

オランダの「介護犬」を扱ったテレビコマーシャル。
チューズデー同様、戦場で心の傷を負った兵士を助ける様子が
見事に描かれています。
ナレーションは「介護犬は目が見えない人々だけではなく、
見すぎてしまった兵士たちも助けているのです」
http://www.youtube.com/watch?v=cziqmGdN4n8&feature=share
 
 
 
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日本語でも英語でも、日常使う言葉の他に様々な専
門用語があります。
軍事用語もそのひとつ。例えば、軍事知識のない日
本人が自衛隊のブリーフィングに出たとしましょう。
「我が部隊は1300時に米軍と超越交代 (passage of
lines) を行う」とか「我がほう戦車部隊は射撃後、
超信地旋回 (pivot turn) を行って離脱する」と言
われても意味が判然としないでしょう。
 
 同様に軍隊英語では「もう一度言ってください」
は "Repeat" ではなく "Say again" です。な
ぜなら前者は砲兵隊に「再砲撃」を要請するときに
使う言葉だからです。
 
 兵科によっても言葉が変ってきます。陸軍や空軍
では建物の「階」は日常会話と同じく "floor"です
が、海軍では船にちなんで "deck"と呼びます。 
また軍隊で 「食堂」は "mess hall"、「トイレ」
は "latrine"、「野営・キャンプする」は "to bivouac" 
と表現します。
 
 『軍隊式英会話』ではこのような単語や表現を取
りあげ、軍事用語理解の一助になることを目指して
います。
 
加藤 喬
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