おはようございます、エンリケです。
175回目の美佐日記です。
サムライ先生が登場します。
今のような時代だからこそ、サムライ先生のような
人財が不可欠ですよね。
とくに、起業精神と実力を持つビジネス界の方に、
目を通してほしい内容です。
さっそくどうぞ!
エンリケ
「自衛官の心意気」(PHP)が文庫化され
「本音の自衛隊」(産経NF文庫)として再出版
されてます! 桜林さんならではの、他では得
難い「何か」が手に入る名著です。
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桜林さんの不朽の傑作
『誰も語らなかった防衛産業』の文庫版が、
潮書房光人新社から
『誰も語らなかったニッポンの防衛産業』
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『自衛官が語る災害派遣の記録』に続く、第2弾
『自衛官が語る海外活動の記録』(桜林美佐監修・
自衛隊家族会編)が発売されています。中東シーレ
ーンの安全確保をめぐって新たな自衛隊派遣が行わ
れているこの時期にタイミングを合わせたような出
版です。現地で自衛官たちが何を思い、どのような
苦労をして、任務をこなしてきたか、25人の自衛
官のリアルな体験記です。
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桜林美佐の「美佐日記」(175)
「サムライ留学生」を育てて親日家を広げる
桜林美佐(防衛問題研究家)
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おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』、令和4年6月の今回
は175回目となります。
最近、改めて山下知緒さんの『サムライ先生日本
語を教える』(*)を読み、改めて爆笑し、改めて
感涙に咽(むせ)びました。実に名著だと思います。
というのは、先日、外国人労働者についてのお話
を聞いてコメントする機会があり、山下さんの経験
談をもう一度読みたくなったのです。
外国人問題のお話をされたのはジャーナリストの
出井康弘さんで、元々はいわゆる戦場ジャーナリス
トとしてイラクなどでも取材活動をしていた方です。
ここ数年、特にコロナによる規制下で、日本にい
る外国人の状況はどうなっているのか気になってい
ました。以前は都心部ではコンビニなどで働いてい
るのはほとんど中国人だという印象がありましたが、
今後、入国が緩和されるとまたそのような光景が戻
るのか、など。
出井さんは、そもそも中国人留学生はここ数年で
減少の一途をたどっているといいます。
所得が増えていることもあり、中国の人々にとって
日本に来てアルバイトをしたり、勉強やキャリアを
積む必要がなくなっていて、観光客が訪日するのは
単に物価が安いから、だそうです。つまり日本には
もはや「安いから」という理由しか訪れる魅力がな
いようなのです。
その一方で急増しているのがベトナム人です。こ
の日記でも書きましたが、地方ではベトナムの人た
ちによってコミュニティが成り立つ構図もあって、
夏祭りの後に清掃作業をする女性たちを見たことが
ありましたし、日本人の若者が少ない地域では特に
溶け込んでいるように感じました。
問題は、彼ら彼女らがしっかりとした体制に支え
られているのかということです。ニュースでも伝え
られていますが、多額の借金をした上で送り出し業
者にお金を払って認可を取得しているなどの問題が
あります。
借金もあるので、コロナ時期でも日本にとどまっ
ていたのは、帰ることができないという理由だった
ようです。
今や産業界は166万人もの外国人労働者を欠か
すことができず、学校も日本語学校のみならず、大
学そして専門学校で留学生頼みの経営となっている
といいます。留学生が9割以上を占めている専門学
校が100校以上になっているのだそうです。
そして山下さんの本にも登場するように、日本語学
校は多くの経営者が中国人や韓国人だというのは仕
方がないとはいえ、やはり残念な実情ですよね。
欧米にある「日本食」店を営んでいるのが韓国人だ
ったりするように、日本でも米軍基地内でバザーな
どがあると韓国と中国の人ばかりが出店していると
いう不思議な光景がどこでもあるようです。
日本人は控えめなので仕方がないですが、いつも書
いているように、本来はわざわざ日本に来て働こう
という人たちに日本人は良い人で良い国だという思
い出を作ってもらい、親日家を広げていくことが戦
略的に行なわれてもいいはずです。
「買い物するのに安くて便利な国」くらいの意識し
か持たれていないとすれば危機感を持つべきです。
『サムライ先生〜』には、ニュースなどで単に「中
国人」とか「ベトナム人」などとしか表記されない
学生たちそれぞれのキャラクターがいきいきと描か
れています。
世間では「外国人労働者問題」といった一括りで表
現される彼らの日々の生活は、実にマイペースでと
ぼけたものだったりします。
でも、ひとつ言えるのは、そんないいかげんに見え
る若者たちが、懸命に日本語を覚え漢字を学んでい
る姿が実際にあり、また山下先生たちのように進路
や生活指導、健康の管理まで面倒をみている方もい
るということです。
外国人労働や日本語学校の存在を「問題」だと捉え
るだけでなく、むしろ山下さんのような「サムライ
先生」をもっと盛り上げる施策はないものでしょう
か。
日本で学び、巣立っていく外国人たちが「サムライ
留学生」として胸を張って母国に帰れる。そんな、
ポジティブな未来予想図を作りたいものです。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございました
!今週が皆様にとって素晴らしい1週間となります
ように!
(*)山下知緒『サムライ先生日本語を教える』
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<おしらせ>
●「自衛官の心意気」(PHP)が文庫化し「本音
の自衛隊」(産経NF文庫)として再出版されまし
た!こちらもどうぞよろしくお願いいたします。
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●月刊誌『丸』にて「誰も知らないニッポンの防衛産
業」連載中です。
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●YouTubeチャンネルくらら「国防ニュース最前線」
はウクライナ危機により、特別番組に変更となって
います。「陸海空 軍人から見たロシアのウクライ
ナ侵攻」の最新版がアップされました。
https://www.youtube.com/watch?v=zj3nM845gMM
●「むすび大学」というYouTube番組に出演
し、防衛産業や自衛隊についてお話しています。ナ
ビゲーターの小田さんは防衛大学校出身とのこと。
3回目がアップされました。
https://www.youtube.com/watch?v=TVeR7z2doeE
(さくらばやし・みさ)
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【著者紹介】
桜林美佐(さくらばやし・みさ)
昭和45年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フ
リーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を
制作。その後、国防問題などを中心に取材・執筆。
著書に『奇跡の船「宗谷」─昭和を走り続けた海の
守り神』『海をひらく─知られざる掃海部隊』『誰
も語らなかった防衛産業[改訂版]』『武器輸出だ
けでは防衛産業は守れない』『防衛産業と自衛隊』
(いずれも並木書房)、『終わらないラブレター─
祖父母たちが語る「もうひとつの戦争体験」』(P
HP研究所)、『日本に自衛隊がいてよかった』(産
経新聞出版)、『ありがとう、金剛丸─星になった
小さな自衛隊員』(ワニブックス)。月刊「テーミ
ス」に『自衛隊密着ルポ』を連載中。新刊『誰も語
らなかったニッポンの防衛産業』(産経NF文庫)
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