こんばんは、エンリケです。
「ライター・渡邉陽子のコラム」
「第3普通科連隊から第3即応機動連隊へ」の七回目。
先週は連隊長でしたが、今週はMCV中隊長の話です。
さっそくどうぞ
エンリケ
追伸
次週の配信はお休みです。
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『ライター・渡邉陽子のコラム (368)』
第3普通科連隊から第3即応機動連隊へ(7)
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■第3普通科連隊から第3即応機動連隊へ(7)
先週は第3普通科連隊長山崎1佐のコメントをご紹介しました。今
回は3連隊のMCV中隊準備隊長にインタビューを行なった際の記事
をご紹介します。
MCV中隊は2022年3月までMCV中隊準備隊として名寄駐屯地で
準備を進めています。
準備隊長の齋藤進之佑3佐は、74式戦車が装備されていた第6戦車大
隊を経て富士学校でMCVに携わった後、準備隊長として名寄にや
って来ました。2022年春、MCV中隊の初代中隊長となります。
「名寄は初めてだったので、来る前に3連隊出身の先輩にどういう
部隊ですかと聞いたら『戦技が強い。そして冬はすごく寒く、スキ
ーも一生懸命やる部隊』と言われました。実際に来た印象としては、
連隊がすごくまとまっていると思いました。入魂式もさまざまな部
隊の協力があり、立派な形で開催していただきました。また、戦力
訓練展示の計画は信頼して一任してくださるなど、懐の深さも感じ
ました」
「準備隊は基本的に第2戦車連隊から異動してきた隊員を中心に構
成されていますが、全国各地から異動してきた隊員も10数名います。
教育は名寄で実施しており、誰も使い方がわからなかったMCVと
いう新しい装備品について、砲の動かし方、操縦の仕方などをひと
つずつ学んでどんどん上達していく姿を見るのはうれしく、やりが
いを感じます。入魂式会場にMCVを運んできた操縦手も先日集合
訓練に行った隊員で、今回はすごく上手に扱えるようになっていま
した」
「私が乗っていた74式戦車と比べると、MCVは射撃の機能もかな
り高度化されている分操作も難しく、すべてがネットワーク化され
ているので74式とはほとんど別物です。また、北海道は装填手のい
ない90式と10式戦車で育った隊員が多いですが、MCVには装填手
がいます。一方、全国各地から来た隊員は74式経験者なので、彼ら
の力を使って装填手を育てています」
コロナ禍ゆえ、部隊全員で集まって交流を図るのが難しい現在、全
国から集まった隊員たちをまとめるのは容易ではないでしょう。そ
こで、携帯で共有グループを作成し、隊員たちは休日にあったこと
などを思い思いに書き込むようにしているとのこと。齋藤3佐が休
日に稚内までツーリングしたことを書き込んだときは、翌日バイク
好きの隊員が話しかけてきて盛り上がったそうです。
どのようなMCV中隊を目指すかも聞きました。
「2点あります。ひとつは目的を明確にしてそれを達成できる部隊
にしたいということ。MCV部隊にはいろいろな任務が与えられる
ことが想定されますが、自分のやることばかりに目がいって連隊全
体を見渡せないと、MCVの戦闘力を十分に使いきれないでしょう。
2師団あるいは即機連がなにを達成したいのかにフォーカスできる
ような部隊になりたいと考えています。もうひとつは、われわれは
機甲科なのでそこはプライドを持ち、機甲科の『機甲斯くあるべし』
を実践できる部隊にしていきたいということです。『機甲科感』は
失わず大事にしていきたいですし、おそらく連隊長もそれを期待さ
れていると思います。各職種がそれぞれのカラーを持ったうえでが
っちりまとまれば精強な部隊になるでしょうし、戦力化に全力を尽
くすとともに北方の即機連の中でいちばんのMCV中隊になれば、
今お世話になっている3連隊への最大の恩返しになると思います」
(つづく)
(わたなべ・ようこ)
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□著者略歴
渡邉陽子(わたなべ・ようこ)
神奈川県出身。大学卒業後、IT企業、編集プロダクション勤
務を経て2001年よりフリーランス。2003年から月刊
『セキュリタリアン』『MAMOR』などに寄稿。
現在は自衛隊関連の情報誌などで記事を発表。メルマガ「軍事
情報」で自衛隊関連の記事を配信中。
2016年6月、デビュー作
『オリンピックと自衛隊 1964-2020』を刊行。
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