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ライターの平藤清刀です。陸自を満期除隊した即応
予備自衛官でもあります。
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こんにちは。エンリケです。
加藤さんが翻訳した武器本シリーズ最新刊が
出ました。
今回は、
分隊支援火器といえばこれ!
ミニミ/M249です。
『ミニミ軽機関銃』
クリス マクナブ (著), 床井 雅美 (監修), 加藤 喬 (翻訳)
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武器オンチの日本人には
特におススメです。
冒頭文を拝読して思ったことです。
いま朝鮮戦争の休戦協議の本を読んでいますが、
核武器を持つ変な国がわが周辺にはまだまだありま
す。
平戦時変わらず交渉のできない敵が核武装していると、
いくら通常戦でわが方が勝ちまくろうが、
標的にされたわが国は、核攻撃をちらつかされるだけ
で一方的に敵の要求をのまざるを得ません。
わが核武装が喫緊の要に迫られている現実を
国民はわきまえる必要があります。
エンリケ
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加藤大尉の軍隊式英会話:兵器編 Takashi Kato
暴かれたロシア軍の弱点(1)──情報戦
加藤喬(元米陸軍大尉)
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□「あえて退路を残す深慮」が必要
ジョセフ・スターリン、金正日、サダム・フセイ
ンは病的なまでに死を恐れていたといいます。権勢、
地位、臣下臣民の服従など、現世で手にした全て
を失うのが堪え難かったのでしょう。独裁者とは、
自らの死に直結する謀反や民衆蜂起、そして感染病
に対し偏執的恐怖を抱くもののようです。
では現代のロシア皇帝プーチン氏はどうでしょう
か? パンデミック初期、化学防護服にガスマスク
姿で病院視察に現れたプーチン大統領は、布マスク
だけの医師や看護師らから浮き上がって見えました。
今年2月、6メートルのテーブルをはさんで対談
するプーチン氏とマクロン仏大統領の様子も異様で
した。
開戦直前の2月27日、プーチン最高司令官は「
核抑止体制強化」を軍に命じましたが、この際、腹
心のセルゲイ・ショイグ国防相とワレリー・グルシ
モフ連邦軍参謀総長ですらテーブルの彼方に追いや
られていました。過剰な防疫措置はほかにもありま
す。政府高官やジャーナリストは大統領との面会前
に今でも一定期間自主隔離しなければならず、また、
モスクワ近郊にあるプーチン氏の豪邸には「除染
トンネル」が設置されており、訪問者はここで消毒
ミストと紫外線を浴びることになっています。
3月1日付の米政治専門紙『ザ・ヒル』はこうい
った事実に基づき、「パンデミックによる隔離で外
部社会と現実との接点を失ったプーチン大統領は被
害妄想を悪化させ、理性的判断ができなくなってい
る」と指摘しています。
前述のマクロン大統領も会談後「3年前のプーチ
ン氏ではない」と述べたとか。また米政界にも、「
以前からプーチンは無慈悲で狡猾な殺人者だったが、
感情を表に出すことはなかった。しかし最近のビ
デオでは怒りの発作が見てとれる」との声がありま
す。
戦争が長引くにつれロシア経済が制裁で凋落する
なか、ことによるとプーチン大統領は、KGB要員
として駐在中の東独が1989年の民主化運動で倒
れた時の記憶を蘇らせ「ロシア民衆蜂起」への恐れ
を一層深めているのかも知れません。
もっとも北京オリンピック開会式に出席後、習近
平国家主席と会談し握手を交わすプーチン大統領は
ごく自然かつリラックスして見えました。パンデミ
ックをめぐる「過剰反応」と「精神不安定説」は欧
米を困惑させる演出だとも考えられます。
プーチン氏の心理分析はさておき、ロシアが60
00発近い核弾頭を持ち、うち約1600発を実戦配備し
ているのは紛れもない事実。伝記『プーチン自らを
語る』を著したロシアの女流作家ナタリア・ゲヴェ
ルクヤンが「彼は追い詰められれば襲いかかる」と
述べたように、いま不用意に全ての退路を断つのは
危険です。
この意味で、バイデン大統領がポーランドのワル
シャワで3月16日、「いい加減にしてほしい、あ
の男(プーチン)は権力の座に居続けるべきではな
い」と述べたのは軽はずみでした。ポーランドに逃
れたウクライナ難民らと対面し、プーチン氏に対す
る怒りが抑えきれなかったのは分かりますし、米大
統領の「真情の吐露」を評価する読者もおられまし
ょう。
しかし、あからさまに言えば、ウクライナで戦域
核兵器や生物化学兵器が使われても米国本土に実害
は及びません。安全圏にいるバイデン氏がいたずら
にプーチン氏を挑発する様子は、少なくとも私の目
には「無責任」と映りました。11月の米中間選挙
を念頭に置いた「支持率稼ぎ」だったとすればなお
さらです。
報道の恣意的な取捨選択や印象操作が日常茶飯事
となり、出所不明のフェイクニュースがネット上を
跋扈する昨今、ウクライナ戦争の現実を知るのは容
易ではありません。できるだけ客観的な全体象を得
ようと、私は編集方針を異にする新聞やネット配信
ニュース、そして個人ブログなどにも目を通します。
が、たとえば「ゼレンスキー大統領」や「アゾフ
大隊」に関する報道には相反するものが数多(あま
た)あります。
ゼレンスキー氏は愛国感情に訴えることで国内・
国際世論を味方につけましたが、同時に野党11党
を非合法化。必ずしも民主的指導者とは言えない一
面もあります。アゾフ大隊はネオナチとの関連が疑
われるウクライナの国軍で、対露戦争での勇敢な戦
いぶりからウクライナ国内外で英雄視されています。
戦時は「敵(ロシア)の敵(ネオナチ)は味方」
の理屈が通ります。しかし戦火が去ったあと、アゾ
フ大隊の熱狂的民族主義者の手に渡った欧米の武器
弾薬が国内のロシア語話者への排撃に使われたり、
下手をすると米欧諸国に向けられたりする可能性は
ゼロではありません。これが、戦争当事国に「完璧
な善玉と完璧な悪玉」などあり得ない現実です。
混沌とした状況に置かれると、多くの人々は「白
黒はっきりした意見」や「勧善懲悪シナリオ」を希
求するものです。とすれば、支持率低下に喘いでい
たバイデン大統領にとって、世紀の悪役を買って出
たプーチン氏の行為は願ってもない敵失。冷酷非情
な外敵を「殺人者」「虐殺者」と叩き、ウクライナ
と共に立つ正義感を前面に押し出せば、世論をまと
め支持率上昇につなげられるからです。
ちなみに、オバマ・バイデン政権の大統領首席補
佐官ラーム・エマニュエル氏(現駐日米国大使)の
モットーは「願ってもない危機を活用しない手はな
い」。バイデン氏はエマニュエル大使の信条を踏襲
しているのでしょうか? ウクライナ危機をめぐる
一連の発言はそれを示唆しています。
閑話休題。
セルビア大統領だったスロボダン・ミロシェビッチ
は、コソボ紛争で民族浄化を指揮した戦争犯罪人と
してオランダの旧ユーゴ国際戦犯法廷に身柄を引き
渡されました。収監中の2006年、持病が悪化し
獄死しています。「義兄弟」とも「同類」ともいわ
れたミロシェビッチ氏の末路は、プーチン大統領の
脳裏にも再三去来しているはずです。
もちろん国が分裂したユーゴスラビアとは異なり、
強固な独裁体制を敷くロシアでプーチン大統領が拘
束されたり、「戦犯」として西側に移送されたりす
る筋書きまずないでしょう。しかし逆に言えば、プ
ーチン氏がその可能性を信じるに至った瞬間、世界
は未曽有の危機に立ち至ります。ロシア大統領の身
近には「チェゲト」(ロシアのチェゲト山にちなん
だ命名)と呼ばれる核兵器のブリーフケースがある
ことを忘れてはなりません。
情緒不安定が噂される独裁者を窮地に追い詰めるの
は無謀です。読者の方々には異論もありましょうが、
核戦争を回避するためには「あえて退路を残す深
慮」が必要だと思います。
▼暴かれたロシア軍の弱点(1)情報戦
兵器は人が生存をかけて使う道具。生き延びるた
めには相手より優れた武器を持たねばなりません。
兵器開発競争が文明の黎明から今日まで途切れなく
続いているのはこのためです。よく指摘される武器
の効用に「抑止力」(deterrence)があります。刀を
抜かずとも相手を委縮させ対峙を防ぐ「鞘の内の勝
ち」の如く、敵に攻撃を思いとどまらせる圧倒的な
破壊力のことです。「平和を望むがゆえに兵器を手
放せない」。人類が陥って久しいこのジレンマの裏
面が「抑止力」なのです。
「加藤大尉の軍隊式英会話:兵器編」では、それぞ
れの武器が持つ抑止力に着目。兵器と平和の関係を
考えていくことにします。
今回から数回にわたり、ウクライナ戦争で暴かれ
たといわれる「ロシア軍の弱点」を採りあげます。
初回は「情報」です、
米軍は戦う場所によって陸・海・空軍、海兵隊、そ
して最近創設された宇宙軍に分かれています。そし
て各軍には異なる任務を持つ兵科があります。
1991年の湾岸戦争当時、私は陸軍武器科の中尉で、
戦車や装甲車、トラックなどの回収・修理・除染を
行なう整備兵を指揮していました。帰還後、情報部
に転属。アリゾナ州ワチューカ基地の陸軍情報学校
で情報将校転換コースを受けました。
米陸軍の場合、情報部の任務は戦場環境が作戦に
及ぼす影響の考察、敵軍の戦闘能力推定、そして敵
がとるであろう作戦行動を予測することでした。装
甲偵察部隊や偵察機、通信傍受、電子情報収集、そ
して敵国語に堪能な語学兵による捕虜尋問などから
得られた情報を統合し、司令官らの作戦立案に役立
てるためです。ロシア軍の諜報組織も、大筋では同
様の活動をするものと思われます。
開戦前、ロシア軍情報部は優れた情報収集能力を
持つと考えられており「ウクライナ軍は脆弱」との
評価が欧米軍事筋にも受け入れられていました。こ
の予測が大きく外れたのは、一つには欧米から提供
された対戦車ミサイルと携帯地対空ミサイルの数量
を正確に把握していなかったことが挙げられます。
加えて、ウクライナ軍将兵や武器を取った民間人の
士気という「見えない戦力」を過小評価したことが
仇になりました。
愛国心と反露感情に燃えるウクライナ軍将兵と市
民らは、「非対称戦争の切り札」といえるこれらの
兵器のお陰で、油断していた露軍戦車部隊や航空部
隊に甚大な損害を与えることができたのです。
今ひとつ考えられるのは、プーチン「皇帝」の逆
鱗に触れることを恐れたロシア連邦軍上層部が「ウ
クライナ軍優勢」を示唆した情報を大統領まで上げ
ていなかったのではないか、というシナリオです。
実際、開戦直前に行なわれた国家安全保障会議の
席上、戦争を前提に場を仕切るプーチン氏に異を唱
える者は皆無。反対こそしなかったものの、曖昧発
言に終始した対外情報庁のセルゲイ・ナルイシキン
長官はいいように吊るし上げられました。居並ぶ閣
僚らの顔も蒼白でした。あの雰囲気が政権上層部で
常態化していたなら、たとえ露軍情報部が正常に機
能していたとしても、今回の大失敗は避けられなか
ったものと思われます。
教材ビデオ:
(1) 7 ways military of #Russia got exposed in
#Ukraine ! - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=in8Lbj0-Dxc&list=PLk2kWhtlkeERNmHhjjwD0qbox5r9ZGvvh&index=249
(本エピソードは2:32から始まります)
基本語彙(カタカナ表記は大雑把なものです)
Intelligence community(インテリジェンス コミ
ュニティ)情報機関のコミュニティ
Gauge(ゲイジ)判断する 評価する
Willingness(ウィリングネス)意欲
Resist(レジスト)反抗する 反撃する
All walks of life(オール ウォークス オブ
ライフ)あらゆる階層の人々
シナリオ-1(カウンターを3:15に合わせてく
ださい)
Secondly, the Russian intelligence community f
ailed to gauge the willingness of civilians to
resist the Russian forces.
(次に、ロシアのインテリジェンス・コミュニティ
は、ウクライナ民間人のロシア軍に対する反抗心を
判断し損ねた)
The fact is that Ukreinians from all walks of
life have been supporting their country’s sold
iers in whatever way possible.
(あらゆる階層のウクライナ人が、八方手を尽くし
祖国の兵士らを支えているのは事実だ)
(今回のエピソードは3:31まで続きます)
英語一言アドバイス:
all walks of lifeのwalkは名詞で「身分」「職業」
「暮らしぶり」を指します。ですから、この場合は
「あらゆる階層の」という訳が適当です。
発音サイト:
all walks of lifeの発音
all walks of life pronunciation: How to prono
unce all walks of lifein English (forvo.com)
https://forvo.com/word/all_walks_of_life/#en
参考サイト:
ロシア連邦軍
ロシア連邦軍 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E9%80%A3%E9%82%A6%E8%BB%8D
チェゲト チェゲト - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B2%E3%83%88
(かとう・たかし)
●著者略歴
加藤喬(かとう・たかし)
元米陸軍大尉。都立新宿高校卒業後、1979年に渡米。
アラスカ州立大学フェアバンクス校他で学ぶ。88年
空挺学校を卒業。
91年湾岸戦争「砂漠の嵐」作戦に参加。米国防総省
外国語学校日本語学部准教授(2014年7月退官)。
著訳書に第3回開高健賞奨励賞受賞作の『LT―あ
る“日本製”米軍将校の青春』(TBSブリタニカ)、
『名誉除隊』『加藤大尉の英語ブートキャンプ』
『レックス 戦場をかける犬』『チューズデーに逢う
まで』『ガントリビア99─知られざる銃器と弾薬』
『M16ライフル』『AK―47ライフル』『MP5サブ
マシンガン』『ミニミ機関銃』『MP38/40
サブマシンガン(近刊)』(いずれも並木書房)
がある。
追記
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『チューズデーに逢うまで』発売中
http://www.amazon.co.jp/dp/489063326X
『チューズデーに逢うまで』関係の夕刊フジ
電子版記事(桜林美佐氏):
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150617/plt1506170830002-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150624/plt1506240830003-n1.htm
『レックス 戦場をかける犬』発売中
http://www.amazon.co.jp/dp/489063309X
『レックス 戦場をかける犬』の書評です
http://honz.jp/33320
オランダの「介護犬」を扱ったテレビコマーシャル。
チューズデー同様、戦場で心の傷を負った兵士を助ける様子が
見事に描かれています。
ナレーションは「介護犬は目が見えない人々だけではなく、
見すぎてしまった兵士たちも助けているのです」
http://www.youtube.com/watch?v=cziqmGdN4n8&feature=share
きょうの記事への感想はこちらから
⇒
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ブックレビューの投稿はこちらから
http://okigunnji.com/url/73/
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日本語でも英語でも、日常使う言葉の他に様々な専
門用語があります。
軍事用語もそのひとつ。例えば、軍事知識のない日
本人が自衛隊のブリーフィングに出たとしましょう。
「我が部隊は1300時に米軍と超越交代 (passage of
lines) を行う」とか「我がほう戦車部隊は射撃後、
超信地旋回 (pivot turn) を行って離脱する」と言
われても意味が判然としないでしょう。
同様に軍隊英語では「もう一度言ってください」
は "Repeat" ではなく "Say again" です。な
ぜなら前者は砲兵隊に「再砲撃」を要請するときに
使う言葉だからです。
兵科によっても言葉が変ってきます。陸軍や空軍
では建物の「階」は日常会話と同じく "floor"です
が、海軍では船にちなんで "deck"と呼びます。
また軍隊で 「食堂」は "mess hall"、「トイレ」
は "latrine"、「野営・キャンプする」は "to bivouac"
と表現します。
『軍隊式英会話』ではこのような単語や表現を取
りあげ、軍事用語理解の一助になることを目指して
います。
加藤 喬
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人情報を伏せたうえで、メルマガ誌上及びメールマ
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最後まで読んでくださったあなたに、心から感謝し
ています。
マガジン作りにご協力いただいた各位に、心から感
謝しています。
そして、メルマガを作る機会を与えてくれた祖国に、
心から感謝しています。ありがとうございました。
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(代表・エンリケ航海王子)
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