配信日時 2022/04/09 05:08

【本の紹介】『神は賽子を振らない』 渡邉陽子 (著) 火箱芳文 (監修)

おはようございます、エンリケです。

渡邉陽子さんの最新刊のご案内(その2)です。

『神は賽子を振らない』
渡邉陽子 (著),、火箱芳文 (監修) 
発行:株式会社アルゴノート
発行日:2022/3/17
寸法:12.8 x 1.3 x 18.8 cm

https://amzn.to/3i9DzH6


現役自衛官とそのご家族の方には
「先輩自衛官の貴重な体験から抽出したエキスを今に活かすよすがとして」

企業勤務の方とそのご家族の方には
「大組織を率いた人の、新人時代から組織を去るまでの各ポジションごとに
おける意思決定や業務取組みの記録を自分の仕事に活かす資料として」

読み甲斐と濃く深い味わいを覚える他で得難いよみものです。

読み手の心に引っかかるところ多い
等身大の軍人の生涯と寄り添った希少なものがたりです。


本著のような、聞き書きよみものの質は、
聞き手の力量と聞かれる人の人格がモロに顕れると聞きます。

渡邉さんのプロの真骨頂を味わえるこの本は、
詠めば読むほど等身大の自衛隊と自衛官への共感と
理解が広がる、綿密で的を射た取材を基にした珠玉
の軍人伝であり、自衛隊史であり、教本です。


現役退役軍人・ご家族の方はもちろん共感するところ多い
内容でしょう。

自衛隊関連知識や部隊知識、陸自知識や各種用語の説明もあり、
陸自事典の側面もあります。


陸上自衛隊の現場を知り尽くしている聞き手と主役。
この二人でないと描き出せなかった風景の数々。

火箱さんの人生を通して、
自衛隊、自衛官、陸上自衛隊への共感と敬愛を感じる日本人が
一人でも増えてほしい。

心からそう願ってやみません。


『神は賽子を振らない』
渡邉陽子 (著),、火箱芳文 (監修) 
発行:株式会社アルゴノート
発行日:2022/3/17
寸法:12.8 x 1.3 x 18.8 cm

https://amzn.to/3i9DzH6


エンリケ


追伸
以下は読まなくても結構です。

昔もそうですが、むしろ今のほうが

「ドラマチック」
「劇的」
「大逆転
「どんでん返し」

といった「感情揺さぶり系」のことば、はなし
がやたら増えている気がします。

「感情マーケティング」由来の、底の浅い、陳腐な
感情を揺さぶる表現ばかりが、宣伝文とは無縁の世
界にまではびこっている。

そう個人的には思っています。


しかしこの本から受ける印象は真逆です。

この本では、
感情、エモーショナルな麻薬的刺激成分の表現が
極力削られています。というか、そういうものを感
じません。

渡邉陽子の真骨頂です。

如実に顕れているのは
第12章です。

彼女は、劇的な状況を劇的な表現を使わず読み手の
心に描き出して揺さぶる「プロの文筆家」なのです。

その文に触れた読み手は

「!?」

と二度見、二度読み、三度見、三度読みし、
描かれている状況を再確認し、それがいかに劇的で
ドラマチックな出来事であったか、を自分の力で追
体験できるのです。

このことに気づく読み手はほとんどいないことでしょう、、、


こんなはなし、
ここでしか伝えませんし、
二度と言いません。
私からあなたへのとっておきのプレゼントですw


『神は賽子を振らない』
渡邉陽子 (著),、火箱芳文 (監修) 
発行:株式会社アルゴノート
発行日:2022/3/17
寸法:12.8 x 1.3 x 18.8 cm

https://amzn.to/3i9DzH6




配信解除はこちらで
https://1lejend.com/d.php?t=test&m=example%40example.com