おはようございます、エンリケです。
今週もどうぞよろしくお願いします!
153回目の美佐日記。
私も、この記事の内容に心から共感します。
こういうところがあるから、
桜林さんが大好きなんです。
人間は、便利な道具ではありませんし、
身近なことができない人に、遠大な目標は
達成できません。
エンリケ
桜林さんの不朽の傑作
『誰も語らなかった防衛産業』の文庫版が、
潮書房光人新社から
『誰も語らなかったニッポンの防衛産業』
という名で出ました!
まだの方はぜひご一読を。
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ではさっそく、
本日の「美佐日記」をお楽しみください。
エンリケ
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『自衛官が語る災害派遣の記録』に続く、第2弾
『自衛官が語る海外活動の記録』(桜林美佐監修・
自衛隊家族会編)が発売されています。中東シーレ
ーンの安全確保をめぐって新たな自衛隊派遣が行わ
れているこの時期にタイミングを合わせたような出
版です。現地で自衛官たちが何を思い、どのような
苦労をして、任務をこなしてきたか、25人の自衛
官のリアルな体験記です。
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桜林美佐の「美佐日記」(153)
分け隔てなく「挨拶」する大切さ
桜林美佐(防衛問題研究家)
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おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』、令和3年12月の今
回は153回目となります。
オミクロン株の出現で海外出張などが軒並み中止
となっている一方で、国内では企業や省庁の勤務体
制も徐々に通常に戻り、宴会の人数制限も緩和、忘
年会や歓送迎会も開催できるようになってきていま
す。
しかし、そうなると、心配もありますよね・・、
そう、飲み過ぎる人の再来です!
最近、見ることが少なかったお酒に酔った上での不
祥事、特に自衛官の皆さん、くれぐれもお気をつけ
下さいね~。
そして、部外の人との交流も再開されると、その
やりとりも心配になります。外部の人と話す時に「
〇〇がいらっしゃる」など、身内の上司に敬語を使
ったり、あちゃ~・・ということがまた多発するの
はないかとも気がかりです。
自衛隊は頑張っているんだから、そんなことはど
うでもいいだろうと思われる方もおられるかもしれ
ませんし、また、自衛官は民間とは違う教育を受け
ているので、民間の常識を求めるのは酷だと私も思
います。
でも、一生自衛隊にいられるわけではなく、どん
なに対外的なお付き合いが少ない人でも、誰もがい
つかは自衛隊とは違う世界で生きることになります。
それこれ考えると、やはり、自衛隊といえども、
社会人として対外的なプロトコルのようなことを身
に付ける必要があるのではないかと、かねがね思っ
ています。
それを強く感じたきっかけは、このことが、せっ
かく自衛隊を応援しよう、協力したいとしている人
を落胆させてしまうことがあるからです。
いえ、私自身は講話などさせて頂く機会がある時
は至れり尽くせりの歓迎をして頂き、いつも感謝し
ています。自衛隊のホスピタリティが発揮されれば、
それを受けた人は感動すること間違いなしだと思い
ます。
しかし、問題は、それが誰にでも適用されるわけで
はないことです。
私が放送業界に入ってすぐに教えられたことは
「挨拶をしろ」ということでした。とにかく、テレ
ビ局の入り口をまたいでからすれ違った全ての人に
「おはようございます」を言えと。
これ、以前も書いたかもしれません。同じ話を繰
り返す「オヤジ化」がますます進んでおります・・
・。
ともあれ、ここでポイントなのは、挨拶の大切さだ
けでなく、実は、配達の人であれ、工事の人であれ
「分け隔てなく」ということなのだと思います。
私たちはどうしても相手を「ランク付け」しがちで
す。これは無意識に、やってしまいますよね。
自衛隊においては、最高指揮官の総理大臣と他のお
客さんと同じ待遇をすることはできないのは当たり
前であり仕方がないのですが、こうした優先順位付
けの性質は時に部外の人に不愉快な思いをさせてい
るかもしれません。
自衛隊からの依頼だからと、奉仕の気持ちで引き受
けたのに、行ったらぞんざいに扱われてガッカリし
た、なんて話は非常に多くあるようですので、これ
は本当にもったいないことです。
だって、自衛隊に好意を持ってくれている人をそん
な気持ちにさせてしまっているのですから!
どんな相手でも、総理か、カズレーザーさんだと思
って向かい合って欲しいものです。
因みにホスピタリティとは、おしぼりやお茶を出し
たり自衛隊グッズを渡すことではありません。
防衛予算増に理解を得るために「インフルエンサー」
に働きかけるとか「戦略的コミュニケーション」が
重要だなどと言っていますが、まずは、もっと身近
なところのコミュニケーションを見直し、点検する
ことも必要ではないでしょうか。ぜひ、よろしくお
願いします。
今日も最後までお付き合い頂きありがとうございま
した!皆様にとって素晴らしい1週間となりますよ
うに!
●月刊誌『丸』にて「誰も知らないニッポンの防衛産
業」連載中です。
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●YouTubeチャンネルくららで毎週末にアップして
いる「国防ニュース最前線」、今週も伊藤俊幸・元
海将に解説をして頂きます。
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(さくらばやし・みさ)
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【著者紹介】
桜林美佐(さくらばやし・みさ)
昭和45年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フ
リーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を
制作。その後、国防問題などを中心に取材・執筆。
著書に『奇跡の船「宗谷」─昭和を走り続けた海の
守り神』『海をひらく─知られざる掃海部隊』『誰
も語らなかった防衛産業[改訂版]』『武器輸出だ
けでは防衛産業は守れない』『防衛産業と自衛隊』
(いずれも並木書房)、『終わらないラブレター─
祖父母たちが語る「もうひとつの戦争体験」』(P
HP研究所)、『日本に自衛隊がいてよかった』(産
経新聞出版)、『ありがとう、金剛丸─星になった
小さな自衛隊員』(ワニブックス)。月刊「テーミ
ス」に『自衛隊密着ルポ』を連載中。新刊『誰も語
らなかったニッポンの防衛産業』(産経NF文庫)
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