配信日時 2021/12/06 08:00

【桜林美佐の「美佐日記」(152)】サンタさんは今年も来られない?!

おはようございます、エンリケです。

今週もどうぞよろしくお願いします!

152回目の美佐日記。

もう師走なんですね。
きょうの記事を拝読し、あらためて時の流れ
の速さを覚え愕然としています。


エンリケ


桜林さんの不朽の傑作
『誰も語らなかった防衛産業』の文庫版が、
潮書房光人新社から
『誰も語らなかったニッポンの防衛産業』
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ではさっそく、
本日の「美佐日記」をお楽しみください。


エンリケ

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『自衛官が語る災害派遣の記録』に続く、第2弾
『自衛官が語る海外活動の記録』(桜林美佐監修・
自衛隊家族会編)が発売されています。中東シーレ
ーンの安全確保をめぐって新たな自衛隊派遣が行わ
れているこの時期にタイミングを合わせたような出
版です。現地で自衛官たちが何を思い、どのような
苦労をして、任務をこなしてきたか、25人の自衛
官のリアルな体験記です。

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桜林美佐の「美佐日記」(152)

サンタさんは今年も来られない?!


桜林美佐(防衛問題研究家)

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おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』、令和3年12月の今
回は152回目となります。

 オミクロン株が猛威をふるっているということで、
海外との往来がまたも事実上シャットダウン状態
になりました。

 海外出張の予定は軒並み中止され、オンライン会
議などに切り替わっているようですが、そうなると
夜中に仕事をすることになる場合が多く、国内にい
ながら「時差ぼけ」状態に陥る人も増えそうです。

 移動の疲れはないかもしれませんが、それはそれ
で大変ですよね。

 また今、世界中の子供たちの間では大きな問題が
浮上しています。

それは「サンタさんは来られるのか?」という問題
です。

 実際に、フィンランドの財団が公認するサンタク
ロースの来日が、2年連続で見送られることになり
ました。

 「うちはいつもフィンランド公認のサンタだから
今年もダメだあ~ああ」という声は、今のところ聞
こえていませんが、これはフィンランド航空が30
年以上前からクリスマス時期に日本に招待していた
催しなのだそうです。

 サンタさんが来ても、やはり子供たちと触れ合う
ことがまだ難しいという判断のようですが、確かに、
最近私も友人と会う時にその子供とも一緒になる
機会があるのですが、手を繋いだり無意識にしてい
て、私、手指を消毒したっけ!?とか子供に慣れて
いない私はいちいち気になって仕方ありません。

 また、サンタさんもマスクをしなければならない
と、どうもカッコがつかないでしょうから、直接会
ってもマスクで握手もできないなら、まだリモート
の方がいい(そのような催しがあるのかどうか承知
していませんが)ということになるのかもしれませ
ん。

 ところで、サンタクロースは実在したのか、につ
いてですが。サンタさんのモデルは3世紀~4世紀
に現在のトルコの司祭だった聖ニコラウスと言われ
ています。多くの貧しい人を助けたと言われていま
す。

 「サンタクロース」は、「聖ニコラウス」という
言葉が米国に渡ってこのように呼ばれるようになっ
たそうです。

サンタさんが煙突から家に入って、プレゼントを持
って来てくれるというスタイルが定番になっている
のは、実際に聖ニコラウスが貧しさゆえに結婚がで
きなかった3人の娘が住む家にこっそり金貨を投げ
込んで、その後、3人は幸せな結婚ができたという
逸話によるもので、この時にお金を暖炉に置いたの
だということです。

 聖ニコラウスの命日である12月6日は「聖ニコ
ラウスの日」として、ヨーロッパではクリスマス・
イヴではなくこの日に子供にプレゼントを贈る習慣
になっている国も多いようです。

 サンタさんの逸話とはまた別に、キリスト教の暦
では、クリスマスつまりイエス・キリスと降臨を祝
う日に向けて、その4週間前からアドベントという
期間に入ります。

 ここから新しい年度が始まるという感覚です。欧
米の家庭では木の葉のリースを飾り、4本のローソ
クを立てて主日である日曜日が来る度に1本ずつ火
をともします。

 この時期の教会もやはり4本のローソクやリース、
そして馬小屋が飾られています。なかなか見応え
があると思います。

 以前、米国の方に日本では家族で囲むテーブルに
キャンドルを飾ったりしないのかと聞かれ「日本で
は家が狭いし、消防法も厳しいのでやたらとローソ
クは置かない」などと、トンチンカンな答えをして
しまったことがありますが、これは実は、信仰や文
化に関わる深い質問をされていたのかもしれないな
あと、改めて自分の不勉強を自覚しました。

 この時期に、家族とキャンドルの火をみつめ、ほ
んの1分でも静かな時間を過ごすというのも良さそ
うですね。しかし、日本の師走は何かと忙しく、と
てもそんなゆったりした雰囲気ではありませんが!

今日も最後までお付き合い頂きありがとうございま
した!皆様にとって素晴らしい1週間となりますよ
うに!

 
●月刊誌『丸』にて「誰も知らないニッポンの防衛産
業」連載中です。
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いる「国防ニュース最前線」、今週も伊藤俊幸・元
海将に解説をして頂きます。
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(さくらばやし・みさ)



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【著者紹介】
桜林美佐(さくらばやし・みさ)
昭和45年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フ
リーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を
制作。その後、国防問題などを中心に取材・執筆。
著書に『奇跡の船「宗谷」─昭和を走り続けた海の
守り神』『海をひらく─知られざる掃海部隊』『誰
も語らなかった防衛産業[改訂版]』『武器輸出だ
けでは防衛産業は守れない』『防衛産業と自衛隊』
(いずれも並木書房)、『終わらないラブレター─
祖父母たちが語る「もうひとつの戦争体験」』(P
HP研究所)、『日本に自衛隊がいてよかった』(産
経新聞出版)、『ありがとう、金剛丸─星になった
小さな自衛隊員』(ワニブックス)。月刊「テーミ
ス」に『自衛隊密着ルポ』を連載中。新刊『誰も語
らなかったニッポンの防衛産業』(産経NF文庫)



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