『オリンピックと自衛隊』
渡邉陽子(著)
並木書房
https://amzn.to/3ftYILg
こんにちは、エンリケです。
きょうで2020東京オリンピックは終わりです。
寂しくなりますが、頑張ってくれた選手や関係者に
感謝の気持ちでいっぱいです。
このご案内もきょうで終わりです。
1964年10月9日。
オリンピック支援集団長 梅沢陸将は、
東京オリンピック支援における最も重要な命令を電
報で発しました。
「全支援隊員に告げる。万国の旗われらを見る。
真心をこめて自己の任務を完遂せよ」
このことばを直接読める
渡邉陽子さんの本。
オリンピックを支えた自衛隊の知られざる歴史を
描き出し、一般国民にわかる形で整理整頓した書。
2020東京は、1964東京の延長線上にあると
いうわが歴史の縦軸に気づかせてくれる本。
五輪支援・体育学校・自衛官アスリート
の3本柱から成る本。
『オリンピックと自衛隊 1964ー2020』
渡邉陽子(著)
並木書房
https://amzn.to/3ftYILg
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■自衛隊とオリンピックのかかわりを描く唯一の本!
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1964東京オリンピック開会式では、ブルーイン
パルスが五輪マークを大空に描き、陸海空音楽隊が
行進曲を演奏し、防大生が各国選手団を先導しまし
た。
大会を通じて約7000名の自衛官が馬術、射撃、ヨッ
トなど9つの競技を支援し、自衛隊体育学校の三宅
選手、円谷選手がメダルを獲得したのです。
法律を改正してまで自衛隊に支援が求められた東京
五輪。
自衛隊OBの証言や各部隊に残されている資料をもと
に、自衛隊とオリンピックの知られざる関係を明ら
かにし、2020年東京五輪・パラリンピックで求めら
れる自衛隊の役割をさぐる本。
『オリンピックと自衛隊 1964ー2020』
渡邉陽子(著)
並木書房
https://amzn.to/3ftYILg
総ページ数は319ページ。
目次はこちらです。
■目 次
はじめに・・・1
第1章 1964年東京五輪に向けて・・・7
東京オリンピック開催が決まるまで・・・7
1960~62年 準備段階・・・・・・11
1963年 支援部隊の編成・・・・・・20
1964年 本番に向けて・・・・・・・29
第2章 陸・海・空自衛隊支援・・・・40
式典支援・・・・・・40
近代五種競技と大賞典馬術競技支援・・・57
総合馬術競技支援・・・・・・・67
ライフル射撃競技支援・・・・74
クレー射撃競技支援・・・・・85
自転車競技支援・・・・・・・89
カヌー競技支援・・・・・・・96
ヨット競技支援・・・・・・・103
漕艇(ボート)競技支援・・・・113
陸上競技支援・・・・・・・・122
選手村支援・・・・・・・・・127
輸送支援・・・・・・・・・・141
航空支援・・・・・・・・・・158
衛生支援・・・・・・・・・・・168
航空自衛隊の支援・・・・・・・172
防衛大学校の支援・・・・・・・183
支援集団を陰で支えた行政管理・・・197
第3章 自衛隊にもメダルを・・・・・216
東京オリンピックで得た自衛隊の教訓・・・216
1964年東京パラリンピック支援・・・・234
第4章 自衛隊体育学校とメダリスト・・・・239
ふたりのメダリスト・・・・・・・・・239
オリンピック選手の育成・・・・・・・250
自衛官アスリートへの道・・・・・・・259
リオ五輪でいちばんメダルに近い男・・・295
2020年東京オリンピックを目指す自衛官・・・271
五輪メダリストが語る体育学校・・・・283
さらなる存続を目指して・・・・293
第5章 2020年東京五輪に向けて・・・・297
始まった自衛隊の取り組み・・・・・・297
2020年オリンピックへの備え・・・308
おわりに・・・・・・・・・・・・・317
■まえがき
はじめに
2013年9月、アルゼンチンのブエノスアイレス
で開催された第125次国際オリンピック委員会
(IOC)総会で、2020年夏季オリンピックの
開催地が東京に決まった。冬季オリンピックを含め
ると、日本での開催は2020年で4度目となる。
ところで、過去に国内で開催されたそのオリンピッ
クすべてを、自衛隊が支援していたことはご存知だ
ろうか。もっとも記憶に新しい1998年の長野冬
季オリンピックで、競技会場の設営を行う姿をテレ
ビなどで目にした人はいるかもしれない。では約6
0年前の東京オリンピックでは? 東京大会開催が
決まったあと、法律を改正してまで自衛隊の支援が
求められたことを、どれほどの人が知っているだろ
うか?
防衛庁が陸上自衛隊を中心とした「オリンピック支
援集団」を組織し、約7000名もの自衛官が訓練
を重ねて東京オリンピックの支援に従事したことは、
人々の記憶から抜け落ちている。いや、そもそも最
初から知られていなかったし、関心を持たれること
もなかったのだろう。
けれど実際は、自衛隊の支援なしにオリンピック東
京大会の成功はなかったと断言できるほど、自衛隊
が果たした役割は大きかった。それゆえ、4年後の
2020年東京オリンピック・パラリンピックでも
間違いなく協力を求められる自衛隊の過去の支援業
務を知ることは、自衛隊という組織そのものを知る
ことにもつながる。
自衛隊がどのような体制でどのような支援を行った
のか、その支援はどう評価されたのか。重量挙げの
三宅義信選手やマラソンの円谷幸吉選手は、なぜ自
衛官でありながらアスリートでもあり得たのか。ほ
とんどといっていいほど知られていない事実を、公
式記録や支援に関わった自衛隊OBの証言、そして
各部隊に残されている資料などから明らかにした。
本書が自衛隊の活動の一端を知る一助となり、微力
ながら国民と自衛隊をつなぐ架け橋の役目を担えれ
ば幸いである。
なお、本文中に出てくる部隊名はすべて当時のもの
である。また、隊員の役職、階級は取材時のもので、
その後変更があった隊員については現在の階級を付
記した。
オリンピックを支えた自衛隊の知られざる歴史を
描き出し、一般国民にわかる形で整理整頓してくれ
た書。
五輪支援・体育学校・自衛官アスリート
の3つのコンテンツで成り立っている本。
『オリンピックと自衛隊 1964-2020』
渡邉陽子(著)
並木書房
https://amzn.to/3ftYILg
エンリケ
追伸
巨大なもの・ことの運営には、
それに見合うインフラが必要不可欠です。
五輪成功には軍による支援が不可欠です。
生涯でおそらく最後の自国開催となる
今回の五輪。
本著を紐解くうえで
最適の機会ではないでしょうか?
『オリンピックと自衛隊』
渡邉陽子(著)
並木書房
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