おはようございます、エンリケです
きょうはやり投げ女子の決勝がありますね。
北口選手のファンなので、頑張ってほしいです!
さて、
『オリンピックと自衛隊 1964-2020』と
いう本。
間もなく終了する2020東京オリンピックを、黒
子として支えている自衛隊の姿を垣間見れる本。
1964東京五輪への自衛隊支援の模様を余すとこ
ろなく描き出した、資料的価値を持つ貴重な本。
今開催中の2020東京五輪での自衛隊支援への視野が
開ける本。
著者の渡邉さんはどういう想いでこの本を書かれた
のでしょうか?
ちょっと覗いてみましょう
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はじめに
2013年9月、アルゼンチンのブエノスアイレス
で開催された第125次国際オリンピック委員会
(IOC)総会で、2020年夏季オリンピックの
開催地が東京に決まった。冬季オリンピックを含め
ると、日本での開催は2020年で4度目となる。
ところで、過去に国内で開催されたそのオリンピッ
クすべてを、自衛隊が支援していたことはご存知だ
ろうか。もっとも記憶に新しい1998年の長野冬
季オリンピックで、競技会場の設営を行う姿をテレ
ビなどで目にした人はいるかもしれない。では約6
0年前の東京オリンピックでは? 東京大会開催が
決まったあと、法律を改正してまで自衛隊の支援が
求められたことを、どれほどの人が知っているだろ
うか?
防衛庁が陸上自衛隊を中心とした「オリンピック支
援集団」を組織し、約7000名もの自衛官が訓練
を重ねて東京オリンピックの支援に従事したことは、
人々の記憶から抜け落ちている。いや、そもそも最
初から知られていなかったし、関心を持たれること
もなかったのだろう。
けれど実際は、自衛隊の支援なしにオリンピック東
京大会の成功はなかったと断言できるほど、自衛隊
が果たした役割は大きかった。それゆえ、4年後の
2020年東京オリンピック・パラリンピックでも
間違いなく協力を求められる自衛隊の過去の支援業
務を知ることは、自衛隊という組織そのものを知る
ことにもつながる。
自衛隊がどのような体制でどのような支援を行った
のか、その支援はどう評価されたのか。重量挙げの
三宅義信選手やマラソンの円谷幸吉選手は、なぜ自
衛官でありながらアスリートでもあり得たのか。ほ
とんどといっていいほど知られていない事実を、公
式記録や支援に関わった自衛隊OBの証言、そして
各部隊に残されている資料などから明らかにした。
本書が自衛隊の活動の一端を知る一助となり、微力
ながら国民と自衛隊をつなぐ架け橋の役目を担えれ
ば幸いである。
なお、本文中に出てくる部隊名はすべて当時のもの
である。また、隊員の役職、階級は取材時のもので、
その後変更があった隊員については現在の階級を付
記した。
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いかがでしょうか?
わが国におけるオリンピック大会成功の
カギを握っているのは自衛隊。
その事実を伝えてくれたこの本。
その事実を
一人でも多くの方に、
知ってほしいです。
『オリンピックと自衛隊』
渡邉陽子(著)
並木書房
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エンリケ