配信日時 2021/07/19 08:00

【桜林美佐の「美佐日記」(133)】今日も「フムス」を頂きます

おはようございます、エンリケです。

今週もどうぞよろしくお願いします!

133回目の美佐日記。

今日も面白いですね、

さっそくどうぞ。


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潮書房光人新社から
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ではさっそく、
本日の「美佐日記」をお楽しみください。


エンリケ

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『自衛官が語る海外活動の記録』(桜林美佐監修・
自衛隊家族会編)が発売されています。中東シーレ
ーンの安全確保をめぐって新たな自衛隊派遣が行わ
れているこの時期にタイミングを合わせたような出
版です。現地で自衛官たちが何を思い、どのような
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桜林美佐の「美佐日記」(133)

今日も「フムス」を頂きます

桜林美佐(防衛問題研究家)

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おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』、令和3年7月の今回
は133回目となります。

いよいよオリンピックが始まります。先日、聖火ラ
ンナーが埼玉県を通過し、わが家のすぐ裏がコース
となっていたため、見てきました。

ランナーの前方にはスポンサー企業の車両が連なり、
その行列が盛り上げてくれます。自衛隊の横を通
る時は「自衛隊の皆みなさん、いつも日本のために
ありがとうございます!」とのアナウンスがあり、
とっても嬉しかったです。

やはりオリンピックというのは、競技そのものも大
きいですが、そこに附随するエキシビション、イベ
ントの効果が大きいということを実感しました。気
持ちが盛り上がります。逆に言えば、それがないと、
なかなか気分がお祭りモードにはならないですよ
ね・・。

一方、熱海・伊豆山の土石流に伴う災害派遣は続い
ています。繰り返しになりますが、自衛官の希望者
へのワクチン接種は進んでおらず、こうした災害派
遣の現場でも、地方公務員である警察や消防の方は
すでに済ませているといい、自衛官だけが打ってい
ない状態になっています。

オリンピック支援にあたる自衛官は優先接種が進め
られているものと思われますが、それでもワクチン
が足りず、1回だけの接種で活動せざるを得ない人
が多いようです。本当に、自衛隊をばかにしている
ような話が実に多いです。

さて、気分を変えて、最近私は「HUMUSSフムス」と
いう食べ物に夢中になっています。

ひよこ豆でできているペーストで、中東などでパン
に塗って食べているもので、中東地域に行ったこと
のある人はお馴染みのようです。

私はこれをサラダとあえたり、おにぎりの具にして
しまったり!そのまま食べたりと、とにかく常食し
ております。

イスラエル通の方に聞くと、皆さんホームメイドが
通常のようですが、市販のものは「コーシャマーク」
が付いているかをチェックするといいとのことで
した。

「コーシャ」認定がされている食べ物は「コーシャ
フード」と言われ、イスラム教徒のハラルフードの
ように、ユダヤ教徒が食べてOKとされている「清浄
な食品」のことです。

ユダヤ教の聖典には食べていいものといけないもの
が細かく記されていて、敬虔なユダヤ教徒はそれを
300年も厳格に守っているそうです。

コーシャ認定制度は第二次世界大戦後に米国で始ま
ったもので、簡単に言えばスーパーマーケットなど
で売っている食品の信頼性に不安を持ったユダヤ教
徒の人々のニーズから生まれたようです。

よくこの日記でも書きますが、食品の製造過程や含
有物、それらが人体や環境に与える影響は表示を見
ただけでは分かりません。

しかし、「コーシャマーク」ならお墨付きと言える
のではないでしょうか。

規定は、添加物、設備、道具、製造過程、パッケー
ジにいたるまで、様々な規定があり、また、同じ料
理に肉と乳製品を一緒に使わないなど食べ合わせも
決まっているのだそうです(つまり、チーズバーガ
ーは食べられない!)。

また「シェヒター」という決まりもあり、これは動
物を苦しませずに屠殺することが求められていて、
資格を持っている人しか行うことができません。

そして、その後もその動物に病気などがないかを入
念に調べ、肺は特に清浄であることが求められるそ
うです。その際、全ての血とほとんどの脂肪が除去
されるとのこと。欠陥が見つかった肉はコーシャに
ならないのです。厳しい!

調理する場所も大変そうです。お肉とそれ以外を調
理する器具は別にしなければなりません。そしてそ
れらを一緒に洗うことはできません。

もし、1つしかないなら、それを洗った後にシンク
から水を抜いてシンクをきれいに洗った後にもう1
つを洗います。食器などを拭くタオルなども別にし
ます。

コーシャは米国で市場が大きく、すでに100億ド
ル(1兆円)規模になっているといいます。

調べてみると日本でも「獺祭」や「南部美人」など
日本酒メーカーなどがコーシャ認定を受けているよ
うです。

認定までには、ユダヤ教の「ラビ」(教師)が酒蔵
を訪れ、お酒の製造方法や道具などを細かくチェッ
クするといいます。道具を洗う洗剤も細かく見て、
抜き打ちでラビが訪問することもあったのだとか。

また「酵母の培養方法もチェックしたい」と、種麹
の販売元も確認する徹底ぶりに驚いたといいます。

コーシャ認定は日本人の価値観や食生活には合わな
いかもしれませんが、見回してみると、そもそも認
定されてもいいような環境で作り出しているものが
日本にはあり、ポテンシャルがあるようです。今後、
認定を申請する企業が増えていくのかもしれません。

いずれにしても私は今日もHUMMUSを頂きますっ!

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆さんにとって素敵な1週間となりますように!


<おしらせ>
●月刊誌『丸』にて「誰も知らないニッポンの防衛産
業」連載中です。コツコツ書いてまいります!
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●会員制月刊誌『テーミス』でも自衛隊ルポを連載中
です! http://www.e-themis.net/

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海将に解説をして頂きます!
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(さくらばやし・みさ)



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【著者紹介】
桜林美佐(さくらばやし・みさ)
昭和45年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フ
リーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を
制作。その後、国防問題などを中心に取材・執筆。
著書に『奇跡の船「宗谷」─昭和を走り続けた海の
守り神』『海をひらく─知られざる掃海部隊』『誰
も語らなかった防衛産業[改訂版]』『武器輸出だ
けでは防衛産業は守れない』『防衛産業と自衛隊』
(いずれも並木書房)、『終わらないラブレター─
祖父母たちが語る「もうひとつの戦争体験」』(P
HP研究所)、『日本に自衛隊がいてよかった』(産
経新聞出版)、『ありがとう、金剛丸─星になった
小さな自衛隊員』(ワニブックス)。月刊「テーミ
ス」に『自衛隊密着ルポ』を連載中。新刊『誰も語
らなかったニッポンの防衛産業』(産経NF文庫)



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