こんばんは、エンリケです。
防衛装備庁の5回目です。
五輪も近くなり、渡邊さんサイン本の
『オリンピックと自衛隊 1964-2020』を
読み直している今日この頃です。
記憶力低下は私も気になるところです。
うたや詩、外国語の短文を暗記するなど、
いろいろ心がけてますが、果たして効果は
どうでしょうねw?
さっそくどうぞ
エンリケ
追伸
東京五輪は一年延期されました。
『オリンピックと自衛隊 1964-2020』
を読んで思いを馳せます。
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『ライター・渡邉陽子のコラム (327)』
防衛装備庁(5)
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こんばんは。渡邉陽子です。
あまりにも人に会わない、会話をしない日々が続いていて、自分の
五感が鈍化していってないかと不安です。次第に考えることも面倒
になり、やがて愚鈍の極みのような生命体になってしまったらどう
しようと怖くなります。それで最近、中高生向けの教育番組を見る
ようになりました。ルートの加減乗除、数十年ぶりに解き方思い出
して楽しかったです!
でも翌日復習して記憶を定着させないと、あっという間に忘れてし
まう忘却力の高さがこれまた不安です……
雑誌記事のお知らせです。
「丸」7月号に「日本の無人機最新レポート」が掲載されました。
竹内修氏の巻頭グラビアページと合わせてお楽しみいただければ幸
いです。ドローンは戦闘を変え、災害で命を救い、宅配便にもタク
シーにもなり……ものすごい可能性を秘めていて、知るほどに面白
く、空恐ろしくもあります。まずは国産ドローン頑張って欲しいで
す!
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「PANZER」7月号に「神は賽子を振らない 第32代陸上幕僚長火箱芳
文の半生」第27回が掲載されました。福島第一原発の状況を政府な
どから一切知らされないまま迎えた14日朝。3号機で起きた水素爆
発で、初めて火箱氏は原発が危機的状況にあることを知ります。翌
日、ヘリ放水の打診がありました。
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「正論」7月号に「われらの女性自衛官」第4回が掲載されます。
今回は航空自衛官の整備幹部。防大1期生であり、防大生の長女、
高校3年生の息子たち(双子!)のお母さんでもあります。取材時
は空幕勤務でしたが、現在は那覇の第9航空団整備補給群司令とし
て約700名の隊員を率いています。
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■防衛装備庁(5)
先週ご紹介した防衛装備庁の任務の紹介の続きです。
2点目の「諸外国との防衛装備・技術協力の強化」ですが、防衛装
備移転三原則のもとでこれまで以上に平和貢献・国際協力に寄与し
ていくとともに、米国及びそれ以外の諸国との防衛装備・技術協力
をより積極的に推進していくとしています。
防衛移転三原則は非核三原則のようなシンプルな字面ではないので
あまり知られていませんが、2014(平成26)年に次のように定めら
れたものです。
1 移転を禁止する場合の明確化、次に掲げる場合は、防衛装備の
海外移転を認めない
(1)わが国の締結した条約その他の国際約束に基づく義務に違反す
る場合
(2)国際連合安全保障理事会の決議に基づく義務に違反する場合
(3)紛争当事国への移転となる場合
2 移転を認め得る場合を限定
(1)平和貢献・国際協力の積極的な推進に資する場合
(2)わが国との安全保障面に資する場合(わが国との間で安全保
障面での協力関係がある諸国との国際共同開発・生産の実施、安全
保障・防衛協力の強化、装備品の維持を含む自衛隊の活動、邦人保
護に不可欠な輸出)
3 目的外使用および第三国移転について適正管理が確保される場
合に限定
(1)原則として目的外使用および第三国移転について我が国の事
前同意を相手国政府に義務づける
日本はもともと武器などの輸出については、武器輸出三原則等によ
って慎重に対処してきました。しかし、F-35の製造などにかか
る国際的な後方支援システムへの国内企業の参画や、南スーダンP
KO(国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS))において活動
中の陸自部隊が保有する弾薬1万発の国連への提供については、上
記の基準を適用することができなかったため、内閣官房長官談話を
発出して武器輸出三原則等によらないとする措置をとることとなり
ました。
こうした状況を受け、「国家安全保障戦略」に基づき、政府は上記
の「防衛装備移転三原則」およびその運用指針を決定したという経
緯があります。
では具体的に諸外国とどのような防衛装備・技術協力がなされてい
るのでしょうか。
やはり圧倒的に件数が多く関わりも深いのは米国です。米国との間
には1992(平成4)年以降、現在までに25件の共同研究および1件
の共同開発を実施しており、2021(令和3)年5月現在、6件の共
同研究(部隊運用におけるジェット燃料及び騒音への曝露の比較、
化学剤呈色(ていしょく)反応識別装置、高耐熱性ケース技術、次
世代水陸両用技術、日米間のネットワーク間インターフェース、モ
ジュール型ハイブリッド電気駆動車両システムに係る共同研究)を
実施しています。
欧州を見てみると、英国との間では、2013(平成25)年7月、日英
防衛装備品・技術移転協定を締結し、同月、米国以外の国とは初め
てとなる化学・生物防護技術にかかる共同研究を開始し、本共同研
究は2017(平成29)年7月に成功裏に完了したほか、新たな空対空
ミサイルに係る日英共同研究、ジェットエンジンの認証プロセスに
係る共同研究、人員脆弱性評価に係る共同研究についても成功裏に
完了しています。
また、フランス、ドイツ、イタリアとの間にも防衛装備品・技術移
転協定が結ばれています。
アジア・オセアニアではオーストラリア、インド防衛装備品・技術
移転協定が結ばれているほか、ASEAN諸国との間では非伝統的安全
保障分野における防衛装備・技術協力について意見交換がなされて
おり、わが国は(1)装備品・技術移転、(2)人材育成、(3)防
衛産業に関するセミナーなどの開催を3つの柱として進めることと
しています。
(つづく)
(わたなべ・ようこ)
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□著者略歴
渡邉陽子(わたなべ・ようこ)
神奈川県出身。大学卒業後、IT企業、編集プロダクション勤
務を経て2001年よりフリーランス。2003年から月刊
『セキュリタリアン』『MAMOR』などに寄稿。
現在は自衛隊関連の情報誌などで記事を発表。メルマガ「軍事
情報」で自衛隊関連の記事を配信中。
2016年6月、デビュー作
『オリンピックと自衛隊 1964-2020』を刊行。
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