おはようございます、エンリケです。
今週もどうぞよろしくお願いします!
124回目の美佐日記。
怪我されたとのこと。
大丈夫なのだとは思いますが、心配です。
どうぞお大事に。
さて、桜林さんが台本づくりを担当したラジオドラマ
『コロナという危機・あなたは誰と乗り越えますか?』
が、5/30(日)深夜にニッポン放送で放送されます。
桜林さんの裏の本業(?)といっていいラジオ番組制作。
実に楽しみですね!ギャラクシー賞取ってほしいです!
番組の詳細は本文でどうぞ。
生で聞くのが一番面白いですが、再放送もありますし、
radikoではその後1週間聞けますよ。オススメです。
また桜林さんの不朽の傑作
『誰も語らなかった防衛産業』(並木書房)
の文庫版が、潮書房光人新社から
『誰も語らなかったニッポンの防衛産業』
という名で出ました!
まだの方はぜひご一読を。
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すでに読んだ方も、文庫でもう一冊!
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※メチャメチャ売れてます!
ではさっそく、
本日の「美佐日記」をお楽しみください。
エンリケ
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『自衛官が語る災害派遣の記録』に続く、第2弾
『自衛官が語る海外活動の記録』(桜林美佐監修・
自衛隊家族会編)が発売されています。中東シーレ
ーンの安全確保をめぐって新たな自衛隊派遣が行わ
れているこの時期にタイミングを合わせたような出
版です。現地で自衛官たちが何を思い、どのような
苦労をして、任務をこなしてきたか、25人の自衛
官のリアルな体験記です。
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ご意見・ご感想はコチラから
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桜林美佐の「美佐日記」(124)
自分たちの意志では何もできない日々
桜林美佐(防衛問題研究家)
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おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』、令和3年5月の今回
は124回目となります。
長い連休が明けて早くも1週間、皆さんはもうすっ
かり日常生活に戻られたことと思います。
私は、というと、前回のこの日記を書き終えた直後
に転んで足を5~6針縫い、巣ごもり生活をさらに
極めております。
いったい、何が起こったのか。
その日は片付けなくてはならない仕事が残っていて
忙しかったので、本当はジョギング、ウォーキング
の類は最も不適切な日だったのですが、なぜかそう
いう時に限って「急いで運動しよう」「急いで休憩
しよう」「急いでしっかり食べよう」などとあべこ
べな行動をしてしまう癖が私にはあります。
例にもれず、その時も急いで走りに行って、数歩目
で転倒し、血を流しながら帰って来ました。
やることいっぱいなので、応急処置でなんとかつな
ぐしかなかった結果、夜になって救急外来にお世話
になることになりました。
もちろん、すぐに受け入れてくれるわけではありま
せん。
色々と電話をして、それぞれ「お待ちください」の
長い時間を経て、とうとう「先生が診て下さるそう
です」という返事を取り付けたのでした。
しかし、病院に着いてからも1時間はひたすら「待
ち」です。こんな時に段々と自己嫌悪感が襲ってき
ます。ただでさえ時間がないというのに、何やって
んだと。
そういえば「先生は診て下さるそうです」って言い
方はどうなのよ、とか。様々なことが頭をうごめき
ます。しかし、そんなことを考えたところで何にも
なりません。
なにしろ、私が勝手に転んで、自分で自分の仕事を
滞らせているわけですから。
こうなったらもう、先生が「来て下さる」のをただ
ひたすら待つしかないのです。
コロナとみられる患者さんも運び込まれて来ている
ようです。人間の生気を失わせるものは、病気やケ
ガそのものというより、この、ある時から急に「人
任せ」にしなくてはならない状況なのだなと、身を
もって実感しました。
コロナでも診療を受けられない人もいることを考え
れば、まだ恵まれていると自分に言い聞かせるしか
ありません。
ちょうど私は新型コロナに関するラジオドキュメン
タリーの台本を書いたばかりでした。
今年もまたラジオ局ニッポン放送のドキュメンタリ
ーで台本の仕上げを担当したのでした。今回は「新
型コロナウイルス感染者とその家族・周辺の人々と
の絆」をテーマにした作品です。
コロナ感染の経験談から構成されているのですが、
あるご夫婦のエピソードは考えさせられるものがあ
りました。
ある日、ご主人が体調を崩すことから全ては始まり
ますが、高熱があってもPCR検査を受けることが
できません。
熱が下がらない中、10日経ってやっと入院するこ
とになるのですが、公共交通機関は使えないため、
妻が慣れない車の運転をして行きます。
そして、病院に着いた途端、二人は引き離されてし
まいます。夫は入院し、一時は生命も危ぶまれる状
態に。そして妻も感染していることが分かり39度
の熱と味覚障害に苦しみながらも自宅療養を余儀な
くされます。
夫の入院から20日経ち、夫は帰宅できることにな
りました。しかし、妻の陰性が2回確認されていな
かったため、こんどは妻はこの日からホテル暮らし
をしなくてはならなかったのです。
ある日突然、自分たちの意志では何もできない日々
が始まる、そんなことをこれまでは考えたことがあ
りませんでした。
実は今現在の時代は、それが誰にでも高い確率で起
こり得ることなのかと思うと、人間がそもそも自分
たちの力で何でもできるかのように思っていたこと
自体が誤りだったのだと感じさせられます。
人間が奢(おご)らないように、パンデミックは起
きたのかもしれません。そして、私の負傷も・・・。
とほほ・・・。深く反省中です!
<番組概要>
■番組タイトル:
ニッポン放送
『コロナという危機・あなたは誰と乗り越えますか?』
■放送日時:
2021年5月30日(日) 25時30分~26時30分
(5月31日(月)午前1時30分〜2時30分)
■ナレーション:上柳昌彦
■出演:
松村邦洋(タレント)
小川淳也(立憲民主党衆議院議員)
小沢さん夫妻(仮名)
※以上、新型コロナウイルスに感染したが克服した
方々
鹿野晃(ふじみの救急病院院長)
森下竜一(大阪大学大学院臨床遺伝子治療学教授)
先崎彰容(日本大学危機管理学部教授)
勝部麗子(大阪府豊中市社会福祉協議会コミュニテ
ィーソーシャルワーカー)
佐藤史行(立飲み処へそ新橋本店店長)
■構成:桜林美佐
■技術:イメージファクトリィ・石垣哲
■制作:ニッポン放送 藤原高峰 遠藤竜也 上
村貢聖
◆この番組は、radikoのタイムフリー機能で、
放送1週間後まで聴くことができます。
⇒
http://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20210531013000
<おしらせ>
●月刊誌『丸』にて「誰も知らないニッポンの防衛産
業」連載中です。コツコツ書いてまいります!
https://amzn.to/2XnvrIy
●会員制月刊誌『テーミス』でも自衛隊ルポを連載中
です!
http://www.e-themis.net/
●YouTubeチャンネルくららで毎週末にアップして
いる「国防ニュース最前線」、今週も伊藤俊幸・元
海将に解説をして頂きます!
http://okigunnji.com/url/42/
(さくらばやし・みさ)
桜林さんへのメッセージ、ご意見・ご感想は、
このURLからお知らせください。
↓
https://okigunnji.com/url/7/
【著者紹介】
桜林美佐(さくらばやし・みさ)
昭和45年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フ
リーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を
制作。その後、国防問題などを中心に取材・執筆。
著書に『奇跡の船「宗谷」─昭和を走り続けた海の
守り神』『海をひらく─知られざる掃海部隊』『誰
も語らなかった防衛産業[改訂版]』『武器輸出だ
けでは防衛産業は守れない』『防衛産業と自衛隊』
(いずれも並木書房)、『終わらないラブレター─
祖父母たちが語る「もうひとつの戦争体験」』(P
HP研究所)、『日本に自衛隊がいてよかった』(産
経新聞出版)、『ありがとう、金剛丸─星になった
小さな自衛隊員』(ワニブックス)。月刊「テーミ
ス」に『自衛隊密着ルポ』を連載中。
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