配信日時 2021/05/10 08:00

【桜林美佐の「美佐日記」(123)】SDGs教育に期待…

おはようございます、エンリケです。

今週もどうぞよろしくお願いします!

123回目の美佐日記。
きょうはめでたい並び数字です!

ひさしぶりに第二の故郷・九州に再上陸された
桜林さん。はてさてその顛末とは?

桜林さんの不朽の傑作
『誰も語らなかった防衛産業』(並木書房)
の文庫版が、潮書房光人新社から
『誰も語らなかったニッポンの防衛産業』
という名で出ました!

まだの方はぜひご一読を。
https://amzn.to/3avtwJe
すでに読んだ方も、文庫でもう一冊!
https://amzn.to/3avtwJe
※メチャメチャ売れてます!


ではさっそく、
本日の「美佐日記」九州再上陸顛末記を
ご覧ください。


エンリケ

追伸
読者さんから、創刊当初赤ちゃんだった子供が
まもなく成人式を迎えます、との連絡をいただ
いたことがあります。
時が経つというのは、こういうことなんですねw

----------------------------------
『自衛官が語る災害派遣の記録』に続く、第2弾
『自衛官が語る海外活動の記録』(桜林美佐監修・
自衛隊家族会編)が発売されています。中東シーレ
ーンの安全確保をめぐって新たな自衛隊派遣が行わ
れているこの時期にタイミングを合わせたような出
版です。現地で自衛官たちが何を思い、どのような
苦労をして、任務をこなしてきたか、25人の自衛
官のリアルな体験記です。

https://amzn.to/38gvhr1
----------------------------------


ご意見・ご感想はコチラから
 ↓
https://okigunnji.com/url/7

───────────────────────

桜林美佐の「美佐日記」(123)

SDGs教育に期待


桜林美佐(防衛問題研究家)

───────────────────────

おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』、令和3年5月の今回
は123回目となります。

 連休はいかがお過ごしでしたでしょうか。私は毎
年のことながら仕事三昧でした。外出自粛の中、神
様からのプレゼントとしてありがたく机の前で多く
の時間を過ごしました。

 そんな中、憲法記念日には佐賀で講演があり、九
州再上陸が叶うことになったのは心から嬉しい恵み
でした。

 佐賀空港に降り立ち、脊振山を見た時は思わずこ
み上げるものがありました。空港で人とぶつかって
しまい、すみません!と言ったら「あ~、こっちも
ぜんぜん見とらんやったわー」という切り返しをし
て頂き、あーこれだ!最近、忘れていた穏やかな心
持ちは!と、確認。

 それにしても、コロナの影響で憲法記念日の催し
は軒並み中止される中、私を招いて下さったことに
改めて感謝の気持ちを強めています。

 少ない時間でしたが、久しぶりにローカル放送を
観たり聴いたりしてフト気付いたことがありました。

 それは、今、急速にSDGs(持続可能な開発目
標)を取り上げているものが多いということです。
いえ、別に九州に限ったことではなく全国的、世界
的な傾向だと思うのですが、これはすごいことだと
思っています。

 学校でもSDGsに関する学びは学校でも行われ
ているようなので、子どもたちは環境問題について
大人よりはるかに詳しいのです。

 例えば、私たち大人は、プラスチックごみも紙も
燃やせば一緒、プラごみだけが悪じゃないと思って
いる場合が多く、実際にはその通りですし、私たち
は海にポイ捨てなんかしていないのだから日本人は
責められる立場じゃないと考えたくなります。

 しかし、道を歩く時に注意深く見ると、けっこう
ごみが落ちています。これが雨や風で流されて、川
に、そして海に及ぶというわけです。魚や鳥の体内
から検出されるマイクロプラスチックはこれなので
す。

 よく道路の清掃作業をする方々を見かけますが、
あれは地域の美化活動だけでなく、もっと地球規模
なものと言えるのです。

こういう知識を、今の子どもたちはみんな持つこと
になります。これは、人類の将来に望みが持てるこ
とです。

 もし、この問題と同時に、国防や自衛隊について
の教育が実施されるようになれば、どんなにいいだ
ろうか。きっと環境にも国防にも強い国民ばかりに
なるだろう。そんなことを夢想しています。

 あらゆる地域で進められているSDGs教育の様
子を知り、憲法改正の最も大きな必要性はやはり
「教育」なのだと認識を新たにしました。

 そして、自虐史観にもとづいた反戦・反日教育に
熱を注がれるよりも環境重視の傾向はよほど良いも
ので、改憲派であれ護憲派であれ、こうした「共通
の話題」ができるという意味では、互いに理解を深
めるチャンスにもなり得るのではないか、などと考
えています。

 さて、佐賀では、福岡の小郡在住時に長崎大学で
講演させて頂いた際、現役の大学生だった皆さんが
立派な社会人になっていて再会することができまし
た。

 そうです。今でも大学生のままで記憶が固定され
がちですが、みんな1年に1つずつ年をとっている
んですよね!あなたも、私も!!

 今回はコロナで懇親会の類はありませんので、終
了後は小郡の精鋭にお願いし、かつて馴染みのスー
パーに連れて行ってもらったり、知人宅などの突撃
訪問を試みました。

 変異株はあなどれないし、会って迷惑かけたらい
けないし、と躊躇している私に「ピンポンダッシュ
して外に逃げて、そこから手を振るだけでよかです
よ!」などと言います。

なるほどその手でいこうかということになり、早速、
自衛隊のKさん宅で作戦成功!驚かせてごめんな
さ~い!

留守にしていた所もありましたが、勝手に楽しませ
て頂きました。

 しかし、それにしてもピンポンダッシュしよう!
で盛り上がれる私たち世代の「共通の言語」のレベ
ルがあまりにも・・・・・・(汗)。

 以上、楽しい佐賀紀行の顛末でした!



<おしらせ>
●月刊誌『丸』にて「誰も知らないニッポンの防衛産
業」連載中です。コツコツ書いてまいります!
https://amzn.to/2XnvrIy

●会員制月刊誌『テーミス』でも自衛隊ルポを連載中
です! http://www.e-themis.net/

●YouTubeチャンネルくららで毎週末にアップして
いる「国防ニュース最前線」、今週も伊藤俊幸・元
海将に解説をして頂きます!
http://okigunnji.com/url/42/



(さくらばやし・みさ)



桜林さんへのメッセージ、ご意見・ご感想は、
このURLからお知らせください。

https://okigunnji.com/url/7/

 
【著者紹介】
桜林美佐(さくらばやし・みさ)
昭和45年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フ
リーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を
制作。その後、国防問題などを中心に取材・執筆。
著書に『奇跡の船「宗谷」─昭和を走り続けた海の
守り神』『海をひらく─知られざる掃海部隊』『誰
も語らなかった防衛産業[改訂版]』『武器輸出だ
けでは防衛産業は守れない』『防衛産業と自衛隊』
(いずれも並木書房)、『終わらないラブレター─
祖父母たちが語る「もうひとつの戦争体験」』(P
HP研究所)、『日本に自衛隊がいてよかった』(産
経新聞出版)、『ありがとう、金剛丸─星になった
小さな自衛隊員』(ワニブックス)。月刊「テーミ
ス」に『自衛隊密着ルポ』を連載中。


PS
弊マガジンへのご意見、投稿は、投稿者氏名等の個
人情報を伏せたうえで、メルマガ誌上及びメールマ
ガジン「軍事情報」が主催運営するインターネット
上のサービス(携帯サイトを含む)で紹介させて頂
くことがございます。あらかじめご了承ください。
 
PPS
投稿文の著作権は各投稿者に帰属します。その他す
べての文章・記事の著作権はメールマガジン「軍事
情報」発行人に帰属します。
 
 
最後まで読んでくださったあなたに、心から感謝し
ています。
マガジン作りにご協力いただいた各位に、心から感
謝しています。
そして、メルマガを作る機会を与えてくれた祖国
に、心から感謝しています。

ありがとうございました。


 
●配信停止はこちらから
https://1lejend.com/d.php?t=test&m=example%40example.com
 
 
---------------------------------------
 
発行:
おきらく軍事研究会
(代表・エンリケ航海王子)
 
メインサイト
https://okigunnji.com/
 
問い合わせはこちら
https://okigunnji.com/url/7/
 
 
Copyright(c) 2000-2021 Gunjijouhou.All rightsreserved.