配信日時 2021/04/27 20:00

【ハイブリッド戦争 スタート】ハイブリッド戦争の実態を現代史として描き切った名作

こんばんは、エンリケです。

連続でのご案内となる
新刊先行予約キャンペーンです。

きょうからはじまる二冊目は、

新進気鋭の研究者・志田淳二郎さんによる
才気あふれる最新刊。

ハイブリッド戦争の本格的研究である

『ハイブリッド戦争の時代-狙われる民主主義』

です。


残念ながらこんかいの予約では、
日程の都合で著者サイン本がありません。

その代わり、
版元さんのご厚意で、
書店に並ぶ前に
手に取って読んでいただけるよう、

「出来立てほやほや本をすぐお届けする」

スタイルを取らせていただきました!



締め切りは早いです。

29日(祝・木)までです。

発送は翌30日となります。


ちなみに、
アマゾン含めた書店で手に入るのは、
連休明けの5月7日からです。

このキャンペーンに参加した方々は、
世界で一番早くこの本を手にでき、
GW中に本著を味わい尽くせる。、

というわけです。



さて連載を読んでいた方には言わずもがなですが、

著者の志田さん。
年齢は30歳です。
先だって、大学の准教授になられました。

先日まで、
連載「ハイブリッド戦争の時代」
を書いてくださっていました。


ご経歴は次の通りです。

志田淳二郎(しだ・じゅんじろう)
名桜大学(沖縄県)国際学群准教授。1991年茨城県
日立市生まれ。中央ヨーロッパ大学(ハンガリー)
政治学部修士課程修了、中央大学大学院法学研究科
博士後期課程修了。博士(政治学)。中央大学法学
部助教、笹川平和財団米国(ワシントンDC)客員準
研究員などを経て現職。専門は、米国外交史、国際
政治学、安全保障論。主著に単著『米国の冷戦終結
外交―ジョージ・H・W・ブッシュ政権とドイツ統一』
(有信堂、2020年)などがある。


この本は、メルマガ連載「ハイブリッド戦争の時代」
に加筆修正し、図表等も入れることで読みやすくわ
かりやすく仕上がっています。


内容は次のとおりです

2014年のウクライナ危機以降、
ひんぱんに用いられるようになったのが
「ハイブリッド戦争」という言葉です。

わが国とは関係ないよ、
という人もいるようですが、

じつは、尖閣周辺での中共の挑発、
台湾有事の可能性を抱えているわが国にとって、
ハイブリッド戦争は「いま目の前にある危機」
なんです。

そのためでしょうか。

専門家や関係者の間では、
ハイブリッド戦争への関心が
急速に高まっています。

ところが大きな問題があるんです。

「ハイブリッド戦争」が指し示す世界観が、
論者によって大きく異なっていることです。

これにより、
ハイブリッド戦争という言葉を用いるのが、
無用な混乱を引き起こす原因になっていることが
否めない状況を生み出してるんですよ。


ハイブリッド戦争とは、

国家主体が、
あらゆる手段を駆使しながら、
正規軍による武力行使未満の行動をとることで
他国に危害を与える事態

のことを指します。


忘れてはならないキーポイントは、
そのターゲットが

「民主主義」

であることです。

というわけで、
米露支の国家間競争下で生き残りをかけた戦いを行
う、との宿命に置かれているわが国も、国際政治学
の視点に立った「ハイブリッド戦争の研究」が求め
られていることはいうまでもありません。


そんななか世に出た本著は、
メルマガ連載を元に、ハイブリッド戦争の概念の変
遷から、ユーラシアの東西における数多くの事例を
紹介。

わが外交・安全保障への提言を盛り込んだ、
新進気鋭の研究者による意欲作です!

まさにいまこそ、
広く朝野で共有したい内容をもつ本です。


著者の志田先生からは、
あいさつ文をいただいてます。

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ご挨拶(志田淳二郎)

 皆さん、お久しぶりです。2020年8月から2021年
3月までメルマガ「ハイブリッド戦争の時代」を連
載させていただきました志田淳二郎です。
皆さん、コロナ禍で大変ですが、お元気でお過ごし
のことと思います。私は、この4月から名桜大学国
際学群准教授として沖縄に赴任しています。

 このたび、2021年5月に書籍『ハイブリッド戦争
の時代──狙われる民主主義』を出版することにな
りました。皆さんと共にハイブリッド戦争について
考えてからも、世界各地では、平時から常にハイブ
リッドな脅威が及んでいる事態が続いています。

 沖縄県尖閣諸島周辺での中国の相次ぐ挑発行動は
もとより、台湾侵攻の可能性が、これまで以上に現
実味を帯びはじめています。中国人民解放軍が関与
したJAXAや日本企業、大学に対する大規模なサイバ
ー攻撃が発生したことは、記憶に新しいですね。

 今年4月中旬、ロシアも、ウクライナ国境地帯に
15万名を超える軍を展開し、ウクライナに対する軍
事的圧力をかけていました。4月下旬には、ロシア
国防相がロシア軍部隊の撤退を指示したことを表明
しましたが、依然として、ウクライナ東部では、親
ロ派武装勢力とウクライナ軍との戦闘が頻発してい
ます。ロシアの狙いは、ウクライナの東西分断を既
成事実化させ、アメリカ主導の同盟システムである
NATO(北大西洋条約機構)へ加盟させないことは明
らかです。

 また、ロシアは、NATO加盟国内に対しても、地域
の安定を損ねる活動の手をゆるめていません。今年
4月、2014年にチェコ南部のヴルベティツェでの弾
薬庫の大規模爆発に、ロシアのGRU(ロシア軍参謀
本部情報総局)の工作員2名が関与していたことが
明らかになりました。チェコ政府は、ロシア人外交
官18人を「工作員」だとし、国外退去に処しました。
アメリカもNATOもチェコ政府を支持し、同盟の結束
を再確認するにいたりました。

 まさに世界は、アメリカ、中国、ロシアの間の熾
烈な大国間競争の時代に突入しているのです。大国
間競争の時代にあっては、直接的な武力行使を行な
わずとも、あらゆる手段を駆使しながら、現状を変
更しようとする「ハイブリッド戦争」が多発する傾
向にあります。そして、そのターゲットは、ヒト、
モノ、カネの自由移動を保障している「民主主義」
であり、地政学上、大国のはざまに立たされている
国です。

 それは、まさに日本ではないですか。

 本書では、ハイブリッド戦争という言葉が、どの
ようなプロセスで発展してきたか、同じ言葉を用い
ていても、民主主義勢力(米欧)と権威主義勢力
(中露)では、想定する世界観が180度異なるこ
と、中東欧からインド太平洋までのユーラシア大陸
各地で頻発しているハイブリッド戦争の実態を現代
史として描き切りました。

 本書は、メルマガを読んでくださったすべての皆
さんとの「共同作業」で完成させました。世界情勢
のトレンドについて学びたい方、日本の針路につい
て考えたい方、そして、「日本にハイブリッド戦争
を仕掛けても無駄だ!」と、相手側のハイブリッド
攻撃の意図を退けるための「レジリエンス抑止能力」
を高め、日本の安全保障に少しでも貢献したい方、
すべての方々に満足いただけるよう、渾身の力を込
めて作った本です。

 ごひいきのほど、何卒よろしくお願いします!!


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いかがでしょうか?


内容はこんな感じです。


はじめに 1

序章 ハイブリッド戦争時代の到来 11

第一節 問題の所在 11
増加する武力行使未満の行動/新たな戦争形態とし
てのハイブリッド戦争/ハイブリッド戦争に脆弱な
民主主義体制

第二節 ハイブリッド戦争に関する先行研究 13
それは米海兵隊の研究からはじまった/ウクライナ
危機以後のハイブリッド戦争研究

第三節 本書の課題─「レジリエンス抑止」能力の
向上 23
頻発するハイブリッド戦争/ハイブリッド戦争時代
を生き抜くために

第1章 ハイブリッド戦争の理論 29

第一節 否定派・肯定派論争 29
ハイブリッド戦争という定義の問題/否定派──ハ
イブリッド戦争は意味のない概念だ/肯定派──ハ
イブリッド戦争は意味のある概念だ/ハイブリッド
戦争概念を肯定する

第二節 概念の誕生と発展 37
米国発の概念/NATOとEUによるハイブリッド
戦争研究/ハイブリッド戦争のロシア的理解/ゲラ
シモフ・ドクトリン/ロシア的理解を否定する

第三節 ハイブリッド戦争の定義 51
平時でも有事でもない「グレーゾーン」/狭義の定
義──グレーゾーンにおけるハイブリッド戦争/広
義の定義──平時におけるハイブリッド戦争/マル
チドメイン作戦/廣瀬『ハイブリッド戦争』に対す
る本書の見解/本書の事例研究の紹介

第2章 ロシアのクリミア併合作戦(二〇一四年)63

第一節 ウクライナ危機前史 63
プーチンのミュンヘン演説(二〇〇七年)/クリミ
ア半島は誰のものか?/非核三原則の中立ウクライナ

第二節 ウクライナ危機発生 73
EU派市民の抗議デモ「ユーロ・マイダン」/クリ
ミア併合作戦/ウクライナ東部への波及

第三節 ハイブリッド戦争としてのウクライナ危機 80
「ハイブリッド手法」のモデル/経済/政治/情報/
軍事

第3章 中東欧のハイブリッド戦争(二〇一六~二
〇年)90

第一節 モンテネグロにおけるハイブリッド戦争 90
アドリア海の小国モンテネグロ/モンテネグロのN
ATO加盟/議会選挙(二〇一六年)/セルビア発
のハイブリッド戦争(二〇二〇年)

第二節 北マケドニアにおけるハイブリッド戦争 101
NATO・CHSTの二番目の派遣先?/先送りさ
れたマケドニアのNATO加盟/ギリシアのポピュ
リズム政権/国名変更論争/「バルカンの軍事的中立」
を目指したロシア

第三節 ウクライナ西部におけるハイブリッド戦争 113
ウクライナとハンガリーの関係悪化/ウクライナの
新しい教育法採択/「パスポート・スキャンダル」/
KMKS襲撃事件におけるロシアの影/「スルコフ・
リークス」

第4章 米中衝突とハイブリッド戦争(二〇一〇~
二〇年)126

第一節 中国の安全保障観 126
米中衝突論/超限戦理論/混合戦争論

第二節 中国のハイブリッド戦争遂行能力 134
戦略支援部隊/「中国海警」と「海上民兵」/ハイ
ブリッド脅威にさらされる台湾

第三節 ハイブリッド脅威としての中国 140
中国とヨーロッパの協力枠組み「17+1」/中国の
5G技術を警戒する/5G安全保障/中国とNAT


終章 ハイブリッド戦争という難題 151

第一節 同盟の抑止力 151

NATOウェールズ首脳会議(二〇一四年)/NA
TOワルシャワ首脳会議(二〇一六年)/NATO
組織の再編

第二節 同盟の信頼性 161
ハイブリッド戦争と法的グレーゾーン/ハイブリッ
ド戦争は「侵略」に該当するか?/ハイブリッド戦
争は自衛権の発動対象か?/ロシアの行動は国際法
的に妥当か?/同盟の信頼性をためす中露の「探り」

第三節 日本の針路 170
日米同盟の強化と防衛力整備/NATOとの連携強
化/ハイブリッド戦争の脅威は続く

おわりに 178
脚注 183
主要参考文献 205

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いかがですか?

連載で見た記憶もある項目もあるかと思いますが、
本になって系統だった形になると、印象が全く違って
見えませんか?



わが国はこれから、台湾有事等を抱えて、これまで
と同じ姿勢で安保国防防衛に向き合うことが許され
なくなります。

そのために不可欠な要素として
「ハイブリッド戦争への正確な理解」
があるのです。

ここへの理解と適切な対処ができないと、
国が内側から滅びる可能性なきとは言えません。

メルマガで毎週真剣に読み続けたあなたにも、
関係ないやと放っておいたあなたにも、
GW中にこの本を読んで、GW明けには違う人になって
いてほしいです。



以下URLから、予約にご参加ください。

『ハイブリッド戦争の時代─狙われる民主主義』
 志田淳二郎著(名桜大学准教授)
 四六判216ページ
 定価1600円+税
 http://okigunnji.com/url/116/
 ※数量限定、期間限定



エンリケ


追伸
ちなみに私が一番刮目させられたのは、
「民主主義が標的」「ハンガリーに注目」でした。

ガチでやばいですよ、わが国、、、

『ハイブリッド戦争の時代─狙われる民主主義』
 志田淳二郎著(名桜大学准教授)
 四六判216ページ
 定価1600円+税
 http://okigunnji.com/url/116/
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