配信日時 2021/04/08 20:00

【ライター・渡邉陽子のコラム (320)】  海上自衛隊幹部候補生学校(16)

こんばんは、エンリケです。

「海上自衛隊幹部候補生学校」の16回目です。

きょうは、教官の言葉の紹介です。

さてこの前、今話題の臺灣パインを食べました。
噂通り、芯までさくりと食べられて、
ジューシーで甘くて適度な酸味。
こんなおいしいパイナップル食べたことないですw
また買う予定ですww

さっそくどうぞ


エンリケ


追伸
東京五輪は一年延期されました。
『オリンピックと自衛隊 1964-2020』
を読んで思いを馳せます。
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『ライター・渡邉陽子のコラム (320)』

 海上自衛隊幹部候補生学校(16)

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こんばんは。渡邉陽子です。
先週のメルマガの最後でロンドン五輪レスリング銅メダリストの湯
元進一1尉をご紹介しましたが、名前の「一」が抜けてしまってい
ました。お詫びして訂正します。ご指摘ありがとうございました。


雑誌記事のお知らせです。

「パンツァー」5月号に「神は賽子を振らない 第32代陸上幕僚
長火箱芳文の半生」第25回が掲載されています。陸上自衛官約1
5万人のトップとなった火箱氏。2010年、中国訪問時のエピソ
ードは読み物としてもお楽しみいただけると思います。
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「丸」5月号に「第3普通科連隊アルバム」と「最北の最強部隊
陸自第3普通科連隊密着ルポ」が掲載されました。3連隊と名寄駐
屯地、2師団広報の協力あっての記事です。ドローンで撮影された
超かっこいい巻頭カラーグラビアと合わせてどうぞ。こちらは本職
のカメラマンの撮影です。https://amzn.to/3sC0mim

「正論」5月号に「われらの女性自衛官」第2回が掲載されていま
す。4月号は緊急事態宣言のため取材ができず休載となってしまい
ましたが、今月号から毎月の連載です。今回は護衛艦「まや」の乗
員の3曹をご紹介します。https://amzn.to/3ubPoRj


■海上自衛隊幹部候補生学校(16)

今週は幹候の教官、3名の声をご紹介します。

航海船務課 教育部 分隊長 1等海尉
30名ほどいる分隊員の、内務面での監督をしています。いわば担
任のような存在です。候補生たちの入校後の成長は著しいですよ。
自分のヴィジョンを示して計画的に物事を進められるようになりま
したし、それらを適切な言葉で報告もできるようになってきました。
ここでの生活は確かに厳しいけれど、実際に幹部自衛官として仕事
に就いたら、そこでまた新たな厳しさに直面します。だから「学生
でいられる間が華だぞ」とよく言っています。将来は、少々ストレ
スやプレッシャーのかかる状況下でも心が折れたり判断に迷ってパ
ニクってしまったりせずに平常心でいられる、骨のある幹部になっ
てもらいたいです。

第1学生隊長付 1等海尉
隊付は分隊長を補佐する役割です。分隊長ほどひとりひとりと接す
ることはなく、学生長や係の人間を通じて教育していく機会が多い
です。
指導で心がけているのは、みんな経歴も違えば考え方も違うので、
一方的に自分の考えを押し付けずに相手の考えもできるだけ聞くよ
うにすること。個々の人間に応じた指導をしないと、今の若者は納
得しないと思いますから。
幹部になると、人から命じられてやるというよりも自分から仕事を
していく機会が多いので、「誰も言わないからやらない」では務ま
りません。自ら目標を掲げ、それに向かって能動的に動けるような
幹部になってほしいです。

本部学生隊 幹事付A 2等海尉
幹事付は、服装容儀であったり室内の整理整頓であったり、生活面
全般のしつけ教育を「アメなしムチのみ」で指導する役割です。
彼らが成長したなと思うのは、意外に何気ないときですね。たとえ
ば雨が降ってきたとき、普通は傘がないと濡れるのが嫌で走ったり
するでしょう。でも自衛官は本来傘をさしません。候補生たちが雨
をまったく気にせず平然と歩いているようなシーンを目にしたとき、
「ああ海上自衛官らしくなってきたな」と感じたりします。
幹事付は、相手が候補生ならば自分の父親のような年の人にも罵声
も飛ばします。相手が真剣な分だけこっちも真剣、常に全力で向か
い合っています。憎まれようがうらまれようが幹事付は「麦踏み」
役ですから、強くたくましい麦に育ってくれればそれでいいんです。

次週は「米海軍士官学校アナポリスから見た江田島の教育」をご紹
介します。


(つづく)



(わたなべ・ようこ)


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□著者略歴

渡邉陽子(わたなべ・ようこ)
神奈川県出身。大学卒業後、IT企業、編集プロダクション勤
務を経て2001年よりフリーランス。2003年から月刊
『セキュリタリアン』『MAMOR』などに寄稿。
現在は自衛隊関連の情報誌などで記事を発表。メルマガ「軍事
情報」で自衛隊関連の記事を配信中。
 
2016年6月、デビュー作
『オリンピックと自衛隊 1964-2020』を刊行。


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