配信日時 2020/12/06 05:00

【戦略航空偵察】「そのような状況が今でも続いている」

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おはようございます、エンリケです。

西山邦夫さんの新刊
『戦略航空偵察─知られざる平時の戦い』を

5日間限定で著者サインが
手に入るのは
12月9日(水)までの予定です
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こんかいは、
この新刊本の概要とポイントをご案内します


「おわりに」で西山さんは、
航空偵察について重要な指摘をされています。


「おわりに(一部)

 主要諸国の政府が政治・外交的リスクを冒し、時
には偵察機乗員の生命の危険を顧みることなく航空
偵察活動を行なうのは、それが国家戦略の進路を探
る重要な手段の一つであることを深く認識している
からである。
 欧米諸国では、軍事に関する書籍が多く出版され、
秘匿された活動である航空偵察について書かれた
書籍も多い。しかし、日本では航空偵察に関するも
のはほとんど刊行されていない。
 本邦に接近してくる外国の偵察機には、自衛隊機
がスクランブルして対処するのだが、外国の偵察行
動に対する国民の関心は高いとはいえない。仮に自
衛隊機による警戒・対領空侵犯措置が行なわれない
としたら、その結果はどうなるだろう? 偵察機は
思うままに飛行し、わが国の防衛態勢はもとより、
産業、通信、交通など国の骨格をなすシステムが丸
裸にされ、弱点が暴露されるであろう。
 2019年度、航空自衛隊が対領空侵犯措置で外
国機に対しスクランブルした回数は947回に達す
る。とくに中国、ロシアの偵察機は継続的かつ入念
にわが国を偵察しており、その飛来機数は年々増加
傾向を示している。
 偵察活動は、その国の戦略的意図のもとに行なわ
れるものであるから、その国の政戦略の姿と方向を
示している。諸外国の偵察活動を観察・分析するこ
とにより、彼らの戦略を見通し、わが国の安全保障
の諸政策に反映させることが求められる。
 その一方で、わが国も保有する偵察能力を発揮し、
周辺諸国に勝る情報収集力を発揮していくことが
必要である。

 自衛官現役時代の1980年ごろ、航空自衛隊が
創設される以前の日本周辺の航空軍事情勢はどうだ
ったのか、調べてみようと思い立ち、その資料を持
っている米空軍に資料提供を依頼した。
 提供されたのが1950年前後の樺太と北方領土
を含む地域のソ連空軍の活動状況であった。
 資料にはレーダーで探知したソ連軍戦闘機の年度
別の数があり、秘密区分はなかった。その中に、米
空軍のRB‐29が撃墜された時の記録も含まれて
おり、その一部を第4章に記述した。
 1990年に航空自衛隊を退官したが、その頃か
ら中国の軍事力強化に注目が集まり、その状況把握
に努め、著者経歴に記した書籍の中国空軍の項を担
当した。
 そのかたわら、冷戦時代の航空偵察に関する書籍
(特に米国で刊行されたもの)を読むと、パワーズ
飛行士が操縦するU‐2の撃墜事件やキューバ危機
における偵察機の活躍など、自衛官現役時代になか
なか知ることができなかった歴史が見えてきた。
 特に2013年にCIAがU‐2やSR‐71の
活動状況を記した文書を公開したことにより、秘密
のベールに覆われていた冷戦期の航空偵察の状況が
かなり明らかになった。
 この資料に記述されているU‐2が日本からソ連
領内へ偵察飛行をしていたことは、当時の日本人は
誰も知らなかったことだ。これに注目して関連する
資料を集めると、思いがけない貴重な資料も見つか
った。
 かつてこのような緊迫した状況が日本周辺で生じ
ており、そのような状況が今でも続いていることは、
日本人として知っておかなければならないことだ
と考えた。これが本書を著すきっかけになった。
 本書は、これまで世界各地で、とくに日本周辺で
行なわれてきた航空偵察の実態を紹介し、航空偵察
についての知識を広めたいと願い、さらには偵察活
動が国家の命運を左右する場合もあることを広く知
っていただきたいとの願いをもって執筆した。

(西山邦夫)



いかがでしょうか?


西山さんは、
ここで本著を書くにいたった動機に触れられています。


<緊迫した状況が日本周辺で生じており、そのよう
な状況が今でも続いていることは、日本人として知
っておかなければならない>


あなたはどう感じましたか?


自分にかかわりのないどこかの誰かがじぶんにかか
わりのないところで勝手にやってくれること。

で済まないことが世の中にはあります。

国防や軍事やインテリジェンスはその典型です。


この本を読んで、

我が国が緊迫した状況下に置かれている現実を
正鵠を射た形で把握してください。


偵察飛行の成果が、過去の歴史でどのように現実に
国家にフィードバックされたのか?を知ることで、
国家観を取り戻すよすがにしてください。


この本を通して、
偵察飛行の存在と意義と機能と歴史的位置づけがで
きるようになっただけでなく、すくなくとも危機管
理の世界では「時代遅れ」という悪口は極めて危険
な失敗を招く発想であるかを知りました。

おかげで、偵察機に興味がわきました。

戦闘だけが軍の仕事じゃないことはわかっていたは
ずですが、偵察飛行という世界を具体的に知るなか
で、「軍事、インテリジェンスへの理解」という大
きなパズルにつながる不可欠な1ピースが手に入っ
た感を持ちます。

偵察飛行の技能・技術に深く関心を向けることの大
切さも教えていただけた気がします。

無人兵器と関わる兵科や機能分野をもっと深く知り
たい。もっと偵察飛行、情報収集活動にかかわる各
種知識の理解を深めて、もっともっと正確にインテ
リジェンスを知りたい、という欲望が「ドカン」と
爆発しました。

学問レベルでも、各種偵察技術・技能の理解・把握
を深めてゆきたい。そんな思いになっています。



あなたもこの機会に、ぜひとも著者・西山さんのサ
イン本で手に入れてください!


申し訳ないのですが、

こんかいは受付期間がすごく短いです

2020年12月4日20時~2020年12月9日23時59分締切。(水曜日)

受付期間があまりないので、
申込みは今すぐどうぞ。

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『戦略航空偵察─知られざる平時の戦い』西山邦夫(著) 
  A5判320ページ  2400円+税

  著者サイン本 数量限定⇒残り 21冊

    知られざる戦略航空偵察の世界
    の現在・過去・未来が見通せる本

     平戦時問わず行われている情報史
       を描いた作品

       情報勤務経歴を持つ著者だから
         迫力が全く違う!


●平戦時問わず行われている航空偵察活動の知られ
 ざる実像が惜しみなく描かれています。この本を
 読んで、これまで受け取ってきた史実理解が18
 0度変わる人も出てくるでしょう。

●航空偵察をめぐる歴史を非常に興味深く読めます。
 永久に紐解く価値を持つ情報史資料としての価値
 があります。
 
●航空偵察は、まさにプロの世界の術といえるでし
 ょう。窺い知れる機会はまずありません。これま
 で見たことも聞いたこともない世界にようこそ!

●著者の経歴が、信頼できるディテールの表現を可
 能にしました。

●著者サイン本が手に入る機会はこれが最初で最後
 と思われます。レアな機会を逃さないでください。

 
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■価格 2400円+税 
 
■2020年12月4日20時~2020年12月9日23時59分締切。(水曜日) 
 
 
特典1:何冊でも送料無料
 
特典2:著者直筆のサイン本(貴重です)
 
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ご参加お待ちしています!

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※公開は9日(水)まで。


エンリケ


追伸
有人偵察は完全に無人偵察に取って代わられるのだろうか?
その問いに答えるヒントも沢山散りばめられています。
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