こんにちは、エンリケです。
わが国をめぐる「シーパワー」で
あなたが最も気になるのは、
「中共の海洋進出」
ではないでしょうか?
これについて、
元横須賀地方総監の堂下哲郎 元海将は、
巻末解説のなかで、
「いかなる国家でも、大陸国家であると同時に大海
洋国家になることはできない」というのはマハンの
有名なテーゼだ。……老練な海洋国家であったイギ
リスは圧倒的なシー・パワーを確立してパックス・
ブリタニカと呼ばれる海洋覇権を握った。……この
ようなマハン流の考え方に急速な海洋進出を図ろう
とする中国が注目し、その理論づけに利用したこと
は当然ともいえる。……急速に軍事力を拡大し、な
りふり構わぬ海洋進出を進めてきた中国は、大陸国
家でありながら大海洋国家となれるのだろうか。」
との実に興味深い言葉を寄せられています。
このことばのなかに、
今マハンを知る必要が書かれています。
海洋国家であることと大陸国家であること
の両立は不可能。
とするマハンのテーゼは、
これまでの歴史で証明されています。
ドイツ帝国しかり
ソ連しかり
大日本帝国しかり
はたして中共は?
という興味深いテーマの実験が
歴史という実験台で今行われている最中なのです。
石原ヒロアキさんの最新作マンガ
『漫画 マハンと海軍戦略』
をひとことでいえば、
「シーパワー」とは何か?
をA・S・マハンという米海軍軍人を通して描き出
した描いた軍事教養マンガです。
クラ上ヴィッツに続く
「軍事古典マンガシリーズ」の二作目です。
冒頭に登場するのは、
幕末の『海国兵談』で有名な、
六無斎 林子平(はやし・しへい)です。
幕末の日本の目覚めを生み出した、といって
過言ではないこの大先達の名前と、マハンの漫画
で出会えることになるとはまさか思いませんでし
た。
石原さんの
林子平がマハンに影響を与えたのでは?
というアイデアは実にユニークで面白いです。
もちろん石原さんオリジナルの想像の産物ですが、、、
今世界を動かす「シーパワー」という考え方が、
林子平に端を発し、マハンを通して歴史に
残ったのではないか?と想像すると、誠に新鮮で、
実は的を射ているのでは?と感じ、ワクワクしま
すw
「シーパワー」への親近感も随分違ってきます。
石原さんはマハンについて、
<マハンの海軍戦略の本質は変わることはありませ
ん。これはクラウゼヴィッツの『戦争論』に匹敵する>
<マハンの教えは今も生きています。とくに海軍戦
略の本質を捉えた『海上権力史論』は、呉市海事歴史
科学館の戸高一成館長が言われるように「常に新しい
時代背景の中で読まれるべき書物」です。>
と書かれており、マハンの『海上権力史論』を海軍
戦略論の必読書、と位置づけておられます。
わが国は海国です。
海からの守りに関わる戦略が
国家には必須不可欠です。
国政政治に投票する主権者としては、
不変で変わらぬ、海の守り、シーパワーの何たるか
に関する核心だけは、きちんとつかんでおきたいで
すよね。
おかしな世論操作や世論誘導に
右往左往されない海の守りへの見識だけは、
素人であろうとも、主権者としてわきまえておき
たいですよね。
元将校ならではのリアルさ、正確さ、信頼度が、
他の漫画では例を見ない圧倒的な特徴といえます。
本著の特徴の一つに、
17世紀から20世紀に至る主要海戦が描かれてい
るところがあげられます。
トラファルガー、四日海戦、ナイル海戦、日露戦争海戦、
日本海海戦、米西海戦、などなど
。
それだけでなく、現在の中共に至る世界のシーパワー、
海軍戦略の流れを途切れることなく描いているとこ
ろ、なかでも、日露戦争以降今に至るシーパワーをめぐる
概況解説がもおススメできる点です。
ポケットシーパワー事典としておススメでき
るところかと思います。
登場人物は、
林子平、マハン、秋山真之、ナポレオン、ネルソン
、島村速雄、加藤友三郎、藤井較一、ゴルシコフな
どなど、あなたも名前をよく知る人々です。
個人的に島村速雄元帥(日露戦当時は大佐~少将)
の登場はうれしかったです。
帝国海軍で一番好きな人ですからw
好意をもって描かれているところも伝わってきて
うれしかったですね。
兵学校七期の加藤、島村、藤井の三羽烏に触れられ
ていたシーンも印象深かったです。
石原マンガならではの、
・正鵠を射た戦場の実相描写
・心憎いまでの人情の機微、気配り
・家族・仲間・祖国・人間への温かな視線
・綿密な時代考証とツボを押さえた軍事解説
を味わいながら、
マハン、トラファルガーなど歴史上の海戦、林子平
や秋山真之、ナポレオン、ヴィルヌーブ、ネルソン
など歴史上の人物を通じ、『シーパワー』という考
え方がいかに育まれ今に至っているか?の全貌と核
心をナポレオン戦争から今に至る海軍戦略を通じて
感じ取ることができます。
・わかりやすい
・面白い
・ツボを外さず正鵠を射た内容
・軍事記述が信頼できる、
・わが国の生き残りに欠かせぬ「シーパワー」への
理解が進む
と5拍子揃った
本邦初のシーパワー解説マンガです。
著者はこの方。
石原ヒロアキ(本名:米倉宏晃)
1958年、宮城県石巻市生まれ。青山学院大学卒
業後、1982年陸上自衛隊入隊。化学科職種幹部
として勤務。
第7化学防護隊長、第101化学防護隊長を歴任。
地下鉄サリン事件(1995年)、福島第1原発事
故(2011年)で災害派遣活動に従事。2014年退
官(1等陸佐)。
学生時代赤塚賞準入選の経験を活かし、戦争シミュ
レーション漫画『ブラックプリンセス魔鬼』および
自衛官の日常を描いた『日の丸父さん』(電子書籍
で発売中)、2018年『日米中激突!南沙戦争』、
2019年『漫画クラウゼヴィッツと戦争論』(並木書
房)を発表。現在、名将グデーリアンを題材に執筆
中。クラウゼヴィッツ学会会員。
戦史や軍事史、軍事理論は、過去の化石ではありま
せん。今も脈々と息づく、今を生きる軍事の血液な
のです。
今生きているからよけいに面白いんです。
今回のキャンペーンは以下のとおりです。
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『漫画 マハンと海軍戦略』 石原ヒロアキ(著)
著者サイン本 50セットのみ
中共の海洋進出に対抗できる知恵を得られ
世界を動かすシーパワーへの妥当な理解が進み
海国・日本のシーパワーの在りようが正確につかめる軍事マンガ
●元幹部自衛官という著者の経歴が、信頼できる海
の軍事ディテールの表現を可能にしました。
●シーパワーを理解するには、海の戦いを知ること
が不可欠です。とはいえ海戦は海上でのこと。
地理的によくわからないぼんやりした印象を覚える
こともあります。このマンガでは、歴史上大切な
海の戦いについて、「地図の付記」「ツボを押さ
えた状況解説」がなされており、痒い所に手が届
く印象です。
●中共の海洋進出に対する妥当で的を射た視座を得
たい人にも格好の入門書です。
●海の安保、海の国防、海の防衛、海の軍事をきち
んと理解したい人みなにおススメできます。
●特に見てほしいのは、今に至るシーパワーの系譜と
巻末の堂下提督の一文です。
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ご参加お待ちしています!
エンリケ
追伸
巻末にある堂下提督の解説
「中国はマハンのテーゼを覆せるか?」は、
中共の海洋戦略に対する優れた分析・見通しである
とともに、帝国海軍とマハンとのかかわりについて
も実に興味深い視座を提供してくれる「まずお目に
かかれない必読の一文」です。
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予約が規定数に達すれば予告なく受付を終了します
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