こんにちは、エンリケです。
294回目となる
「渡邉陽子のコラム」は、
「陸上自衛隊第4師団訓練検閲」
の6回目です。
銀河英雄伝説、面白いですよねー
さっそくどうぞ
エンリケ
追伸
東京五輪は一年延期されました。
『オリンピックと自衛隊 1964-2020』
を読んで、来年に思いを馳せます。
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「ライター・渡邉陽子のコラム」バックナンバー
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『ライター・渡邉陽子のコラム (294))
―陸上自衛隊第4師団訓練検閲(6)―
渡邉陽子
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こんばんは。渡邉陽子です。
相変わらず夢中な「銀河英雄伝説」は現在5巻を読んでいるところ
です。帝国と同盟、詳しくはラインハルトとヤンのガチンコ対決と
いう、何時間でも電車に乗っていたいシーンが展開中です(この本
を読むのは移動中だけと泣く泣く決めているのです)。小説の中の
戦闘でも繰り返し言われるのが補給の重要性で、とても勉強になり
ます。私はテニスのルールを「エースをねらえ!」で覚え、潜水艦
のイロハは「レッド・オクトーバーを追え」で学びました。教材は
あちこちにあるものですね。
N様
私の時計も時間が狂いまくりで、しかも針が見えないとなると、も
はや時計の体をなしていませんね(笑)励みになるお言葉、ありが
とうございます。
F様
体調はいかがですか? どうかくれぐれもご自愛ください。これか
ら少しずつ過ごしやすい陽気になりますので、秋を満喫なさってく
ださい。
I様
あたたかいメッセージをありがとうございます。I様に自衛隊、自
衛官の活動をご紹介できる一助となれば幸いです。
記事掲載のお知らせです。
『PANZER』10月号に「神は賽子を振らない 第32代陸上幕僚長火箱
芳文の半生」第18回が掲載されました。今回は第10師団長時代のお
話前編です。「普通科の幹部ならばいずれは」と熱望した連隊長と
同様、作戦基本部隊たる師団の長もまた憧れていた役職でした。意
気揚々と着任したものの……理想の師団に近づけるべく、大忙しの
日々が始まります。
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『丸』9月号で陸上自衛隊中央輸送隊を紹介しています。輸送科の
総本山に当たる部隊ですが、なにをやっているか、どこにあるか、
陸自隊員でも知らない人のほうが多いようですが、「知らないうち
にお世話になっている」部隊なのです。
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月刊『正論』6月号に「自衛隊あってのオリンピック」
最終回が掲載されました。
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■陸上自衛隊第4師団訓練検閲(6)
前線で戦っている隊員たちを支えているのが戦闘団段列、いわゆる
兵站です。
衛生や整備、補給など、段列なくして戦闘は成り立たりません。戦
闘団指揮所よりもさらに後方の奥まった場所で、普通科直接支援隊
や補給小隊が黙々と働いています。
600名分の食事の材料が届く糧食交付所、その山のような材料を
調理する小さな調理場。
ひときわ奥まったところに位置する救護所。
ガソリンスタンドにもなっている燃料交付所。
前線の殺伐とした空気を感じた後に訪れたこの段列は、まるで宝の
山のように見えます。段列は戦闘団の生命線なのだとしみじみ感じ
ました。
統裁部本部も、戦闘が始まり緊張した空気が流れています。
情報を整理して判定を下す審判部、全体の状況を常に見極める企画
統裁部など、絶え間なく伝わってくる現場の様子を、最新の状態で
把握するための努力が続けられています。
この日は対抗部隊である141機械科連隊を率いる第41普通科連隊長
に話を聞くことができました。
「主役の受閲部隊がしっかり戦闘行動ができるかを検証するため、
統裁部と連携しながら作戦を進めています。最終的には統裁部の演
習の全体の枠組みの中で動きますが、基本はわれわれの自由意志で
動き、勝つための戦いをやっています。また、自分たちが受閲した
ときの反省点を今回の検閲で改善したいと思っています」
防御して待ちかまえている相手に対して攻撃をするには、相手の3
倍の人員が必要と言われています。しかし対抗部隊が実際にそこま
での数を用意することはできないので、41連隊の隊員たちはひとり
で4~5名分として戦わなければなりません。
一度死亡しても即、次の兵士として戦列に参加するわけですから対
抗部隊も大変です。
彼らがいかに全力で16戦闘団を攻めるか、それによって訓練検閲の
善し悪しが大きく左右されることを、今日の戦闘を目にした後では
改めて実感しました。
さて、いよいよ訓練検閲最終日。
戦闘も佳境に入っています。
ここから先は対抗部隊の息もつかせぬほどの怒涛の攻撃に対し、戦
闘団長がどのような決心をしていくかというのが検閲の肝になりま
す。
まずは昨日同様、戦闘の最前線に行ってみました。最前線は戦闘団
指揮所にもっとも近いラインまで下がってきています。
化学攻撃を受けたということになっているのでしょう、機関銃を構
えた歩兵は防護マスク姿です。
隊員の背後の茂みに隠れている戦車と連携して相手の足を止める計
画ですが、その戦車から被弾したことを示す黄色いスモークが上が
りました。そして対抗部隊の戦車と歩兵が一気に突入してきました。
戦車の火力で制圧し、歩兵が残党を掃討して地域を確実に確保する
という、対抗部隊の完璧な勝利に見えました。ところが……
(つづく)
(わたなべ・ようこ)
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□著者略歴
渡邉陽子(わたなべ・ようこ)
神奈川県出身。大学卒業後、IT企業、編集プロダクション勤
務を経て2001年よりフリーランス。2003年から月刊
『セキュリタリアン』『MAMOR』などに寄稿。
現在は自衛隊関連の情報誌などで記事を発表。メルマガ「軍事
情報」で自衛隊関連の記事を配信中。
2016年6月、デビュー作
『オリンピックと自衛隊 1964-2020』を刊行。
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