配信日時 2020/07/13 08:00

【桜林美佐の「美佐日記」(84)】すごいなと思った「自衛隊の即応性」

こんにちは、エンリケです。

九州などで大雨の被害にあわれた
みなさまに、心よりのお見舞いを申し上げます。

今回も各地で我が自衛隊は
災害派遣出動し、任務を果たしています。

桜林さんの自衛隊、自衛官への応援の言葉は、
他の方のそれとはまったく違う印象を受けます。
自衛官諸官の心の奥に響き・届くそれのような気がします。

こういう方こそ
自衛隊応援団
というのではないでしょうか?

さまざまな思いを味わいながら
拝読しました。


さっそくどうぞ。


エンリケ


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今年4月に刊行された『自衛官が語る災害派遣の記
録』に続く、第2弾『自衛官が語る海外活動の記録』
(桜林美佐監修・自衛隊家族会編)が発売されてい
ます。中東シーレーンの安全確保をめぐって新たな
自衛隊派遣が行われているこの時期にタイミングを
合わせたような出版です。現地で自衛官たちが何を
思い、どのような苦労をして、任務をこなしてきた
か、25人の自衛官のリアルな体験記です。

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桜林美佐の「美佐日記」(84)

すごいなと思った「自衛隊の即応性」

桜林美佐(防衛問題研究家)
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おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』は令和2年7月の今回
で84回目です。

まず冒頭からお詫びと訂正です!前回、お知らせし
た先週月曜にYouTubeの生出演をするという告知は誤
りでした!

もしも、この時間にご覧頂く準備をされていた方が
いらっしゃったら本当にごめんなさい。放送日が分
かりましたらまたお知らせします!

なにせ私自身、着替えて化粧してスタンバイして、
じっと座って待っていましたが、直前になっても連
絡がない。これは何かおかしいと不安になり、スタ
ッフとのメールを探して見ると、なんと予定日は
1週間先だったのです(しかも生配信ではありませ
んでした)。

なんてこった! まあ、よくあるんですけどね、こ
の程度のミスは。

しかし、そもそも部屋でひとりでスタンバっていた
だけなので、何事もなかったかのように「なんで、
ちゃんと確認せんかね」とかブツブツ言いながら、
また部屋着に戻って原稿書きの仕事を継続。

そもそもこの日は朝から福岡や佐賀などで雨が強く、
エリアメールが鳴りっぱなしでした。

週末から熊本をはじめとする南九州で大雨となり、
日曜にはわが家のすぐ近くの自衛隊も熊本に出動し
ていました。

すごいなと思ったのは、いつも自分で書いてきては
いましたが、自衛隊の即応性、切り替えの早さです。

全国の自衛隊ではコロナ自粛で行動が制限されてい
ましたので、政府の方針と合わせて緩和された6月
後半から少しずつお出かけをしたり、小規模での飲
み会など始めていたようでした。

出かけるといっても、ゴールデンウイークにできな
かった帰省が主なようで、あとよく休みの日に見る
のは、オヤツなのか袋一杯に買い込んでみんなで歩
いている姿です。

そういえば先月の日曜日に西鉄久留米駅の駅ビルに
行った際、ふと周囲を見たらほとんどの人が自衛隊!
(もちろん確認したわけではありませんが、間違い
ないでしょう)で、驚きました。

福岡の中心街に出かけることは控えていた時期でし
たので、みんなが駅ビルに来ていたとみられます。

可愛いなあ・・、と、つい思ってしまうのはオバさ
んになった証拠なんでしょうか。

それぞれスタバでスマホをいじっていたり、なんだ
かウロウロしていたり、明日からまた1週間が始ま
るなあという、まったりとした空気が漂っていまし
た。

書店に行ったうちの旦那さんが「『軍事研究』なん
て読んでいる奴を見たよ!」驚いていましたが、自
衛官が軍事研究、それ別に何もおかしくないんです
けど・・・・。

 それにしても、久留米にいる自衛官といえば、み
んな焼酎やとんこつラーメンばかりなのかという思
い込みがありましたが、最近は多様な自衛官の姿が
あるということを知りました。

 そういう、オヤツを買いだめしたりカフェでくつ
ろいでいる様子を見てしまうと、待ちに待った週末
に起きる災害には私まで恨めしい気持ちになってし
まいます。

 今回もそんな週末に続々と災害派遣部隊が出てい
ます。道路に出て手を振りましたが、車両の中に休
日モードとは全く違うマスク姿の真剣な表情を確認
し、いつもながら感動しました。

月曜には福岡県内も被害が発生し、夜中から準備を
したのでしょう、夜明けとともに災害派遣の車両が
次々に出発していきました。

 ニュースなどでご存じの通り、今回の災害派遣は
とりわけ熊本の球磨川流域で約50kmの範囲で孤立
状態となり、車両による活動ができないため、徒歩
で、道なき道を分け入っていくという凄まじいもの
となっています。

 実は、これを書いている今現在も大雨警報が発令
され、厳重警戒が呼びかけられています。現在進行
形の雨の中ですので、また続きは次回にお伝えした
いと思います!

 豪雨災害の自衛隊派遣などについて、7月8日(水)
朝のニッポン放送「OKコージーアップ」で、午前7時
15分過ぎくらいから数分間ですが話をしています。
スマホやPCのradikoのタイムフリー機能を使うと1
週間以内は聴取可能です。

 また、11日の夕刊フジにも緊急寄稿しましたの
で、ご興味ありましたらZAKZAKなどネット記事でご
覧下さい!

 そんなわけで本日は以上です!

<おしらせ>
YouTubeチャンネルくららで毎週土曜にアップして
いる「国防ニュース最前線」、今週も伊藤俊幸・元
海将に解説をして頂き、私はリモート出演です!

http://okigunnji.com/url/42/



(さくらばやし・みさ)



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このURLからお知らせください。

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【著者紹介】
桜林美佐(さくらばやし・みさ)
昭和45年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フリ
ーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を
制作。その後、国防問題などを中心に取材・執筆。
著書に『奇跡の船「宗谷」─昭和を走り続けた海の
守り神』『海をひらく─知られざる掃海部隊』『誰
も語らなかった防衛産業[改訂版]』『武器輸出だ
けでは防衛産業は守れない』『防衛産業と自衛隊』
(いずれも並木書房)、『終わらないラブレター─
祖父母たちが語る「もうひとつの戦争体験」』(PH
P研究所)、『日本に自衛隊がいてよかった』(産
経新聞出版)、『ありがとう、金剛丸─星になった
小さな自衛隊員』(ワニブックス)。月刊「テーミ
ス」に『自衛隊密着ルポ』を連載。


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(代表・エンリケ航海王子)
 
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