こんにちは、エンリケです。
「メイキングオブ防衛白書」
の五回目です。
まずはお詫びと訂正から。
先週配信した「メイキングオブ防衛白書(4)」
文中に、編集時の不手際で、間違いがありました。
ここにお詫びの上訂正いたします。
冒頭文8行目。左から5文字目
(誤)「際涯派遣」
(正)「災害派遣」
ご指摘いただいたUさま、ありがとうございました。
さて今日の記事で
「メイキングオブ防衛白書」
はおわりです。
体験談やご感想もお寄せください。
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さっそくどうぞ
エンリケ
追伸
東京五輪は一年延期されました。
『オリンピックと自衛隊 1964-2020』
を読んで、来年に思いを馳せます。
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「ライター・渡邉陽子のコラム」バックナンバー
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『ライター・渡邉陽子のコラム (275)
―メイキングオブ防衛白書(5)―
渡邉陽子
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こんばんは。渡邉陽子です。
全国に緊急事態宣言が出たものの、店舗の営業については自粛を求
めない自治体も結構あるようで驚きました。自治体の対応に温度差
を感じます。
居酒屋を求めて「越境」する人がいるというニュースにも驚きまし
たし、公園で母親がおしゃべりにしているそばで子どもたちがいつ
も通り遊び回っているという友人の近所の話にも驚きました。本人
の意識の低さで感染するのは自業自得ですが、そういう人が医療現
場をさらに疲弊させ、他者に感染のリスクを負わせると思うと腹立
たしいですね。
まもなくGW、人の動きは抑えられるのか不安です。毎日退屈でスト
レスMAXの小さな子どもがいる家庭など、天気のいい行楽日和の休
日に「公園だったら広いし濃厚接触はないよね」と家族そろってお
出かけしたくなる気持ち、わかります。けれどそう考えるのは一世
帯だけではないわけで……
■メイキングオブ防衛白書(5)
メイキングオブ防衛白書の最終回です。今週は防衛白書室で白書の
制作に関わった人々の声をご紹介します。
防衛白書が世に出て地方での説明も終われば、白書室のメンバーた
ちは再び全国各地の原隊へ戻ります。
舞鶴に戻る海自の女性士長は、白書室で過ごしているうちに、海曹
になろうと決心したそうです。
「優秀な方たちに囲まれ、毎日が驚きと発見の連続で、人生が変わ
るくらい貴重な経験でした。白書室を去るのは寂しく残念です」
事務官は「窓口業務は初めてでしたがいい勉強をさせてもらい、調
整能力が身についたと思います。大臣室に入るというのも貴重な経
験でしたね」。
取材班に常に丁寧な説明をしてくれた海自のS3佐は、
「原稿の最終締め切り、たび重なる会議、関係部署への説明、その
合間にゲラチェックなど、きついことはたくさんありました。メン
バーも選りすぐりだったので、遅れないようついていくのに必死で。
それでももう一度白書作りなさいと言われたら、もちろんOKです」。
一足早く白書室を離れる陸自のI2佐は、「歩んできた道が全員異
なる白書室のメンバー、楽しかったですね。この後は青森の第5普
通科連隊に行きます」。
空自のK2佐は白書を無事世に送り出した安堵とともに、いわゆる
背広組と一緒に1年近く働いてきた意義の大きさを噛みしめていま
した。
「われわれは部隊を動かすのが仕事ですが、内局は政策をやるとこ
ろ。仕事のやり方に根本的に違いがあるので、そこに刺激を受け、
かつ学ばせてもらいました」。
部員もまた制服組と一緒に白書を作り上げていく中で、彼らの仕事
ぶりに感じ入るところがあったそうです。
「さすが陸海空から選ばれた人だけあって、みんな優秀で。写真や
コラムの数が陸海空のどこかに偏っていると途端にクレームが来る
んですが、そういうとき彼らは白書室のメンバーとして『いい白書
にするためには単純に3で割ればいいってもんじゃないんです』と
必死に訴えていたのが印象的でした。陸海空自衛隊の代表として来
ている彼らにとって、親元からは厳しく主張しろと言われているは
ずなんですが、防衛省全体の考えではこうすべきだと押し返さない
といけないので、随分苦労したと思います」
最後に、その年の白書の責任者であった前田報道官(当時)に、こ
の1年を振り返ってもらいました。
「政権交代があったので、その点をふまえてどういう白書を作った
らいいかが悩ましい問題でした。けれど大臣をはじめ、三役の皆さ
んも白書に関する話をよく聞いてくださり、安全保障、防衛の問題
だから奇をてらう必要はなく、オーソドックスに作ればいいよとお
っしゃっていただいたので非常にありがたかったですね。白書室の
メンバーはみな優秀でチームワークもよく、最後まで実によく働い
てくれました。ひとりでも多くの国民の皆様に、興味のあるページ
だけでもぜひ読んでいただきたいと思っています」
白書室メンバーの皆さん、お疲れ様でした!
(おわり)
(わたなべ・ようこ)
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□著者略歴
渡邉陽子(わたなべ・ようこ)
神奈川県出身。大学卒業後、IT企業、編集プロダクション勤
務を経て2001年よりフリーランス。2003年から月刊
『セキュリタリアン』『MAMOR』などに寄稿。
現在は自衛隊関連の情報誌などで記事を発表。メルマガ「軍事
情報」で自衛隊関連の記事を配信中。
2016年6月、デビュー作
『オリンピックと自衛隊 1964-2020』を刊行。
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PS
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