配信日時 2019/11/29 20:00

【二つの愛国心─アメリカで母国を取り戻した日本人大尉(35)】「いつか逝く道」 加藤喬

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ライターの平藤清刀です。陸自を満期除隊した即応
予備自衛官でもあります。
お仕事の依頼など、問い合わせは以下よりお気軽に
どうぞ
 
E-mail hirafuji@mbr.nifty.com
WEB http://wos.cool.coocan.jp
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こんにちは。エンリケです。

加藤さんが翻訳した武器本シリーズ最新刊が出まし
た。今回はMP5です。

「MP5サブマシンガン」
L.トンプソン (著), 床井雅美 (監訳), 加藤喬 (翻訳)
発売日: 2019/2/5
http://okigunnji.com/url/14/
※大好評発売中


加藤さんの手になる書き下ろしノンフィクション
『二つの愛国心─アメリカで母国を取り戻した日本
人大尉─』の第三十五話です。

加藤さんならではの話が続きます。

米のトランプ大統領は言行一致。
口にしたこと、言葉にしたことは
必ず実行する人といわれています。
私もそう感じます。

だから彼のツイッターのチェックは
かかせません。

そんななか生まれた
「今週の「トランプ・ツイッター」」
もう3年になるのですね。

・トランプのことばを定期的に自動で確認できる。
・現地の空気を知る元軍人ならではの視点と解説。
・かの地から眺めた祖国日本の姿をホンネで伝えてくれる。

こんなコンテンツ、他にないと思いますね。

加藤さん、感謝に堪えません。


そんなコンテンツを生み出せる
加藤喬という人は
どうやって生まれてきたのか?

それがわかる
「二つの愛国心」も、
はや35回を迎えました。

きょうの内容には、
しみじみと身につまされる方、
多いのではないでしょうか?
とくに50代。

さっそくどうぞ。

エンリケ


追伸
ご意見ご質問はこちらから
https://okigunnji.com/url/7/


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『二つの愛国心
  アメリカで母国を取り戻した日本人大尉』(35)

「いつか逝く道」

Takashi Kato

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□はじめに

 書下ろしノンフィクション『二つの愛国心──ア
メリカで母国を取り戻した日本人大尉』の35回目
です。「国とは?」「祖国とは?」「愛国心とは?」
など日本人の帰属感を問う作品です。
 
 学生時代、わたしは心を燃え立たせるゴールを見
つけることができず、日本人としてのアイデンティ
ティも誇りも身につけることがありませんでした。
そんな「しらけ世代の若者」に進むべき道を示し、
勢いを与えたのはアメリカで出逢った恩師、友人、
そして US ARMY。なにより、戦後日本の残滓である
空想的平和主義のまどろみから叩き起こしてくれた
のは、日常のいたるところにある銃と、アメリカ人
に成りきろうとする過程で芽生えた日本への祖国愛
だったのです。
 
 最終的に「紙の本」として出版することを目指し
ていますので、ご意見、ご感想をお聞かせいただけ
れば大いに助かります。また、当連載を本にしてく
れる出版社を探しています。


□今週の「トランプ・ツイッター」11月17日付

『トランプ・ツイッター』の連載を始めてから3年
過ぎました。「抜け目ない実業家」「気まぐれ屋」
「大胆」「強い指導者」「クレイジー」「尊大」
「予測不能」「危険」など、人によって大きく評価
が分かれるワイルドカード大統領ですが、この数年
取り上げてきたツイッターには共通項があります。
氏の強烈な自尊心と、勝算を見抜く冷徹なビジネス
感覚です。

「ならば、トランプ大統領の北朝鮮に対する譲歩姿
勢はどう説明する?」読者はそう問うでしょう。確
かに、短距離弾道弾発射の容認と米韓軍事演習の中
止はトランプ氏の砲艦外交と相容れません。また
「金正恩委員長、近く会おう」とのツイッターに対
し、北朝鮮の高官は「無益な会談には興味がない」
と一蹴。通常なら自尊心を踏みにじられたトランプ
氏の十倍返しは避けられないところです。ところが、
大統領はなぜか沈黙を保っています。同じ核問題で
やり玉に挙がっているイランと比べれば、北朝鮮対
応の異様さがいっそう浮き彫りになります。

 日米の外交専門家らは「北への融和措置は誤った
メッセージを送る」と批判しますが、トランプ氏は
直感で相手を品定めし勝算を見極めるタイプ。部外
者には譲歩とも映る対応は、金委員長を同じ土俵に
載せ、取引(ディール)を成就させる自信の表れと
もとれます。問題は、取引の内容。徹底した現実主
義者であるビジネスマン大統領、完全非核化はすで
に度外視している可能性大です。米国本土に届く弾
道弾と核弾頭小型化の芽さえ完全に摘み取ってしま
えば、その時点で手打ちにすることもあり得ます。

 同時に、トランプ氏は在韓米軍が対費用効果に値
しないと考えているふしがあります。韓国政府に対
し従来の4?5倍に達する防衛費分担金を吹っかけ
たのは、北朝鮮と中国からの攻撃に脆弱な在韓米軍
の撤収口実を作るためだとか・・・。また、日韓軍
事情報包括保護協定 (GSOMIA) の失効は土壇場で 回
避されたものの韓国不信が深まったのは間違いなく、
これに歴代中国王朝と朝貢冊封関係にあった朝鮮の
歴史を踏まえたトランプ氏が、「中国による南北朝
鮮の属国化は早晩避けられない」と判断。「朝鮮半
島に国益無し」と韓国を見限り、「不沈空母日本」
を対中戦略最前線とする肚(はら)をきめたとして
も不思議はありません。

 同盟国の過大な対米軍事依存を許さないトランプ
氏の言動を鑑みれば、この仮説には現実味が出てき
ます。日本はアメリカの盟邦として中国包囲網の一
環となる覚悟があるのか。それとも、独裁国家との
「国交正常化」を優先するのか。有権者と政治家の
正念場がもうすぐやってきましょう。


 あにはからんや、国会では野党議員諸氏が「桜を
見る会」問題追及に血道をあげています。国益と国
政妨害の区別さえつかないようでは、いつまで経っ
ても国の舵取りは任せられません。

 本日のトランプ・ツイッター、北朝鮮に「狂犬」
扱いされたバイデン元副大統領を弁護しつつ、金委
員長に向け「来年の選挙以降も自分以外に交渉の本
命はいない」と主張したものです。キーワードは 
get a deal done。「取引を成立させる」という意
味です。

Mr. Chairman, Joe Biden may be Sleepy and Very 
Slow, but he is not a “rabid dog.” He is 
actually somewhat better than that, but I am 
the only one who can get you where you have 
to be. You should act quickly, get the deal 
done. See you soon!

「金委員長、ジョー・バイデンは確かに覇気も活気
もないが、『狂犬病にかかった犬』よりはいくらか
ましだ。しかし、貴殿の進むべき場所にお連れでき
るのはわたしを置いていない。一刻も早く行動に移
し、取引を成就させよう。近く、会おう!」



「二つの愛国心─アメリカで母国を取り戻した日本
人大尉」(35)

(前号までのあらすじ)
『チューズデーに逢うまで』の翻訳終了間際だった
2014年12月、カリフォルニアを講演ツアーで
訪れたルイス・カルロス・モンタバン大尉とチュー
ズデーに会った。間近で見るルイスの目は、翻訳や
メールのやり取りを通して想像していたよりずっと
穏やかで優しく見えた。主人の脇にピタリと寄り添
うチューズデーの忠実で聡明な顔立ちに、訓練され
た介助犬だけが持つ「癒し」と「使命感」を感じた。
しかし・・・その後もチューズデーを伴って全米を
回り、憑かれたように戦傷復員兵らの救済を訴え続
けたモンタバン大尉は2016年12月、PTSDの再発と悪
化に力尽き、自死した。

▼いつか逝く道

 手術台にくくりつけられ無影灯を見ていた。左腕に
は麻酔用のチューブが挿入されている。執刀医の姿
はまだなく、若い麻酔医が機器の調節を行なってい
るようだ。頭をやや右側に傾けると、鈍い銀色の装
置が目に入った。円形のポンプに太いチューブが何
本も接続されている。心臓を止めているあいだ、わ
たしの身体に血と酸素を供給する人工心肺装置。今
はまだ透明なチューブに、間もなく自分の血が流れ
る様子を想像するとにわかに怖くなった。パニック
をおこしかけた刹那、視界が闇になり自分が消え去
った。開胸オペが失敗していたら、あの瞬間が死だ
った。

 DLIから退官する数年前、わたしは再婚した。
相手は、国連コソボ平和維持軍の野戦病院で将兵看
護にあたった陸軍大佐。「最近、階段の上り下りで
息を切らしているわよ」。民間病院の看護師長でも
ある妻はわたしの変調を見逃さなかった。同僚の心
臓専門医を紹介されたが頑なに拒んだ。実は水泳中
も胸部に違和感を覚えていたが、むしろペースを上
げて不安を打ち消した。カデット時代から運動と健
康に人一倍気を配ってきた自分に限って心臓病など
あり得ない・・・。

「タカシは死に神とダンスしている。真の兵士は命
を粗末にしないものよ」

 妻のこの一言で病院行きを受けいれた。検査の結
果、大動脈の2本が閉塞状態であることが判明した。
息切れと胸の圧迫感は酸素不足によるもので、放っ
ておけば心筋梗塞で危なかった。「なぜわたしが?」
の問いに、執刀医は「遺伝」とだけ答えた。つまり、
原因は分からないということだ。後日、医療チーム
全員と面談した際、医師助手が言った。「アイ ウィ
ル ホールド ユア ハート(手術中、あなたの心を支
えます)」と解釈して頷いた。

「咳をしろ!咳をしろ」

 麻酔から覚めて最初に聞いた言葉だ。直後、肺に
直接酸素を送っていたチューブを抜いた。意識を失
ってからの時間経過感覚はゼロ。しかし実際には5
~6時間が経過していた。覚醒してから最初のリハ
ビリは、ベッドから起き上がり目の前の体重計に乗
ることだった。しかし、激しい目眩と吐き気で1メ
ートルも歩けず断念。落ち込んでいると、例の執刀
医助手がやって来て「あなたの心臓を先生が縫い合
わせるまで、わたしが両手で持っていました。大変
な『修理』だったのだから、大切に使ってね」と真
顔で言う。

「ホールド ユア ハート」とは文字通りのことだっ
たのだ。血にまみれた心臓を慎重に保持する彼女を
想像し、視界が滲んだ。胸の内部が剥き出しになっ
た自分の姿への戦慄と、医師らに対する感謝が入り
交じった涙だった。退院までには1週間を要し、帰
宅してからの1か月間、切断された胸骨の痛みで車
のギアシフトも携行する愛銃のスライドを引くこと
もできなかった。快復してみると、10代からの不
老不死神話が影も形もなく崩れ去っていた。

 そう、人はいつかいなくなる。健康な食生活を心
がけ運動に精を出そうとも、老いは早晩やって来る。
いや、年齢にかかわりなく事故や事件で急逝するこ
とだってある。盛者であろうとなかろうと、未曾有
の仕事を成し遂げようと道半ばで逝こうと、はたま
た、善行で万人に敬愛されようが、世間を震撼させ
る犯罪で蔑まれようが、最期は分け隔てなくやって
来る。

 人だけではない。永遠のシンボルとされる星もま
た星間ガスから誕生し、壮年期を経て最期を迎える。
生を受けた瞬間に、万物の定めは決まっている。こ
とにホモサピエンスは、行く末を理解する知性を授
かったので、やがて来るその日を怖れ、思い悩む。
知恵を持ったばかりに背負った酷な定めだ。自らの
数奇な道程を書きたくなったのは、すでにかなり前、
折り返し地点を過ぎたからだろう。行く末に怯える
ホモサピエンスのはかない抵抗、いや、未練なのか
も知れない。
  
会者定離(えしゃじょうり)の人の世は、死別、離
別、訣別に事欠かない。「われわれは似ている」。
先住民と日本人の類似点を示唆した大学院の先輩ビ
オラ・コルドバは、博士号取得後、クレイチー教授
の強い推薦でアラスカ州立大学ファアバンクス校の
哲学教授になった。誇り高いアパッチ戦士は、最北
のキャンパスでも白人主導の大学当局に挑み続けた
らしい。数年目の冬、氷を踏んで転倒、大怪我をし
た。その後、気候温暖な南西部に戻り、先住民哲学
の体系化というライフワークに取り組んでいたが、
2002年、脳動脈瘤破裂で倒れた。道半ばの早逝だっ
た。

後年アラスカを再訪した折、彼女の死についてベニ
ッシュ教授と言葉を交わした。型通りの悔みの言葉
に、ベニッシュは「ビオラは帰っていったのだよ」
と言いざま、あの高笑いを放った。妻の死に瓶を叩
いて歌ったという荘子の姿が恩師に重なった。

ベニッシュはその後も仏教、道教の研究を続け、講
演で全米およびアジア諸国を飛び回った。しかし、
死に至る病を患ったと知るや治療を拒否。2017年8
月、83歳で世を去った。遺灰はベニッシュが半世紀
以上丹精込めて耕してきた自宅農園に撒かれた。葬
儀もお別れの会もいっさいない旅立ちに、わたしは
ベニッシュの高笑いの意味に気づいた。

「すべてを笑い飛ばすことができなければ、生きる
ことへの真剣さが足りない・・・」

いまひとりの白夜の哲学者クレイチーは、この数年
で大きな手術を3回受けた。類まれな活力の持ち主
も手術のたびに衰え、2018年師走、家族に看取られ
静かに旅立った。

故ルイス・カルロス・モンタバン大尉の介助犬「チ
ューズデー」もヒトに尽くし続けた13年の生涯をつ
い先日終えた。大尉亡きあと、乞われて末期患者の
サービスドッグとなり、新たな主人を支えた忠犬だ
った。最期はこの男性の腕に抱かれ、安らかに逝っ
た。


(つづく)


加藤喬(たかし)



●著者略歴
 
加藤喬(かとう・たかし)
元米陸軍大尉。都立新宿高校卒業後、1979年に渡米。
アラスカ州立大学フェアバンクス校他で学ぶ。88年
空挺学校を卒業。
91年湾岸戦争「砂漠の嵐」作戦に参加。米国防総省
外国語学校日本語学部准教授(2014年7月退官)。
著訳書に第3回開高健賞奨励賞受賞作の『LT―あ
る“日本製”米軍将校の青春』(TBSブリタニカ)、
『名誉除隊』『加藤大尉の英語ブートキャンプ』
『レックス 戦場をかける犬』『チューズデーに逢う
まで』『ガントリビア99─知られざる銃器と弾薬』
『M16ライフル』『AK―47ライフル』『MP5サブ
マシンガン』『ミニミ機関銃(近刊)』(いずれも
並木書房)がある。 
 
 
追記
「MP5サブマシンガン」
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『アメリカンポリス400の真実!』発売中
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『チューズデーに逢うまで』発売中
http://www.amazon.co.jp/dp/489063326X
 
『チューズデーに逢うまで』関係の夕刊フジ
電子版記事(桜林美佐氏):
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150617/plt1506170830002-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150624/plt1506240830003-n1.htm
 
『レックス 戦場をかける犬』発売中
http://www.amazon.co.jp/dp/489063309X 
 
『レックス 戦場をかける犬』の書評です
http://honz.jp/33320

オランダの「介護犬」を扱ったテレビコマーシャル。
チューズデー同様、戦場で心の傷を負った兵士を助ける様子が
見事に描かれています。
ナレーションは「介護犬は目が見えない人々だけではなく、
見すぎてしまった兵士たちも助けているのです」
http://www.youtube.com/watch?v=cziqmGdN4n8&feature=share
 
 
 
きょうの記事への感想はこちらから
 ⇒ https://okigunnji.com/url/7/
 
 
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日本語でも英語でも、日常使う言葉の他に様々な専
門用語があります。
軍事用語もそのひとつ。例えば、軍事知識のない日
本人が自衛隊のブリーフィングに出たとしましょう。
「我が部隊は1300時に米軍と超越交代 (passage of 
lines) を行う」とか「我がほう戦車部隊は射撃後、
超信地旋回 (pivot turn) を行って離脱する」と言
われても意味が判然としないでしょう。
 
 同様に軍隊英語では「もう一度言ってください」
は "Repeat" ではなく "Say again" です。な
ぜなら前者は砲兵隊に「再砲撃」を要請するときに
使う言葉だからです。
 
 兵科によっても言葉が変ってきます。陸軍や空軍
では建物の「階」は日常会話と同じく "floor"です
が、海軍では船にちなんで "deck"と呼びます。 
また軍隊で 「食堂」は "mess hall"、「トイレ」
は "latrine"、「野営・キャンプする」は "to bivouac" 
と表現します。
 
 『軍隊式英会話』ではこのような単語や表現を取
りあげ、軍事用語理解の一助になることを目指して
います。
 
加藤 喬
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PS
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人情報を伏せたうえで、メルマガ誌上及びメールマ
ガジン「軍事情報」が主催運営するインターネット
上のサービス(携帯サイトを含む)で紹介させて頂
くことがございます。あらかじめご了承ください。


最後まで読んでくださったあなたに、心から感謝し
ています。
マガジン作りにご協力いただいた各位に、心から感
謝しています。
そして、メルマガを作る機会を与えてくれた祖国に、
心から感謝しています。ありがとうございました。

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発行:おきらく軍事研究会
(代表・エンリケ航海王子)

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