配信日時 2019/11/22 20:00

【二つの愛国心─アメリカで母国を取り戻した日本人大尉(34)】「戦友の自死」 加藤喬

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ライターの平藤清刀です。陸自を満期除隊した即応
予備自衛官でもあります。
お仕事の依頼など、問い合わせは以下よりお気軽に
どうぞ
 
E-mail hirafuji@mbr.nifty.com
WEB http://wos.cool.coocan.jp
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こんにちは。エンリケです。

加藤さんが翻訳した武器本シリーズ最新刊が出まし
た。今回はMP5です。

「MP5サブマシンガン」
L.トンプソン (著), 床井雅美 (監訳), 加藤喬 (翻訳)
発売日: 2019/2/5
http://okigunnji.com/url/14/
※大好評発売中


加藤さんの手になる書き下ろしノンフィクション
『二つの愛国心─アメリカで母国を取り戻した日本
人大尉─』の第三十四話です。

加藤さんならではの話が続きます。

現在米で起きている反大統領運動と、いまわが国で
起きている倒閣運動の驚くべきデタラメさが奇妙な
ほど共通していると感じるのは私だけでしょうか?

昨日宗像さんが紹介していた昭和25年の三田村さ
んの書を読むと、この件も、同じ者がシナリオを描
いており、猿回しの猿が、海を隔てた各地で躍らさ
れている、と見るのが妥当なんだろうと感じて仕方
ありませんw

海外の情報を、肌に接する温度で届けてもらうのは、
本当にありがたいことですね。ネット萬歳ですw

さて、最後の一文をどう受け止めるか?
当たり前のように見えて、極めて重要なポイント
ですね。

さっそくどうぞ。

エンリケ


追伸
ご意見ご質問はこちらから
https://okigunnji.com/url/7/


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『二つの愛国心
  アメリカで母国を取り戻した日本人大尉』(34)

「戦友の自死」

Takashi Kato

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□はじめに

 書下ろしノンフィクション『二つの愛国心──ア
メリカで母国を取り戻した日本人大尉』の34回目
です。「国とは?」「祖国とは?」「愛国心とは?」
など日本人の帰属感を問う作品です。
 
 学生時代、わたしは心を燃え立たせるゴールを見
つけることができず、日本人としてのアイデンティ
ティも誇りも身につけることがありませんでした。
そんな「しらけ世代の若者」に進むべき道を示し、
勢いを与えたのはアメリカで出逢った恩師、友人、
そして US ARMY。なにより、戦後日本の残滓である
空想的平和主義のまどろみから叩き起こしてくれた
のは、日常のいたるところにある銃と、アメリカ人
に成りきろうとする過程で芽生えた日本への祖国愛
だったのです。
 
 最終的に「紙の本」として出版することを目指し
ていますので、ご意見、ご感想をお聞かせいただけ
れば大いに助かります。また、当連載を本にしてく
れる出版社を探しています。


□今週の「トランプ・ツイッター」11月13日付

 英語には他国の国民性や名物をあげつらった表現
が多々あります。たとえばゴーダッチ(Go Dutch)
は「割り勘にする」。17世紀、英国と覇権を争っ
ていたオランダに対する当てこすりは、オランダ人
の節約癖を皮肉っています。バナナ共和国(Banana 
Republic) は、財政をバナナなどの輸出に頼る小
国への揶揄。

 今回とりあげるカンガルー裁判(Kangaroo court)
というのは、オーストラリアに棲息するカンガルー
のように、証拠や事実を飛び越して無視する「いか
さま裁判」を指します。東条英機元首相をはじめ、
7名の指導者が処刑された極東国際軍事裁判(東京
裁判)は、「有罪ありき」で行なわれた「勝者の裁
き」、つまり「戦勝国による報復」だったとする解
釈があります。被告人に有利な証拠が無視されたり、
法の不遡及という原則に反し、「平和、人道に対す
る罪」など日本が降伏後に作られた法律で裁いたり
したことを根拠に、カンガルー裁判だったとする意
見も聞かれます。

 ウクライナ疑惑をテコに民主党が主導する弾劾手
続きに関し、トランプ氏は10月8日付ツイッター
でこれを「カンガルー裁判」だと批判。公聴会に召
喚される証人が反トランプ派に限られていることや
トランプ氏に弁護人が与えられないことなどを挙げ、
法で定められた適正手続きが守られていないと述べ
ています。民主党急進左派による「新たな魔女狩り」
だとの主張です。

 トランプ氏とウクライナ大統領との間で交わされ
た電話会話記録を読めば、弾劾に値する国家反逆や
贈収賄行為がなかったことは明白。民主党は「証拠
が出てくるまで何人でも『重要証人』を担ぎ出す」
作戦をとっていますが、如何せん、証言はまた聞き
や風聞の域を出ていません。確たる証拠もなくトラ
ンプ氏に大罪を着せる民主党重鎮らの態度は、この
弾劾騒動が「はじめに有罪ありき」のカンガルー裁
判であることを強く示唆しています。

 太平洋を隔てていると、単なる「法廷リアリティ
ショー」か「実況政治エンタメ」に見えるかも知れ
ません。が、対岸の火事だとゆったり構えている場
合ではありません。一連の弾劾騒動は、アメリカの
国体に起きつつある大地殻変動に他ならないからで
す。

 機会均等の下、個人の努力が報われるアメリカン
ドリームは、格差是正を謳う社会保障制度に取って
代わられつつあります。義務、名誉、国家を重んじ
るアメリカ人は「失われた夢を追う嘆かわしい人々」
と揶揄され、多民族国家の箍(たが)であった愛国
心や団結心がないがしろにされています。3年前、
息も絶え絶えだった保守層の心に火をつけ、奮い立
たせたのは他でもないワイルドカード大統領。いま
起きているのは、古き良きアメリアのシンボルとな
ったトランプ氏を追い落とさんとする左派の総反撃
だと言えます。アメリカを本質的に変革し、社会主
義の国に作り変えようという動きに脅威を感じない
としたら、日本の「平和ボケ」は重篤だと言わねば
なりません。

 本日のトランプ・ツイッター、キーワードは which 
hunt。文字通り「witch :魔女」「hunt : 狩り」で
す。

This is a phony showtrial. There is zero due 
process, none. It is yet another fraudulent hoax 
conspiracy theory. It is another Witch Hunt. 
This is what the Socialist Democrat Party has 
become. There’s not one thing the Democrats 
have done in the past 3 years except try....to 
hurt Donald Trump and we, the people that 
support him. The Left has never accepted the 
results of the 2016 Election.

「これはまやかしの見せしめ裁判だ。法の適正手続
きなど皆無。新手の陰謀説であり魔女狩りに過ぎな
い。社会主義者に乗っ取られた民主党はここまで来
たということだ。ドナルド・トランプと支持者を困
らせること以外に、民主党はこの3年間なに1つ実
行していない。左派の連中は、(わたしが大統領に
選ばれた)2016年の大統領選挙結果を受け入れ
ることが出来ないのだ」


「二つの愛国心─アメリカで母国を取り戻した日本
人大尉」(34)

(前号までのあらすじ)
 わたしがPTSDを患う戦傷復員兵、ルイス・カ
ルロス・モンタバン元米陸軍大尉と知り合ったのは
数年前。彼の著書『チューズデーに逢うまで』を翻
訳したのが縁だった。イラク戦争で国境地帯の密輸
取り締まり任務を遂行中、テロリストらに襲われ、
帰国後PTSDを発症。ほどなく心身消耗状態に陥
り名誉除隊を余儀なくされた。戦傷復員兵の窮状を
救ったのは犬だった。大型犬ゴールデン・レトリバ
ーのチューズデーはサービスドッグ(介助犬)。ル
イスに代わってドアを開け、電気を点け、杖や靴を
とってくるよう訓練されている。脳損傷で平衡感覚
を失った主人の横について階段の昇り降りを助ける
のはもちろん、戦場体験のフラッシュバックやパニ
ックが起こる前に鋭敏な嗅覚で発作を感じ取り、ル
イスに警告することもできる。人生のどん底にあっ
たルイスの身体と魂は、介助犬の愛と献身で徐々に
癒されていった。

▼戦友の自死

 『チューズデーに逢うまで』の翻訳が最終段階にか
かっていた頃、ルイスとチューズデーがはるばるニ
ューヨークからカリフォルニアにやって来た。PT
SDと介助犬に関する講演をするためだった。ぜひ
会いたいと連絡すると快諾してくれた。元米陸軍大
尉という経歴を持つ日本語版翻訳者に仲間意識を感
じていたのだという。

 その日、コンビはサンフランシスコ郊外の介助犬
訓練学校の卒業式に基調演説者として招かれていた。
早めに着いて会場を探していたわたしの目の前に、
偶然ルイスの車がとまった。陸軍の青い礼服に身を
包んだ元大尉が杖を手にゆっくり現れる。見上げる
偉丈夫に続き黄金色のサービスドッグが軽やかに降
り立つ。

「モンタバン大尉、チューズデー!」
「タカシ!」

 間近で見るルイスの目には強い意志と自信がうか
がえた。翻訳やメールのやり取りを通して想像して
いたより穏やかな印象で、相手を惹きつける包容力
を感じた。チューズデーは主人の脇にピタリと寄り
添って命令を待っている。サービスK9はペットで
はないのだ。

「チューズデー、ご挨拶しなさい」

 そう言われてはじめて、体長1メートル以上はあ
る大型犬がわたしの足に赤みがかった美しい毛並み
をこすりつけてきた。

 心的外傷後ストレス障害(PTSD)の触手に絡
め取られていた頃、ルイスが四六時中あたりをうか
がう鋭い目つきに隣人たちは気圧されていたという。
実際、チューズデーに逢う前のテレビ・インタビュ
ーに現れたモンタバンの目は落ち着きがなく、焦点
も合っていなかった。それがチューズデーとの癒や
しの6年を経たこの日、彼の目には警戒も緊張も見
られない。わたしはある種の拍子抜けと同時に、戦
友に対する安堵をわがことのように感じた。

 この日から、ルイスとは日本訪問の計画について
幾度もメールを交わした。「PTSD という目に
見えない障害に苛(さいな)まれる者が味わう困難
や差別を日本の読者に知ってもらいたい。動物介在
療法などについても話したい。通訳は任せた」。熱
っぽく希望を語るルイスは勢いに乗っていた。折し
もハリウッドでは『チューズデーに逢うまで』映画
化の話が持ち上がっていたのだ。日本に行くなら映
画公開が絶好のタイミングだと二人で盛り上がった。

 再会は果たされなかった。

 2016年12月はじめ、ルイスの自死を示唆す
る書き込みがネット上に現れた。すぐさま「貴官が
死んだことになっています。たちの悪い冗談だ」と
本人にメールを送った。ところが今回にかぎってい
つまでたっても返事がない。

 「ルイス・カルロス・モンタバンは幾度となく死線
を乗り越えてきた戦士だ。しかもチューズデーが一
緒のいま、自ら命を断つ訳がない」。わたしは日本
語版のページを繰りつつ、足元からせり上がってく
る不安を打ち消した。

 数日後、テキサス州エルパソ郡検視局がルイスの
死を公表し、不吉な予兆は現実のものとなった。1
人で宿泊していたホテルの部屋で遺体が発見された
とあった。わたしは彼をよく知る人たちと連絡をと
った。話を総合する過程で、事の概要が見えてきた。

まずルイスがエルパソ市に向かったのは、同市にあ
る復員軍人病院で感染予防措置を受けるためだった。
2016年3月、ルイスは右足の膝上切断手術を受
けている。イラクでの戦傷が年とともに悪化し、肉
体的苦痛が耐えがたいレベルに達したからだ。幸い
手術は成功し、短期間のうちに車椅子で移動できる
までに快復した。が、義足が馴染むまでの期間、強
力な睡眠薬なしでは寝られないほどの痛みが続き体
力を消耗する。膝上切断患者のなかに、義足を諦め
車椅子生活に甘んじる者が多いのはこのためだ。

ルイスもチューズデーとの講演ツアー再開はおぼつ
かないと判断し、ある賭けに出る。「切断部の骨に
チタニウム製のロッドを埋め込み、そこに直接義足
を取り付ける新療法の実験台になる」ルイスはこう
復員軍人省に提案したのだ。不成功に終わった場合
の訴訟を厭う官僚組織は、手術が米国で未認可であ
ることを理由に拒んだ。むろんルイスは怯まず、広
く全米・全世界から募金を募り、実験的手術が合法
なオーストラリア渡航へと漕ぎつけた。足を失った
戦傷復員兵たちために、新手術の有効性を証明して
みせるという使命感もあった。

 オーストラリア滞在は2か月。リハビリ中はチュ
ーズデーの世話ができないので単身渡航だ。ルイス
にとってはかなり危険な賭けだった。『チューズデ
ーに逢うまで』のなかに、熱烈な反カストロ主義者
のルイスがキューバに渡るエピソードがある。介護
犬とコンビを組んだおかげで、ようやく自立して暮
らせるようになった頃のことだ。キューバでの隠密
活動中に目立つわけにはいかず、チューズデーの同
行は不可能だった。この体験で彼は死にかけた。キ
ューバ官憲の手にかかったのではない。一心同体と
なったチューズデーとの別離でPTSDが再発・悪
化したのだ。

 当時翻訳を進めながら、目に見えない疾患の手強
さを知り戦慄した。それから6年。チューズデーの
助けで心身の平穏を取り戻していたルイスは「チュ
ーズデー抜きでも大丈夫だ」と、この恐るべき旧敵
を侮ってしまった。

 オーストラリアでのチタニウム製ロッド埋め込み
は成功。連日南半球からネットで送られてくる写真
には、チューズデー似のぬいぐるみが必ずどこかに
置かれており、見る者の笑いを誘った。が、術後の
苦痛をバネに、取り憑かれたように歩行リハビリに
打ちこむ姿は悲壮で痛々しいものだった。チューズ
デーという盾を置いて来てしまった戦士の背後に、
心的外傷後ストレス障害(PTSD)の触手が再び
迫っていたのだ。

 ルイスはハイテク義足を装着して帰国した。チュ
ーズデーと再会し、コンビの前途は明るく、希望と
喜びに溢れていたはずだ。が、ルイスはネット上で
沈黙を保つ。読者らが期待したチューズデーとの動
画も配信されないままだった。

 ルイスには他人に決して弱みを見せない矜持と自
負があった。病を隠してまで戦場行きを志願した愛
国者とか、PTSDを克服したベストセラー作家と
いう表の顔に固執したのかもしれない。事実は、膝
上切断とロッド埋め込みを強行したうえ、苦行じみ
たリハビリにのめり込んだルイスに、体は悲鳴を上
げていた。休息を必要としていた肉体がルイスの鉄
の意志について行けなかったのだ。

 帰国後間もなくシャワーで転倒し、術前のように
チューズデーと歩くことすらままならなかったらし
い。新手術とハイテク義足への期待が大きかった分、
この後戻りはルイスを失意の底に叩き込んだ。

 見えない病への偏見に立ち向かい、「すべての戦
傷復員兵に介護犬を」と訴え続けた孤高の人は、い
つも鎧をまとっていた。多くの勲章を授与されたヒ
ーローとか、PTSDをねじ伏せたスーパーヒュー
マンというイメージの内側で、ルイスは満身創痍だ
った。心身ともに疲れ果てていたが、家族や親しい
友人、スタッフすらそんなルイスに気づかなかった。
ルイスが誰ひとりとして鎧の内側に入れようとしな
かったからだ。

 もっと早く助けを求めるべきだったが、オースト
ラリア行きがそのチャンスを奪った。活路を切り開
くための決断が、死に至る病の再発を促したのだと
したら、これほど悲惨なアイロニーはない。

 検視報告によると死因はペントバルビタールと呼
ばれる鎮静睡眠薬。過剰摂取すると致死性の高い薬
で、安楽死や死刑執行に用いられたことがある。ア
メリカでは10年以上前に販売が中止されているが、
オーストラリアではまだ処方されている。術後の苦
痛軽減と睡眠促進のために使われた可能性はある。
PTSDとの戦いに敗れたルイスが覚悟の上で持ち
帰ったものなのか・・・

 知人にチューズデーを託して旅立った日、パート
ナーの帰還を信じて疑わない無垢の目を前にルイス
は何を思ったか。犬が持つ無条件の献身と愛をもっ
てしても、覚悟の旅を思いとどまらせることはでき
なかった。いつだったかルイスが言っていたことを
思い出す。

「一度でも戦闘を体験したら、人は同じではありえ
ない。良いとか悪いとかの問題ではなく、単に変わ
ってしまう。元の自分に戻ることはできないし、そ
うあがくことが何より心の傷を深くする。PTSD
は完治しない。薬や心理セラピー、そしてサービス
ドッグの助けを借りて押さえ込むことができるだけ
だ」

 彼は正しかった。

 2017年、ルイス・カルロス・モンタバン大尉
はアーリントン国立軍人墓地に軍装の礼をもって埋
葬された。類まれな勇猛さからターミネーターと呼
ばれ、同時に面倒見のいい指揮官として部下に慕わ
れたルイス。彼は祖国を守る気概と誇りをもってい
た。

 ルイスをはじめとする米軍将兵らが多大な犠牲を
払い、最先端兵器を総動員したにもかかわらず、テ
ロ組織はまだ殲滅されていない。いつまたどこで無
差別テロが起こるか分からない状況に、ふと虚脱を
覚えることがある。たぶん、問題解決の手段として
武力が持つ限界を垣間見るせいだろう。だが・・・
ルイスが身をもって示したように、自らの命と母国
は自分たちの手で守るものだ。祖国を守り抜く矜持
と気概がない民族を助けてくれる外国など存在しな
い。

(つづく)


加藤喬(たかし)



●著者略歴
 
加藤喬(かとう・たかし)
元米陸軍大尉。都立新宿高校卒業後、1979年に渡米。
アラスカ州立大学フェアバンクス校他で学ぶ。88年
空挺学校を卒業。
91年湾岸戦争「砂漠の嵐」作戦に参加。米国防総省
外国語学校日本語学部准教授(2014年7月退官)。
著訳書に第3回開高健賞奨励賞受賞作の『LT―あ
る“日本製”米軍将校の青春』(TBSブリタニカ)、
『名誉除隊』『加藤大尉の英語ブートキャンプ』
『レックス 戦場をかける犬』『チューズデーに逢う
まで』『ガントリビア99─知られざる銃器と弾薬』
『M16ライフル』『AK―47ライフル』『MP5サブ
マシンガン』『ミニミ機関銃(近刊)』(いずれも
並木書房)がある。 
 
 
追記
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『チューズデーに逢うまで』関係の夕刊フジ
電子版記事(桜林美佐氏):
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150617/plt1506170830002-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150624/plt1506240830003-n1.htm
 
『レックス 戦場をかける犬』発売中
http://www.amazon.co.jp/dp/489063309X 
 
『レックス 戦場をかける犬』の書評です
http://honz.jp/33320

オランダの「介護犬」を扱ったテレビコマーシャル。
チューズデー同様、戦場で心の傷を負った兵士を助ける様子が
見事に描かれています。
ナレーションは「介護犬は目が見えない人々だけではなく、
見すぎてしまった兵士たちも助けているのです」
http://www.youtube.com/watch?v=cziqmGdN4n8&feature=share
 
 
 
きょうの記事への感想はこちらから
 ⇒ https://okigunnji.com/url/7/
 
 
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日本語でも英語でも、日常使う言葉の他に様々な専
門用語があります。
軍事用語もそのひとつ。例えば、軍事知識のない日
本人が自衛隊のブリーフィングに出たとしましょう。
「我が部隊は1300時に米軍と超越交代 (passage of 
lines) を行う」とか「我がほう戦車部隊は射撃後、
超信地旋回 (pivot turn) を行って離脱する」と言
われても意味が判然としないでしょう。
 
 同様に軍隊英語では「もう一度言ってください」
は "Repeat" ではなく "Say again" です。な
ぜなら前者は砲兵隊に「再砲撃」を要請するときに
使う言葉だからです。
 
 兵科によっても言葉が変ってきます。陸軍や空軍
では建物の「階」は日常会話と同じく "floor"です
が、海軍では船にちなんで "deck"と呼びます。 
また軍隊で 「食堂」は "mess hall"、「トイレ」
は "latrine"、「野営・キャンプする」は "to bivouac" 
と表現します。
 
 『軍隊式英会話』ではこのような単語や表現を取
りあげ、軍事用語理解の一助になることを目指して
います。
 
加藤 喬
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謝しています。
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