配信日時 2019/09/06 20:00

【二つの愛国心─アメリカで母国を取り戻した日本人大尉(23)】「名誉アパッチ族」 加藤喬

ライターの平藤清刀です。陸自を満期除隊した即応予備自衛官
でもあります。
お仕事の依頼など、問い合わせは以下よりお気軽にどうぞ
 
E-mail hirafuji@mbr.nifty.com
WEB http://wos.cool.coocan.jp
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こんにちは。エンリケです。

加藤さんが翻訳した武器本シリーズ最新刊が出ました。
今回はMP5です。

「MP5サブマシンガン」
L.トンプソン (著), 床井 雅美 (監訳), 加藤 喬 (翻訳)
発売日: 2019/2/5
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加藤さんの手になる書き下ろしノンフィクション
『二つの愛国心─アメリカで母国を取り戻した日本人大尉─』
の第二十三話。

はなしは、「湾岸戦争」時代に入ってきました。

さっそくどうぞ。


エンリケ


追伸
ご意見ご質問はこちらから
https://okigunnji.com/url/7/


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『二つの愛国心─アメリカで母国を取り戻した日本人大尉』(23)
 
「名誉アパッチ族」

Takashi Kato

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□はじめに

 書下ろしノンフィクション『二つの愛国心──アメリカで母国
を取り戻した日本人大尉』の23回目です。「国とは?」「祖国
とは?」「愛国心とは?」など日本人の帰属感を問う作品です。
 
 学生時代、わたしは心を燃え立たせるゴールを見つけることが
できず、日本人としてのアイデンティティも誇りも身につけるこ
とがありませんでした。そんな「しらけ世代の若者」に進むべき
道を示し、勢いを与えたのはアメリカで出逢った恩師、友人、そ
して US ARMY。なにより、戦後日本の残滓である空想的平和主義
のまどろみから叩き起こしてくれたのは、日常のいたるところに
ある銃と、アメリカ人に成りきろうとする過程で芽生えた日本へ
の祖国愛だったのです。
 
 最終的に「紙の本」として出版することを目指していますので、
ご意見、ご感想をお聞かせいただければ大いに助かります。また、
当連載を本にしてくれる出版社を探しています。


□今週の「トランプ・ツイッター」8月26日付

『鉄腕アトム』はテレビアニメ黎明期の傑作。正しく優しい心を
宿した人型ロボットが、人類の平和と幸福のため人間と肩を並べ
て難事件に立ち向かうという設定でした。超小型原子炉を内蔵し
10万馬力を発揮する「科学の子」は、60年代に幼年期を送っ
た人々のヒーローだったのです。ちなみに妹の名がウランで兄は
コバルト。原子力が「夢のエネルギー」として受け入れられてい
た時代ならではの命名でしょう。

 同じ頃、アメリカで行なわれていた原子力礼賛は日本とは次元
が違いました。フォード社は原子力駆動車の青写真を公表し、空
軍では航続距離に限りがない原子力戦略爆撃機なるシロモノを実
験していたのです。また、核の平和利用という構想がもてはやさ
れたのも50年代後半。「水爆の父」エドワード・テラー博士は
米原子力委員会と組み、アラスカのトンプソン岬付近に水爆で人
工湾を穿(うが)つ「チェリオット計画」を具体的に推進してい
ました。核爆発を用いて新参州アラスカの新時代を切り開くバラ
色の構図は、まさに時代精神の象徴でした。
 
 近所の交差点で起こるアトミック・カー同士の正面衝突や、空
港周辺でのアトミック・プレーンの墜落、そして、核使用土木工
事でまき散らされる放射能汚染の光景はわたしたちには身の毛も
よだつ地獄絵。なぜ当時の一般大衆や政治家が平然としていられ
たのか理解に苦しみます。しかし考えてみると、それは半世紀以
上を経て、原子力固有の危険性が広く一般に認知された今だから
言えること。見方を変えれば、昨今、原子力を「バラ色のエネル
ギー」と信じる能天気な市民や「核爆発の平和利用」を提言する
時代錯誤の科学者、エンジニア、そして政治家は十中八九存在し
ません。
 
「トランプ大統領、核爆弾でハリケーン退治を示唆」報道は、こ
の視点からするとフェイクニュース臭さを感じます。ときに煽情
的発言も厭わないトランプ大統領ですが、同時に、核のボタンを
預かる米軍最高司令官。核爆発が環境に与える破滅的影響や、大
気圏内での核爆発を禁じたPTBT条約への抵触、そして大多数の人
類が共有する核汚染への忌諱は肌身で痛感しています。「核爆弾
でハリケーンの米本土接近を防ぐ」などと軽率発言をするわけが
ありません。
 
 かつてマスコミは客観的事実の報道を使命と任じ、判断は視聴
者に委ねることを良しとしてきました。いまの日米の主要メディ
アは、特定の政治家らに対する誹謗と印象操作に没頭している・・・
わたしにはそう思えます。
 
 本日のトランプ・ツイッター、キーワードは only to find that。
「~してみると、~に気づいた」という意味の慣用表現です。
 
Just returned to Washington from France and the very successful 
G-7, only to find that the Fake News is still trying to 
perpetuate the phony story that I wanted to use Nuclear 
weapons to blow up hurricanes before they reach shore. 
This is so ridiculous, never happened! 

「フランスでの7か国首脳会議を成功裏に終え首都ワシントンに
帰ってみると、フェイクニュース各社は性懲りもなくインチキ報
道を繰り返している。ハリケーンが米本土に接近する前に核兵器
で吹き飛ばす、とわたしが提言したというやつだ。馬鹿馬鹿しい
にもほどがある。そんな発言は一切なかった!」
 
 

「二つの愛国心─アメリカで母国を取り戻した日本人大尉」(23)

(前号までのあらすじ)
 クレイチー、ベニッシュ両教授の助言に従い、わたしは陸軍予
備役に転属。ニューメキシコ州立大学で哲学博士号を目指した。
しかし、現実社会から乖離した哲学部の雰囲気には馴染めず悶々
とした。そんなとき出会ったのが、アパッチ族の女戦士ビオラ・
コルドバ。院生の先輩だったが、日本刀を思わせる研ぎ澄まされ
た知性には実践哲学者の心意気を感じた。「わたしたちは似てい
る」符合めいたビオラの言葉は、先住民から見たアメリカを垣間
見る鍵になった

▼名誉アパッチ族

ビオラとの交友は、少年時代から持ち続けてきた「自由と平等の
国アメリカ」というイメージを覆すものだった。それまでインデ
ィアンというと、石斧を振りかざし奇声とともに白人開拓者家族
に襲いかかる悪役か、腰布に羽根飾り、顔に出陣化粧(ウォーペ
イント)のいでたちで騎兵隊と死闘を繰り返す未開人の印象しか
持ち合わせていなかった。ビオラの目を通すや、これらの場面が
にわかに相反するストーリーを語り始める。

ビオラの祖先は、白人の開拓村を謂れもなく襲撃したり、好んで
騎兵隊と銃火を交えたりしたのではない。いや、まず事の起こり
の順序が違っていた。ヨーロッパ人が新世界アメリカを「発見す
る」ずっと以前から、先住民諸部族はこの地で自然と融和して暮
らしてきた。が、18世紀になり夥しい数の白人入植者が東海岸
に殺到するや、米政府は領土を西へ西へと拡大する必要に迫られ
た。

開拓者たちは騎兵隊に守られてミシシッピー川を超え、カリフォ
ルニアを目指した。先住民はしばしば怪しげな契約を結ばされ、
圧倒的な火力を前に土地を奪われ不毛の保留地へと追いやられた。
歴代大統領らが西部開拓は神に与えられた運命だと主張、先住民
の絶滅政策を推進したのだ。この組織的な搾取と蹂躙への反発が
インディアン戦争だった。アメリカは先住民社会の抹殺の上に築
かれた国。アパッチ族の戦士が描いてみせた米国像だ。

 ビオラはこの不可逆的な史実に自らの知性で果敢な戦いを挑ん
でいた。“ただ一つの真理”を掲げる白人文化に否定された“祖
先の知恵”、自然を征服の対象と見ない多元的世界観を復活させ
る遠大な作業。部族の先人や学友が、アメリカ主流社会との暗黙
の了解で避け続けてきた課題は、野心的だが本質的に困難なライ
フワークだと言わねばならない。

70年代以降、保留地に住むインディアン諸部族には州と同様の
自治が認められている。だが、連邦政府の法律には従わなければ
ならないし、納税義務もある。社会生活を送るためには出生証明
も必要なら運転免許証も不可欠。好むと好まざるとにかかわらす、
ビオラ本人もアメリカ市民であり、米国社会の枠組みの中にしっ
かり組みこまれてしまっている。しかも、白人社会を敵視するビ
オラの夫は白人。これらの状況に正面切って戦いを挑み、建国に
遡って白人社会を断罪することは、自分が乗っている木の枝を斧
で切り落とすも同じだ。

出会って1年ほどたった頃、哲学部の月例討論会でビオラは建国
の父として誉れ高い第3代大統領トーマス・ジェファーソンをイ
ンディアンの視点から描いて見せた。「強制移住や同化政策を拒
否した部族は絶滅させるべし」と言うジェファーソンの主張を白
人至上主義だと批判したのだ。激烈だが理路整然とした物言いに、
居合わせた教授も学生も静まり返った。わたしはビオラに向けら
れた怒気を察し、帰り際、人気の絶えた廊下で憂慮を伝えた。ビ
オラは珍しく悪戯っぽい顔つきになって言う。

「西洋哲学を志したのは白人種の専門家になるため。生き残るた
めには彼らの考え方を勉強する必要がある。つまり敵を知るとい
うこと」
しばしうつむき、再び視線が合うと笑みが消えていた。
「ウーンデッド・ニーでは、武装解除を受け入れたスー族が米軍
に皆殺しにされた。だから、わたしは決して武器を手放さない」
 唖然とするわたしを残し、彼女は指で自分の頭をさしながら悠
然と階段を降りていった。学部内で向けられる敵意を恐れぬどこ
ろか、白人社会の虚偽を一刀両断する刃を、アパッチ族の女戦士
は持っていた。

ビオラは間もなく博士号論文の草案を提出した。おそらくあと数
回の書き直しを経てディフェンスとなる運びで、もう一歩という
ところだ。そんなある日わたしはビオラの自宅に呼ばれた。論文
提出祝いのワインを片手に出かけた。

夫婦の家はキャンパスに近いアドービ造りの一軒家で、木目が綺
麗な床には手作りの敷物が置かれている。すでに4、5人がその
上に車座になっていた。皆、大学院で見知った顔。挨拶が交わさ
れいつも通り哲学談義が始まるが、どうも博士号の前祝いという
雰囲気ではない。妙だと感じ始めた頃、ビオラがキッチンから現
れ、
「今晩はタカシに名誉アパッチ族の称号をあたえます」
と宣言した。両手に長いパイプが握られている。
「わたしたちとタカシは似ている」
 あの言葉を再び繰り返し、ビオラはまず自分で一服してパイプ
を差し出した。訳が分からぬまま、わたしはそれに倣った。祝杯
が続いた。何が似ているのか。しきりと考えたが、やがて押し寄
せる酔いの波に飲まれ、仲間といる気安さだけが残った。帰り際、
クレイチー教授の自宅電話番号を手渡し、必ず連絡するよう念を
押した。博士号取得後、白夜の哲学教室で教えてくれればとの期
待からだ。「ありがとう、そうする」。友の約束に安堵し、わた
しは千鳥足で人気の絶えたキャンパスを目指した。

 アパッチ戦士とわたしの何が似ているのか。ビオラのかけた謎
はもつれにもつれた。米国の建国とは先住民の受難であり、ビオ
ラの祖先らを蹂躙した騎兵隊は米陸軍にほかならない。大方のア
メリカ人は知らないか、知ってはいても深く考えることはない。
なにしろ百数十年前の出来事。生まれる以前の史実に対し、個人
が責任を負ったり罪悪を感じたりする必要はない。だが、わたし
にとってことはそう簡単ではない。米軍士官と名誉アパッチ族と
いう、自分にとって不可欠のアイデンティティが互いを抹殺する
熾烈さで対峙していたからだ。

ビオラとの出逢いを通じ、開拓者の国アメリカが背負う不条理を
感じるようになった。その土台にある、宿命とも言うべき深い業
と、それを覆い隠すカラクリに気づき始めていた。米国は移民国
家。どこの国から来た人であっても、白人主流社会の約束事に従
いさえすれば適応できる仕組みになっている。入会条件は見事に
単純。唯一絶対の真理なり神なり米国史なりを受け入れるかどう
かだ。

 むろんアメリカは政教分離を建前としている。しかし、前述し
たトーマス・ジェファーソンの草案になる独立宣言前文には「人
は創造主によって平等に造られ、生命、自由、幸福の追求など不
可侵の権利を与えられている」と明記されている。アメリカが他
国の人権状況に干渉するのは、この自明の真理が使命感を生むせ
いだ。飽くなき富の追求が奨励され、機会均等の下に格差拡大が
容認されるのも、物質的幸福と蓄財が神に与えられた不譲渡の権
利だからにほかならない。

 精霊信仰で唯一神を持たず、土地の所有という概念もなかった
インディアンにもこのルールが適用されたが、彼らはそもそも移
民ではない。文字通り先住民だったのだ。名誉アパッチの目を授
けられたわたしには、この呆れるばかりの理不尽が見えた。憤り
すら覚えるようになった。ことによるとビオラは、大東亜戦争を
戦い白人支配に立ち向かった日本人が、自分たちアパッチ族に似
ていると言いたかったのではないか。ビオラに触発された禁断の
米国史観は、このままでは「わたし」という容れ物を破砕しかね
なかった。
 
 まさにこのタイミングで、イラクがクウェートに侵攻し第1次
湾岸危機が勃発した。翌年「砂漠の嵐作戦」が開始されると、R
OTC時代の仲間らが続々と戦場に赴いた。しかし、わたしの予
備役部隊が動員される気配はない。ともに訓練を受けた少尉たち
が身を危険にさらしているとき、アカデミックな哲学論議に明け
暮れ、象牙の塔に閉じこもる自分が恥ずかしく、情けなかった。
アバーテやリー、そしてグラントらの顔が連日脳裏に浮かんだ。

「下がってよし・・・エアボーン!」
 同じ空挺隊員としてわたしを受け入れ、由緒あるゴールドバー
(少尉の階級章)を譲ってくれたブラウン大尉の言葉が蘇ったと
き、わたしは中東への志願を決断した。ゴールドバーと空挺徽章
の面汚しになりたくなかったのだ。

 翌日から陸軍人事課のアドバイザーに電話をかけ続けた。あま
りの執拗さに、1か月ほどで担当の大尉が根を上げた。
「ラジャーダット(了解した)、カトー中尉。そこまで言うなら
補充要員のポストを見つけよう。後になって後悔しないだろうな?」
「しません、大尉殿」
 数週間後、わたしはほかの補充将兵らとニュージャージー州の
陸軍基地で合流した。化学兵器が使われた場合に抵抗力を高める
予防接種やM16ライフル射撃検定、遺書の作成などを経て、一
路サウジアラビアの砂漠に向かった。

(つづく)


加藤喬(たかし)



●著者略歴
 
加藤喬(かとう・たかし)
元米陸軍大尉。都立新宿高校卒業後、1979年に渡米。アラスカ
州立大学フェアバンクス校他で学ぶ。88年空挺学校を卒業。
91年湾岸戦争「砂漠の嵐」作戦に参加。米国防総省外国語学校
日本語学部准教授(2014年7月退官)。
著訳書に第3回開高健賞奨励賞受賞作の『LT―ある“日本
製”米軍将校の青春』(TBSブリタニカ)、『名誉除隊』
『加藤大尉の英語ブートキャンプ』『レックス 戦場をかける
犬』『チューズデーに逢うまで』『ガントリビア99─知られざ
る銃器と弾薬』『M16ライフル』『AK―47ライフル』
『MP5サブマシンガン』『ミニミ機関銃(近刊)』(いずれも
並木書房)がある。 
 
 
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『チューズデーに逢うまで』関係の夕刊フジ
電子版記事(桜林美佐氏):
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150617/plt1506170830002-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150624/plt1506240830003-n1.htm
 
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『レックス 戦場をかける犬』の書評です
http://honz.jp/33320

オランダの「介護犬」を扱ったテレビコマーシャル。
チューズデー同様、戦場で心の傷を負った兵士を助ける様子が
見事に描かれています。
ナレーションは「介護犬は目が見えない人々だけではなく、
見すぎてしまった兵士たちも助けているのです」
http://www.youtube.com/watch?v=cziqmGdN4n8&feature=share
 
 
 
きょうの記事への感想はこちらから
 ⇒ https://okigunnji.com/url/7/
 
 
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日本語でも英語でも、日常使う言葉の他に様々な専門用語があ
ります。
軍事用語もそのひとつ。例えば、軍事知識のない日本人が自衛
隊のブリーフィングに出たとしましょう。「我が部隊は1300時
に米軍と超越交代 (passage of lines) を行う」とか「我が
ほう戦車部隊は射撃後、超信地旋回 (pivot turn) を行って離
脱する」と言われても意味が判然としないでしょう。
 
 同様に軍隊英語では「もう一度言ってください」は
 "Repeat" ではなく "Say again" です。なぜなら前者は
砲兵隊に「再砲撃」を要請するときに使う言葉だからです。
 
 兵科によっても言葉が変ってきます。陸軍や空軍では建物の
「階」は日常会話と同じく "floor"ですが、海軍では船にちな
んで "deck"と呼びます。 また軍隊で 「食堂」は "mess 
hall"、「トイレ」は "latrine"、「野営・キャンプする」は 
"to bivouac" と表現します。
 
 『軍隊式英会話』ではこのような単語や表現を取りあげ、
軍事用語理解の一助になることを目指しています。
 
加藤 喬
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せたうえで、メルマガ誌上及びメールマガジン「軍事情報」が
主催運営するインターネット上のサービス(携帯サイトを含む)
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い。


最後まで読んでくださったあなたに、心から感謝しています。
マガジン作りにご協力いただいた各位に、心から感謝しています。
そして、メルマガを作る機会を与えてくれた祖国に、心から感謝
しています。ありがとうございました。

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(代表・エンリケ航海王子)

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