ライターの平藤清刀です。陸自を満期除隊した即応予備自衛官
でもあります。
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http://wos.cool.coocan.jp
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こんにちは。エンリケです。
加藤さんが翻訳した武器本シリーズ最新刊が出ました。
今回はMP5です。
「MP5サブマシンガン」
L.トンプソン (著), 床井 雅美 (監訳), 加藤 喬 (翻訳)
発売日: 2019/2/5
http://okigunnji.com/url/14/
※大好評発売中
加藤さんの手になる書き下ろしノンフィクション
『二つの愛国心─アメリカで母国を取り戻した日本人大尉─』
の第十四話です。
古来からの「清く明るく直けき」を日本人が個人や日常生活の
道徳基準としてもつのはすごくいいですが、政治や外交・安保
の世界にそれを持ち込むと、わが国は衰亡の道をたどらざるを
得なくなります。
この現実は文明史的に見て至極当然ですが、
見られない人、見えない人が多すぎますね。
この殻を破るには、
祖国日本への愛国心を持ち、外国で骨をうずめる覚悟をした
方からの諫言に耳を傾けることしかありませんが、いかがで
しょう?
さっそくどうぞ。
エンリケ
追伸
ご意見ご質問はこちらから
https://okigunnji.com/url/7/
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『二つの愛国心─アメリカで母国を取り戻した日本人大尉』(14)
「哲学と軍隊の狭間(はざま)」
Takashi Kato
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□はじめに
書下ろしノンフィクション『二つの愛国心──アメリカで母国
を取り戻した日本人大尉』の14回目です。「国とは?」「祖国
とは?」「愛国心とは?」など日本人の帰属感を問う作品です。
学生時代、わたしは心を燃え立たせるゴールを見つけることが
できず、日本人としてのアイデンティティも誇りも身につけるこ
とがありませんでした。そんな「しらけ世代の若者」に進むべき
道を示し、勢いを与えたのはアメリカで出逢った恩師、友人、そ
して US ARMY。なにより、戦後日本の残滓である空想的平和主義
のまどろみから叩き起こしてくれたのは、日常のいたるところに
ある銃と、アメリカ人に成りきろうとする過程で芽生えた日本へ
の祖国愛だったのです。
最終的に「紙の本」として出版することを目指していますので、
ご意見、ご感想をお聞かせいただければ大いに助かります。また、
当連載を本にしてくれる出版社を探しています。
□今週の「トランプ・ツイッター」6月25日付
ビジネスマンと政治家の違いとは?
前者が利益を目標とするのに対し、後者は「国民・国家の安全
と幸福」を第一義に考えることでしょう。常に「身銭を切る」感
覚で会社を運営しなければならないCEOは損得勘定に敏感で、国を
治めるためなら赤字を度外視して構わない政治家は損得勘定がい
ささか鈍いのです。しかし、トランプ大統領は別格。不動産王の
ビジネス感覚には、アメリカが貿易不均衡で食い物にされる不当
や、米国だけが他国の安全保障のため無償で働く不平等は我慢な
らない。稀代のビジネスマン・プレジデントにしてみればもっと
もな話です。
「中国も日本も自国のタンカーは自分で守れ」とのトランプ・
ツイッターが飛び込んできました。これは、ホルムズ海峡を通航
する日の丸タンカーのみならず、日本国土にも当てはまる指摘で
す。「有事の際、アメリカは日本を防衛するために戦うが、日本
はアメリカ防衛の義務はない」と規定する日米安全保障条約は、
どう考えても日本にとって「虫のいい話」。政府見解は「全体と
して見れば、双方の義務のバランスはとれている」。しかし・・・
元軍人の目から見た場合、基地提供や駐留経費負担と盟邦のため
命をかけて戦うことを同列では語れません。
その不平等を、歴代の米国大統領が敢えて黙認してきたのはな
ぜか。二度と再びアメリカの脅威とならぬよう日本人から愛国心
や民族の誇りを「去勢」し、戦力不保持を謳うユートピア憲法を
強要しておきながら、ほどなく、反共の防壁とすべく日本再武装
に踏み切った矛盾への自責の念や不面目があったはずです。日本
は日本で米側の引け目を逆手に取りました。お仕着せられた第九
条を盾に十分な抑止力構築を怠り、「片務的」日米防衛体制を盟
邦の義務だと錯覚してきたのです。
日米政界で温存されてきたこの屈折の深層心理を一蹴し「なら
ば損得勘定に従い、日本には独立国としての自覚を促し、自国を
守るに足る軍事力を蓄えてもらう」とズバリ言ってのけたのがビ
ジネスマン大統領。マスコミはG20を念頭に「トランプ氏の主張は
貿易交渉を有利に運ぶための圧力だ」とか「同盟関係を揺るがし
かねない軽率発言」などと論評しています。そういう見方もある
でしょう。しかし、より国益に叶った捉え方も可能です。
「自分の船は自分で、自国は自国軍で守れ」は正論中の正論。こ
れをトランプ氏の本音と肝に銘じ日本再興の踏切板とする。「日
米同盟離脱報道」にも右往左往せず、日本がアメリカの庇護下か
ら抜け出し、心身ともに成長自立する千載一遇のチャンスとして
大いに活用するのです。知ってか知らずか、トランプ氏は日本人
に「13世紀、蒙古軍を自力で二度も打ち破った鎌倉武士団の気
概」を取り戻す、愛国心中興の機会をくれたのかもしれません。
ワイルドカード大統領の表向きにべもない発言で、戦後総決算の
機は熟した。わたしはそう見ます。チャンスを活かすも殺すも日
本の有権者次第です。
本日のトランプ・ツイッター、キーワードは compensation。
「支払い」「代償」「対価」を意味します。
「中国は輸入する石油の91パーセント、日本は62パーセント
をホルムズ海峡経由で輸送している。他国も同様だ。ではなぜア
メリカが長年にわたり、この危険な海上交通路の安全を守ってい
るのか?これらの国々は自国の船を自力で守るべきだ」
「二つの愛国心─アメリカで母国を取り戻した日本人大尉」(14)
(前号までのあらすじ)
石であれスパコンであれ、物は意識を持たない。にもかかわらず、
物に他ならない脳が「自分」という自意識を持ち、日々、物質界の
流れを変える決断をしている。脳と意識の間にあるこの思議なギャ
ップに気づいたわたしは、いよいよ哲学の世界に魅入られていった。
同時に、武力行使の結果に責任を負うのは決断者としての軍人であ
り、単なる物にすぎない武器ではないとの自覚を強くした。
▼哲学と軍隊の狭間」
「おおっ、タカシ、卒論のテーマは決まったか?」
哲学部のドアを開けるや、クレイチーが両手を挙げて立ち上がる。
いつも変わらぬ弾けるゼンマイだ。
「まだなんです」
「いまのうちからテーマを絞り込むのだ。1つで良い。たとえば
禅や道教に共通の『絶対無差別』の考え方だ。そして参考文献を
集め、読み、論文の骨子だけ先につくってしまう。そうすれば、
書くのはそれほど難しいことではない」
縦長の部屋には左右に個室が2つずつあり、教授らが執筆や学生
のアドバイスに使っている。それぞれのドアには雑多な写真や新
聞記事の切り抜きが張られ、ソクラテスやサルトル、ニーチェや
ベトケンシュタインの写真に混ざり、穏やかな弥勒菩薩の写真も
見受けられた。学生が集うラウンジは中央。真ん中のコーヒーテ
ーブルには干からびた観葉植物の鉢が所在無げに置かれている。
あまり広くはないこの部屋の中をひっきりなしに行き来しながら、
クレイチーの端的なアドバイスが繰り出される。教授が「静」を
重んじる東洋哲学に理解が深いのは、自分自身の思考バランスを
取ろうとしているのかもしれない。
「アッハッハッハッ」
高らかな笑い声とともに、ベニッシュ教授の長身が個室の一つか
ら現れた。ポテトで有名なアイダホ州の農家出身。だが、細密な
刺繍が施されたシャツをまとった姿には、これまで巡り逢ってき
たアメリカ人には感じないもの・・・・言ってみれば、欧州の香
りが漂う。徴兵され陸軍でドイツに数年駐屯。除隊後オーストリ
ア人女性と結婚し、そのままヨーロッパで長く暮らした。そのせ
いで、旧世界の風が染み込んでいるのかも知れない。哲学博士号
は17世紀からの歴史を誇るインスブルック大学で取得した。つ
まり、クレイチー教授と同窓だ。夫人手製のシャツは、普段はつ
なぎのジーンズで農夫然としたいでたちのベニッシュが、授業の
ときだけ必ず着るものだ。
「哲学は『考えることについて考えること』というのは分かりま
した。でも、期末試験にはどんな準備をすれば良いのですか?」
一緒に出てきた見慣れぬ学生が聞いた。不安げな口調だ。
「準備?」
ベニッシュが首をかしげると、不安の増した顔が苦しそうに絞
り出した。
「哲学者の名前と思想の要約とか、年代を覚えてくれば良いので
しょうか?」
「『覚える』というのが『丸暗記する』という意味なら、何も覚
えて来なくてかまわない」
「じゃあ、オープンブックですね?教科書やノートを使っても構
わないのですね?」
「いや、そういうものは要らない」
「では何が要るのですか?」
「紙と鉛筆」
「エッセイ形式の試験ですか?」
「この一学期に読み、考え、気が付いたことを自分の言葉で端的
にまとめる」
安堵が学生の表情に浮かんだが、ほどなく困惑に変る。
「とにかく」
学生がはっとして次の言葉を待つ。
「試験の日に、心を家に忘れてこないように」
新米学生が助けを求める視線をわたしに向けた。ただ微笑むしか
なかった。彼は肩をすくませ、いったいこの連中は何なのだ、と
いうジェスチャーを見せてドアに向かった。
「持ってくるのは教科書じゃなくてマインドだよ!」
クレイチーが追い打ちをかける。教授たちの豪快な笑い声に、ド
アを閉める音がかき消された。
「タカシ、卒業はいつだ?」
ベニッシュがソファに腰を下ろし、穏やかな目を向けて聞いてく
る。背後の窓から雪をいただいたアラスカ山脈が遠望された。
「あと2年ぐらいです」
「卒業して、どうする?」
「陸軍少尉になります」
「大学院は?」
二人の教授が同時に言った。
「まずは士官になるのがゴールですから・・・・」
そこでクレイチーが引き継ぐ。
「窮屈な日本社会を逃れて移民までしたタカシが、なぜまた規則
づくめの軍隊に入ろうと思うのかな? 自由と引き替えに軍隊で
欲しいものはなんだ」
「日本で手に入らなかった居場所。全体の中のアイデンティティ
です」
と言いかけて飲み込んだ。髪を刈り上げ、軍服をまとい、どこに
行くにも隊列を組んで行進する軍隊とは個性を抹殺することで成
り立っている組織。嘘ではないにしろ、透徹した目を持つ二人に
通用する答えではない。入隊の動機はもっと単純。父とは異なる
人生を歩み、母国で得られなかった地位と尊敬を得ることだ。し
かし恩師らの前でそれを認めるのは癪だった。
「移民した自分を受け入れ、チャンスを与えてくれたアメリカへ
の恩返しだと思います」
紋切り型の回答だが、義務とか愛国心に弱いアメリカ人ならたい
ていこれで納得してくれる。目の前の賢人たちはひるまない。
「タカシは軍人向きじゃない。もっとふさわしい仕事があるぞ」
「プロフェッショナル・ステューデント(万年学生)ですか?」
クレイチーの率直さに、返事が微かな皮肉を帯びる。
「禅の坊さん!」
コーヒーを煎れていたベニッシュが振り向きざま叫んだ。わたし
は今にも沸き起こるはずの高笑いを待った。しかし、こちらを見
る教授は黙ったまま。彼の目には批判や拒絶の色はなく、微かな
いたずらっぽさを帯びた寛容が浮かんでいる。
「タカシが初めてやってきた時、なにか穏やかなものを感じたな。
それは多分、国家とか社会とか、世の約束事から解き放たれたあ
との自由な心だ。言ってみれば禅坊主の心だ、アッハッハッハッ」
本人が雲水のように笑った。
「タカシは考える人。命令に盲従する者ではない。軍隊では、権
威を疑う者は冷や飯を食わされる」
クレイチーの的確なジャブが私を捉える。が、反射的に繰り出さ
れるカウンター・パンチのように、クレイチー少年が小銃を肩に
瓦礫と化したチェコスロバキアの街を疾駆している姿が浮かぶ。
戦車や爆撃機を持つ優勢な侵略者と対峙した際、一矢を報いるに
は武装してゲリラ戦を行うしかない。そう悟ったからこそ、教授
はレジスタンス運動に身を投じたのだ。ならば、なぜいまになっ
て軍を蔑視するのか?
言葉を失っていると、ベニッシュ教授がコーヒーをすすりながら
言う。
「大学院に進み、博士号を取って戻ってくれば良い。」
「戻ってくる?」
「教えたくはないか?」
クレイチーがたたみかける。
「タカシが戻ってくれば、われわれも安心して引退できる。だから、
なるべく早く大学院に入りなさい」
「陸軍予備役に編入すればパートタイムだ。博士号をとる時間は
できる」
軍歴のあるベニッシュが援護射撃する。
思ってもいなかった提案に心が熱くなりかける。しかし、軍へ
の不信を露わにする恩師らへの反発が頭をもたげる。心が分断さ
れ、せめぎ合う。世界最強の軍隊を擁するアメリカがあるからこ
そ世界平和が維持されてきた。自分たちが哲学にいそしめるのも、
その軍隊が国を護っているからではないのか? 教授らにそう問
う寸前、ドアが乱暴に開いた。
「カトーいるか。あと10分で整列だ。中隊長がお待ちだ!」
迷彩服姿のカデットが顔だけ突っ込んで言う。予備役士官訓練部
隊での教練の時間だ。
「失礼します」
軍服の入ったバッグをつかみ仲間のあとを追う。
「タカシ、早く引退させてくれよ!アッハッハッハ」
賢者たちの高笑いが後ろから追ってきた。
(つづく)
加藤喬(たかし)
●著者略歴
加藤喬(かとう・たかし)
元米陸軍大尉。都立新宿高校卒業後、1979年に渡米。アラスカ
州立大学フェアバンクス校他で学ぶ。88年空挺学校を卒業。
91年湾岸戦争「砂漠の嵐」作戦に参加。米国防総省外国語学校
日本語学部准教授(2014年7月退官)。
著訳書に第3回開高健賞奨励賞受賞作の『LT―ある“日本
製”米軍将校の青春』(TBSブリタニカ)、『名誉除隊』
『加藤大尉の英語ブートキャンプ』『レックス 戦場をかける
犬』『チューズデーに逢うまで』『ガントリビア99─知られざ
る銃器と弾薬』『M16ライフル』『AK―47ライフル』
『MP5サブマシンガン』『ミニミ機関銃(近刊)』(いずれも
並木書房)がある。
追記
「MP5サブマシンガン」
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※大人気継続中
『AK-47ライフル』
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『M16ライフル』発売中♪
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『ガントリビア99』発売中!
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『アメリカンポリス400の真実!』発売中
https://www.amazon.co.jp/dp/4890633405
『チューズデーに逢うまで』発売中
http://www.amazon.co.jp/dp/489063326X
『チューズデーに逢うまで』関係の夕刊フジ
電子版記事(桜林美佐氏):
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150617/plt1506170830002-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150624/plt1506240830003-n1.htm
『レックス 戦場をかける犬』発売中
http://www.amazon.co.jp/dp/489063309X
『レックス 戦場をかける犬』の書評です
http://honz.jp/33320
オランダの「介護犬」を扱ったテレビコマーシャル。
チューズデー同様、戦場で心の傷を負った兵士を助ける様子が
見事に描かれています。
ナレーションは「介護犬は目が見えない人々だけではなく、
見すぎてしまった兵士たちも助けているのです」
http://www.youtube.com/watch?v=cziqmGdN4n8&feature=share
きょうの記事への感想はこちらから
⇒
https://okigunnji.com/url/7/
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日本語でも英語でも、日常使う言葉の他に様々な専門用語があ
ります。
軍事用語もそのひとつ。例えば、軍事知識のない日本人が自衛
隊のブリーフィングに出たとしましょう。「我が部隊は1300時
に米軍と超越交代 (passage of lines) を行う」とか「我が
ほう戦車部隊は射撃後、超信地旋回 (pivot turn) を行って離
脱する」と言われても意味が判然としないでしょう。
同様に軍隊英語では「もう一度言ってください」は
"Repeat" ではなく "Say again" です。なぜなら前者は
砲兵隊に「再砲撃」を要請するときに使う言葉だからです。
兵科によっても言葉が変ってきます。陸軍や空軍では建物の
「階」は日常会話と同じく "floor"ですが、海軍では船にちな
んで "deck"と呼びます。 また軍隊で 「食堂」は "mess
hall"、「トイレ」は "latrine"、「野営・キャンプする」は
"to bivouac" と表現します。
『軍隊式英会話』ではこのような単語や表現を取りあげ、
軍事用語理解の一助になることを目指しています。
加藤 喬
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PS
弊マガジンへのご意見、投稿は、投稿者氏名等の個人情報を伏
せたうえで、メルマガ誌上及びメールマガジン「軍事情報」が
主催運営するインターネット上のサービス(携帯サイトを含む)
で紹介させて頂くことがございます。あらかじめご了承くださ
い。
最後まで読んでくださったあなたに、心から感謝しています。
マガジン作りにご協力いただいた各位に、心から感謝しています。
そして、メルマガを作る機会を与えてくれた祖国に、心から感謝
しています。ありがとうございました。
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(代表・エンリケ航海王子)
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