配信日時 2019/06/21 08:00

[クラウゼヴィッツ]ナポレオン戦争をご存知ですか?

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おはようございます、エンリケです。

先日からご案内している
『漫画 クラウゼヴィッツと戦争論』

5日間限定で著者サイン本が
手に入るのは
6月23日(日)までです
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ナポレオンとクラウゼヴィッツは、
ほぼ同時代を生きました。

ナポレオン・ボナパルト(1769-1821)
カール・V・クラウゼヴィッツ(1780-1831)

ちなみに同じ時代を生きた歴史上の偉人には
こんな人がいます。

伊能忠敬(1745~1818)
ベートーベン(1770~1827) 
ゲーテ(1749~1832)
間宮林蔵(1775~1844)
頼山陽(1780~1832)
平田篤胤(1776~1843)
葛飾北斎(1760~1849)
徳川家斉(1773~1841)


で、ナポレオン戦争なんですが、
一般的に、1803年から1815年までの間に行われた、
フランスと、イギリス、オーストリア、ロシア、
プロイセンを中心にした国々との多国間交戦状態を
総称していいます。

ナポレオンは一時期ヨーロッパの大半を征服しましたが、
ロシア遠征の敗北後は劣勢となり敗退を重ね、
首都パリまで攻め込まれて降服。翌年返り咲きましたが、
ワーテルローの敗戦で完全に失脚します。
第二次パリ条約によってナポレオン戦争は終結しました。

ナポレオン戦争の主な戦役は次のとおりです。

1805年 - オーストリア戦役
 1805年7月22日 - フィニステレ岬の海戦
 1805年10月17日 - ウルムの戦い
 1805年10月21日 - トラファルガーの海戦
 1805年12月2日 - アウステルリッツの戦い

1806年-1807年 - ドイツ・ポーランド戦役 
 1806年10月14日 - イエナ・アウエルシュタットの戦い
 1807年2月7日-8日 - アイラウの戦い
 1807年6月14日 - フリートラントの戦い

1808年-1814年 - スペイン独立戦争

1809年 - オーストリア戦役 (1809年)
 1809年5月21-22日 - アスペルン・エスリンクの戦い
 1809年7月5日-6日 - ヴァグラムの戦い

1812年 - 1812年ロシア戦役
 1812年9月7日 - ボロジノの戦い

1813年-1814年 - ドイツ・フランス戦役
 1813年5月 リュッツェンの戦い
 1813年5月20-21日 バウツェンの戦い
 1813年8月26日 - 8月27日 ドレスデンの戦い
 1813年10月16日-19日 - ライプツィヒの戦い(諸国民の戦い)

1815年 - フランス戦役 (1815年)
 1815年6月18日 - ワーテルローの戦い


こんな感じです。


さて、すこし想像してください...


ここにとてもよく似た
2人の軍事ファンがいます。


2人とも歳が近く、
能力も知識も同じくらい。


2人とも軍事に対して
情熱をもち、祖国への愛もありました。


多くの社会人とは違って、
2人とも学ぶことに熱心。


同じような本を読み
同じような情報に接し
同じようなセミナー・勉強会に
参加していました。


数年後、、、


1人はそれなりに一目置かれる
存在になれましたが、


相変わらず同じような本を読んで
同じようなことに怒り、同じようなことに
飢餓感を覚えていました。


もう1人は、
オリジナルな自分のインテリジェンスを
発揮できており、

集めた情報を自分なりに分析したり
より深いことを学べる集いに出向いたり
有益な人脈を培ったりして
充実した軍事ファンとしての日々を送っていました。


何がこの違いを生んだのでしょうか?
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それは生まれもった
『才能』の違いではありません。
『能力』や『運』でもありません。


その違いは、、、

その世界でMUSTとされる考え方を、
キチンとマスターしているか否か?であり、
もっというと、マスターするためのコツを
わきまえているかいないか、なのです。



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『戦争論』を読む人の必需品


エンリケ


追伸

『漫画 クラウゼヴィッツと戦争論』制作の一翼を
担われた、監修者で立正大学名誉教授・清水多吉先生の
「監修者のことば」をご紹介します。

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監修者のことば
立正大学名誉教授 清水多吉

 石原ヒロアキさんの『漫画クラウゼヴィッツと戦争論』は、ナ
ポレオン戦争とクラウゼヴィッツの名著『戦争論』を漫画で詳細
に再現した労作である。クラウゼヴィッツの生涯を軸に、彼が関
わった戦いと出来事が正確に描かれている。

 拙訳である『戦争論』(カール・フォン・クラウゼヴィッツ著、
中公文庫)は、上下巻合わせて一二〇〇頁を超える大冊であり、
ここには実に多くの戦争・戦闘の記録が記述されている。そのた
め多くの読者にとって完読することは困難であり、どうしても肝
心の戦争の理論化のところにだけ目が向いてしまうものである。

 しかし、本書は当時の戦いの様相を見事に描き出している。さ
らに当時の時代背景や人々の機微についてもていねいに描写され
ている。
たとえば、ナポレオンのモスクワ遠征失敗のあと、クラウゼヴィ
ッツはロシア軍連絡将校の身分のまま祖国プロイセン軍に復帰す
る。しかし、プロイセン王は、彼をロシアの連絡将校としての扱
いしかしてくれなかった。当然、クラウゼヴィッツは思い悩む。
石原さんは、その原因をクラウゼヴィッツの愛妻マリーがかつて
プロイセン王国に反抗したザクセン王国宰相ブリュール家の出身
であったからではないのかと推察し、エピソードとして取り上げ
ている。本編の162頁をご覧いただきたい。これは、石原さん
の推察の通りである。漫画でここまで描いて見せるとは実に驚き
である。

 さらに、最後の決戦である「ワーテルロー(ラ・ベル・アリア
ンス)の戦い」において、プロイセン軍第3軍団参謀長のクラウ
ゼヴィッツ大佐は主戦場への参加を許されず、遠く離れたワーブ
ルで苦戦し、辛勝を得ただけであった。しかし、フランスのグル
ーシー軍をワーブルに引きつけたことが連合軍の勝利を決定づけ
たことは、歴史が証明している。
戦後の公式報告書では、クラウゼヴィッツの業績は極めて低い評
価しか与えられず、プロイセン軍の最下級勲章である「鉄十字二
等章」しか授与されなかった。これらの事情については206頁
を参照していただきたい。

 ここで石原さんのユニークな経歴について紹介したいと思う。
石原ヒロアキ(本名、米倉宏晃)さんは、元陸上自衛隊一佐であ
る。旧軍でいえば大佐にあたる。専門は「化学」で、地下鉄サリ
ン事件や福島第一原発事故では現地に赴き、災害派遣部隊の指揮
をとられた方である。
大学時代に第一四回「赤塚賞準入選」を受賞され、プロの漫画家
の道が約束されていたが、自衛官の道を志し、定年まで勤め上げ
られた。
その後、民間企業に勤めながら、好きな漫画制作を再開し、すで
に戦争シミュレーション漫画『ブラックプリンセス魔鬼』、自衛
官の日常を描いた『日の丸父さん』、南シナ海での近未来戦争を
描いた『日米中激突!南沙戦争』などを発表している。
そして今回はじめて史実に則したテーマにチャレンジし、二年か
けて本書を描き上げられた。どの頁をとっても細かく人物や背景
が描き込まれていて、これをすべて一人で完成させた。どれほど
の努力と熱意を注いだのか想像すると頭が下がる。

 綿密な時代考証によって描かれた登場人物たちのドラマと戦闘
シーンで構成された本作品は、漫画ながら数ある「ナポレオン戦
争」の解説書のレベルを超えている。高校あるいは大学で西洋史、
なかんずく「近代西洋史」を学ぶ人たちの副読本として、ぜひ活
用していただきたいと切に願っている。

 軍人としてのキャリアは決して恵まれたとはいえないクラウゼ
ヴィッツの最終階級は少将であった。一八三一年、当時大流行し
たコレラに感染し、五一歳でその波乱の生涯を閉じるが、その死
に際してプロイセン国王からは何らの哀悼の意も示されなかった。
しかし、戦争の本質を体系化した『戦争論』という著作によって、
クラウゼヴィッツの名声は、いかなる将軍も及ばない世界的なも
のとなり、後世まで語り継がれることになる。

 本書の最後のシーンは、夫クラウゼヴィッツの執筆を助ける妻
マリーの呼びかけで終わっている。その後、涙ながらに「序文」
をしたため、膨大な原稿を再構成して書籍にまとめた妻マリーの
名とともに、この『戦争論』という著作は世界的古典の名をほし
いままにしていく。

 読者の皆さまも、石原作品の心憎いほどまでの気配りをご堪能
いただきたいものである。
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清水多吉(しみず・たきち)
1933年、会津若松生まれ。東京大学大学院修了。東京大学、
名古屋大学、静岡大学、早稲田大学、法政大学、立教大学、
東洋大学、神奈川大学などの講師、ニューヨーク・ホフストラ大学
の客員教授を歴任。立正大学文学部哲学科名誉教授。
著書に『ヴァーグナー家の人々』『ベンヤミンの憂鬱』、
訳書にマルクーゼ『ユートピアの終焉』、ホルクハイマー『道具
的理性批判』、クラウゼヴィッツ『戦争論(上下)』(中公文庫)
などがある。



清水先生の翻訳になる中公文庫『戦争論』(上下)は、
わが国で最も読まれている『戦争論』です。
『戦争論』のスタンダード本と言ってよいでしょう。

絶好の入門書を読んだ後は、
ぜひ清水先生の『戦争論』に進んでください。

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『戦争論』絶好の入門書







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