配信日時 2019/06/19 15:00

マンガという手法

こんにちは、エンリケです。

梅雨の季節になりましたが
いかがお過ごしですか?

さて、石ノ森章太郎さんの
「マンガ日本経済入門」
が生まれたのは1986年11月です。

1986年といえば昭和61年。
バブル景気が始まった年です。

その時に出たこの本は、
経済という固い分野を、
マンガという手法で解説した
エポックメイキングな作品でした。

あなたもご存知でしょう。

理屈ではなく直観で把握できる
マンガは、実はこの種の役割を果たすうえで
最適の存在ですよね?

「日本経済入門」というマンガは、
経済という分野のイメージすら変えてしまった
とさえいえるのですから。

もしかしたら、あなたも仕事の場で
マンガを使った啓蒙活動の必要性を
主張されていたかもしれません。


軍事の入門書はこの20年で飛躍的に増えましたが、
なぜか軍事をめぐる冷静で正鵠を射た意見が出ません。

国家観が極端から極端にぶれる感情的な姿勢から
日本世論は成長できておらず、世論を輿論に深める
知識人の活動も事実上壊滅状態だからでしょう。

入門を謳った本ですら、難しすぎて消化できない、
という状態から抜け出せていないのも現実でしょう。

これはすなわち、
入門の前段階、入門の入門レベルのものが必要だということです。

そこで冒頭の「マンガ日本経済入門」です。

まずマンガを読んで、そのうえで本に進む。
同じことがなぜ経済にできて軍事にできないのでしょう?

書き手がいなかったのでしょうか?
マンガのストーリテラーがいなかったのでしょうか?

しかしいまは、
正規将校としての軍務経験を持ち、
ストーリーをしっかり描けるマンガ家はいます。

石原ヒロアキ(本名:米倉宏晃)
1958年、宮城県石巻市生まれ。青山学院大学卒業後、1982年陸上
自衛隊入隊。化学科職種幹部として勤務。第7化学防護隊長、
第101化学防護隊長を歴任。地下鉄サリン事件(1995年)、福島
第1原発事故(2011年)で災害派遣活動に従事。2014年退官(1等
陸佐)。学生時代赤塚賞準入選の経験を活かし、戦争シミュレー
ション漫画『ブラックプリンセス魔鬼』および自衛官の日常を描
いた『日の丸父さん』(電子書籍で発売中)、2018年『日米中激
突!南沙戦争』(並木書房)を発表。現在、海洋戦略家のアルフ
レッド・マハンを題材に執筆中。クラウゼヴィッツ学会会員。



そんな石原さんの最新刊がまもなく公開されます。

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エンリケ



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