こんばんは、エンリケです。
上田篤盛さんの最新作
『武器になる情報分析力』
の先行予約キャンペーンを行っています。
→
http://okigunnji.com/url/32/
著者・上田さんからのメッセージです。
------------------------
「軍事情報」メルマガ読者の皆さま、こんにちは。
「わが国の情報史」を担当している上田篤盛です。
このたびは、私の新著が近く発売されますので、そのご案内とご
購読のお願いをさせていただきます。
新著『武器になる情報分析力』が並木書房から発売されます。
同社とは『戦略的インテリジェンス入門』(2016年1月)以
来のお付き合いですが、このたびも約半年間、いっさいの妥協な
く新著の完成を目指してきました。
本書は『戦略的インテリジェンス入門』と同様に「マニュアル本」
ですが、できるだけ定価を押さえ、社会人向けに広く読んでいた
だくよう、内容を精選充実することに注力しました。元の原稿か
ら「要点の精選→枝葉は削る→無味乾燥になる→事例を加える」
を十数回繰り返し、分量を約2/3まで絞りました。
さて、AIが仕事を奪う可能性など、予測不能な時代では“知的
武装”が必要です。なかでも物事の本質を洞察し、近未来を予測
する「情報分析力」こそは最も必要不可欠な技能といえるでしょ
う。本のタイトルは、このような意味を込めて決めました。
本書は、情報分析という視点に特化したインテリジェンス入門書
です。「インテリジェンスとは何か?」「情報分析とは何か?」
「どのようにしてインテリジェンスを作成するのか」などについ
て具体的に解説しています。
筆者が、皆さまにとくに強調してお伝えしたいのは3点です。
第1は、まず情報分析の効率化です。
なぜ、情報分析やインテリジェンスの作成ができないのでしょ
うか? その原因は勉強不足、知識不足ではありません。実は、
「何を知るべきか?」という「質問(問題)の設定」が行なわれ
ていないからです。
情報が氾濫している今日、いきなり手当たり次第に情報の収集を
始めてはいけません。それではますます情報が溢れ、効率的な分
析はできません。そこで、最初に「何を知るべきか?」という視
点で質問を設定します。次にそれに対する回答の方向性を定めま
す。それから回答を解くためのドライバー(鍵)を特定します。
それがすんでから、そのドライバーの枠内に入る情報だけを集め
て分析していきます。
このような情報分析の手順を理解し、問題の設定のやり方をマス
ターしていただけるよう、本書では詳細かつ平易に解説いたしま
した。
第2は、バイアス排除の思考法を身につけることです。
なぜ、情報分析は誤るのでしょうか? それは「バイアス」に捉
われるからです。
本書では「フレームワーク」「マトリクス」「クロノロジー」
「競合仮説分析」「階層ツリー分析」など、プロの情報分析官が
活用している情報分析の手法を紹介しています。当然、これらは
そのままビジネスに応用できます。
ただし、情報分析にもっとも必要なものは、各分析手法の底流
に流れている思考法を身につけることです。そのなかで重要なの
が「バイアス排除」の思考法です。
本書では、バイアスに関する記事に多くの紙幅を割ています。バ
イアスの存在を意識し、バイアスを排除するために「競合仮説分
析」などの手法が有効であることを学習していただければ幸いで
す。
第3は、共通の分析手法を使って「群衆の英知」を発揮すること
です。
皆さんは、国際情勢の知識がないから、政府機関の情報分析官に
なれないし、国際情勢の推移なんかわからないと思っていません
か?
世の専門家の知識量は膨大であり、現在に起きている事象の文脈
を整理して、理論立てて解説することは群を抜いています。しか
し一方で、専門家の未来予測については、ある有名な本では「チ
ンパンジーのダーツ投げにも劣る」と揶揄されています。これは、
自らの知識と経験を過信して、思い込みで結論を決めつけるから
です。
他方、素人であっても、共通の手法にもとづいて、集団で情報分
析や未来予測に取り組めば、その正確性は専門家をはるかに凌駕
することが、よく知られています。これが「群衆の英知」です。
筆者は2018年4月、ビジネスパーソン向けに「情報分析講座
(3回シリーズで計10時間)」を実施しました。本講座では
「北朝鮮情勢」をテーマに、最終課題ではグループで「北朝鮮の
近未来(2020年)に関する3つのシナリオ」を作成していた
だきました。
社会で経験を積んだ参加者の分析作業のレベルは、筆者が教官を
していた防衛省や陸上自衛隊の学生たちに「優るとも劣らない」
という印象を受けました。当時から現在までの現実の情勢変化を
鑑みてもみても、短時間の作業でしたがその策案はなかなかの完
成度です。
つまり、国際情勢に関する知識が不十分であったとしても、しっ
かりとした手順を踏み「群衆の英知」を発揮すれば、相当程度の
分析ができるということです。
本書の付録「情報分析の実技編」では、本講座の内容を一部修正
して紹介してあります。付与した「課題」と、それに対する「指
導案」および「解説」の三本立てになっています。是非これをお
読みいただき、皆さまも実技講座の仮想体験をしていただければ
嬉しく思います。
さて最後に、巷の“ノウハウ本”を読んで、皆さまはどのよう
に思われますか? 私は、よく安全保障における“権威”といわ
れる方々の著書を読みます。おおいに精神要素が鼓舞され知らな
い知識は増えますが、情報分析に関する限りでは、実践の書では
ないと思います。
経験、知識、環境に差がある者が、“権威”のやり方は真似るこ
とはできないし、真似ても意味がないからです。
他方、米国は従来から、世代が変化して時の“権威”が不在にな
っても、困らないように、物事のやり方を誰もが理解できるように、
基本的な手法と手順を定めるマニュアルの作成を重視しています。
これが徒弟制度の日本と大きな違いです。
筆者が自衛隊時代に学んだ多くの分析手法は、もともとは米軍の
マニュアルであり、本書も基本的には米軍や米国情報機関のマニ
ュアルにもとづいています。
不透明な時代を生き抜くためには、専門家の“ノウハウ本”を読
んで、それを鵜呑みにしたり、そのノウハウを真似ていてはダメ
だと思います。
各人が基本的かつ共通なマニュアルを理解する、そしてコミュニ
ケーション能力発揮して仲間を形成し、ダイバシティ(多様性)
という環境のもとで集団で物事を判断し、行動する。これが、こ
れからの生き方になると思われます。
本書が、皆さまの共通マニュアルの確立と「群衆の英知」を促し、
国家全体の「インテリジェンス・リテラシー」の向上にひと役買
えれば幸甚です。
(上田篤盛)
-------------------------
著者はこの方。
上田篤盛(うえだ あつもり)
1960年広島県生まれ。元防衛省情報分析官。防衛大学校(国際関
係論)卒業後、1984年に陸上自衛隊に入隊。87年に陸上自衛隊調
査学校の語学課程に入校以降、情報関係職に従事。92年から95年
にかけて在バングラデシュ日本国大使館において警備官として勤
務し、危機管理、邦人安全対策などを担当。帰国後、調査学校教
官をへて戦略情報課程および総合情報課程を履修。その後、防衛
省情報分析官および陸上自衛隊情報教官などとして勤務。2015年
定年退官。現在、インテリジェンス研究家としてメルマガ「軍事
情報」に連載中。
今回のキャンペーンは以下のとおりです。
-----------------------------------------------------------
令和最初の新刊本予約キャンペーン!
『武器になる情報分析力』 上田篤盛(著) 1728円
著者サイン本 23セットのみ
ひとりで情報分析力を高めるスキルを養える
これまで出たインテリジェンス系教養書で類を見ない
具体的で懇切丁寧な情報分析マニュアル
痒い所に手が届く
情報分析実践者にとってかけがえのないコーチ
●元防衛省情報分析官という著者の経歴が、信頼できる情報分析
力を庶民がいかに身につけるか?のスキル養成術の公開を可能
にしました。
●情報分析力を高める手法については、何に着眼し、どこから着手
するか?が死活的に重要ですが、この本には、着眼をいかに行う
か?など、素人が必ず躓くポイントへの目配り気配りが類書と全
く異なるレベル(異次元レベル)で存在します。
●構想から一年以上。ようやく仕上がった作品です。小耳にはさ
んだだけですが、制作の過程で出版社と著者の間で行われたや
りとりは、それはまあ、すさまじいものだったそうです。結果、
妥協なく、それでいてわかりやすく、コンパクトで、馴染み深
く、役に立ち、ためになる傑作に磨きあがりました。読んで
深くそのことを感じました。
●「予測不能で不確実な時代を勝ち抜くには、記憶と再生に偏重
した知識ではなく、創造的な知的戦闘力が必要不可欠です」と
著者は言います。これが「インテリジェンスのプロ」の言葉で
す。想像力と創造力をもってこの本を読むと「武器になる情報
分析力」が手に入ります。私もいっしょに磨きます。
●特に読んでほしいのは、情報分析能力を向上させたいけど「適
切な導き」に飢えていた人です。このマニュアルは実に役立ち
ます。汲めども尽きぬ知恵があり生涯座右に置きたい内容です。
●巻末には、昨年行われた情報分析実践講座の内容が一部修正
され紹介されています。内容は「課題」「指導案」「解説」の
三本立てで成り立っており、あなたも講座に参加されているか
のような仮想経験を味わえます。
●この本を使うと、志ひとつあれば、身分や経験、資格関係なく、
あなたも、祖国のためになる「インテリジェンスの名に値する
価値」を世の中に提供できます。
▼情報分析力を養って知的成長を体験し、自分にできるレベルで
国に貢献したい方だけ、コチラからお申込み下さい
→
http://okigunnji.com/url/32/
※上記申込フォームはすべて SSL 暗号化通信セキュリティー対応。
■このメルマガ読者限定の特別予約参加価格 1728円(税込)
■2019年6月1日20時~2019年6月9日23時59分締切。(日曜日)
特典1:何冊でも送料無料
特典2:著者直筆のサイン本(貴重です)
特典3:振込手数料は無料(同封の振込用紙でカンタン後払い)
特典4:サイン本頒布は数量限定
特典5:予約した方のみ、上田さんの既刊本も同条件でご紹介
---------------------------------------------------------------
知り合いやご友人へのプレゼントにも最適です。
ご参加お待ちしています!
エンリケ
追伸
予約が規定数に達すれば予告なく受付を終了します。
http://okigunnji.com/url/32/
配信解除はコチラで
https://1lejend.com/d.php?t=test&m=example%40example.com