こんにちは、エンリケです。
季節外れの酷暑も一段落して、
過ごしやすい日になりました。
いかがお過ごしですか?
弊メルマガを創刊したのは2000年10月ですが、
そのころわが国には、「情報活動」を意味する
「インテリジェンス」という用語は一般レベルで
存在しませんでした。
中西輝政先生が京都で情報史研究会を
立ち上げたころから「インテリジェンス」という用語が定着して
きたような気がします。
インテリジェンスという名前が
わが国で市民権を得てからまだ20年も経っていないんですよね。
インテリジェンスを謳う本はそのころからけっこう
出るようになりましたが、読んだ人は、なぜか情報収集ばかりや
って、せっかく集めた情報を分析してインテリジェンスにしない
んですね。
情報分析は、
インテリジェンスを作るために必要な作業のひとつで、
一番大切といってさしつかえありません。
にもかかわらず、
情報の収集整理整頓にばかり興味が集中し、
それを活かす術について、あまりに無関心な気がしてなり
ません。(もしかしたら他分野でも?)
そのせいか、
収集できる情報がこれだけ飛躍的に増えたにもかかわらず、
国際情勢や国防をめぐる冷静で正鵠を射た意見が出ません。
正鵠を射たインテリジェンス教養をわきまえた
国民が増えた気もしません。
理由としては、
「手引きとなるインテリジェンス関係書の内容が、
著者のインテリジェンス力を見せつけることが目的で、
読者に実益をもたらす内容に乏しい」
こともあるのかもしれません。
しかしもっと大切なポイントがあるのではないでしょうか?
「インテリジェンスの中で情報分析がいかなる位置にあるか?を
明快に提示し、情報分析の実践にあたって必要なコツを教える書が
ない」
ことです。
そう。
これまでのインテリジェンス関係書は、
インテリジェンスとは何か?
インテリジェンスの面から見て何が問題なのか?
を取り上げることに終始し、インテリジェンスの概要、知識を
提供するにとどまり、
「インテリジェンス思考力をいかに養うか」を提供してい
なかった。
と感じるのです。
「インテリジェンス」のマーケット自体、
まだ二十年ほどしかたっておらず、
啓蒙の土台作りのために必要な基礎知識提供コンテンツを
蓄積する段階にあったのだろうと思います。
しかしいまや、次の段階に進む時期に入ったのではないでしょ
うか?
時代は明らかに文明史レベルの転換点のさなかにあり、
これまでの常識や価値観があてにならない、通じないようになっ
てきています。
個人も国も、生き残ってゆくには、情報分析を通じて紡ぎ出した
インテリジェンスという地図を自ら作り、手にして、いつ何が
起こるかわからない「これから先」を進む必要に迫られています。
これまでの感覚や常識、知的姿勢のままでは、とても対応
できません。
専門家であろうがなかろうが、いかなる分野で生きようが、
自らインテリジェンスを生み出す主体にならない限り、
情報分析を通してインテリジェンスを紡ぎ出す術・思考力・創
造力・想像力をもたない限り、
甲斐と価値ある人生を味わえない時代になっています。
そのための手引きが必要です。
「どこにあるの?」
ご安心ください。
幸いわが国には、いまや、情報のプロとして豊富な経験を持ち、
一般社会ときちんと正対して情報分析マニュアルを世に問える人は
すでにいらっしゃいます。
上田篤盛(うえだ あつもり)
1960年広島県生まれ。元防衛省情報分析官。防衛大学校(国際関
係論)卒業後、1984年に陸上自衛隊に入隊。87年に陸上自衛隊調
査学校の語学課程に入校以降、情報関係職に従事。92年から95年
にかけて在バングラデシュ日本国大使館において警備官として勤
務し、危機管理、邦人安全対策などを担当。帰国後、調査学校教
官をへて戦略情報課程および総合情報課程を履修。その後、防衛
省情報分析官および陸上自衛隊情報教官などとして勤務。2015年
定年退官。現在、インテリジェンス研究家としてメルマガ「軍事
情報」に連載中。
そんな上田さんの最新刊
『武器となる情報分析力』
がまもなく公開されます。
弊メルマガでは、
一般公開前に著者サイン本を手にできる
新刊本予約キャンペーンをきょう20時からはじめます。
案内メールが届くまでしばらくお待ちください。
本著は、専門家ではない庶民が情報分析のスキルを身につけ、
妥当なインテリジェンスを紡ぎ出す術を身につけるための
情報分析手引書(マニュアル)です。
知り合いやご友人へのプレゼントにも最適です。
ご参加お待ちしています!
きょう20時のご案内まで、
しばらくお待ちください。
エンリケ
追伸
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