こんにちは、エンリケです。
桜林さんのスピーチに関する提案に、
なるほどと思うのは私だけではないはずです。
スピーチライターの方はぜひご参考に。
さっそくどうぞ。
エンリケ
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桜林美佐の「美佐日記」(29)
もし総理のスピーチライターになったら・・・
桜林美佐(防衛問題研究家)
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おはようございます。桜林です。「男もすなる日記といふものを、
女もしてみむとてするなり」の『土佐日記』ならぬ『美佐日記』
は今回で29回目です。
前からよく聞かれるのが「桜林さんは食べ物は一体、何が好きな
んですか?」という質問。特に自衛官や自衛隊に関わっている皆
さんは問われることが多く、常にこの課題と向き合わなければな
らないでしょう(おおげさですが)。
私は数年前まで食費を最大限抑えることが命題だったため、いわ
ゆるまともな食生活をしていませんでした。時折、おいしいもの
をご馳走になったりして舌を養わせて頂きましたが、お菓子やジ
ャンクフードに慣れた味覚はどうしてもそちらが優勢になってし
まい、健康に良くなさそうな物に手を出してしまいがちです。な
ので、良い物を出して頂いてもこれが上手く喉を通らなかったり
するのです。
講演に行ってもご飯を食べたくないのでお菓子がいいなどと言っ
てケーキ屋さんに連れて行ってもらったり、マリーアントワネッ
トか!というわがままを聞いて頂いたことなど、今思い出すと申
し訳ないことばかりしていました。
福岡に来てからは野菜もお肉も果物も東京より格段に安く手に入
り、また収穫物を分けてもらうなどということもあり、さらに結
婚したことで食費の心配が半減したことも大きな要因となり、心
身ともに豊かになりました。感謝するばかりです(おにぎりやハ
ンバーガーが好きなことに変わりはありませんが!)。
なぜ、そんなことを思い出したかというと、トランプ大統領の来
日です。大富豪だったのにファストフードが好きだという大統領
を前回の時もどのようにもてなすか話題になりましたが、あの素
晴らしい宮中晩餐会は別として、熟考されたと思われるおもてな
しは、やはりハンバーガー、そして炉端焼きでしたね。因みにあ
の店はホステスさんたちを「アフター」で連れて行く定番の所で、
かなり高いとジャーナリストの須田慎一郎さんがラジオで証言し
ておりました。
それにしても今回はまたすごかったですね。横須賀を訪れて海上
自衛隊の護衛艦「かが」などに乗艦したことについて、早速、夕
刊フジで記事を書いてとご依頼あり、改めてその意味をじっくり
考えました。おそらく本日掲載となり、今週通しでほかの記事も
書いています!
今回の来日では日米関係の絆を内外に発信したということについ
ては、もはやここでは言わずもがなと思いますが、それ以外に気
が付いたことがいくつかあります。
それはトランプ大統領のスピーチにはたくさんの人の「名前」が
出てくるということ。いえ、これまでも同様でしたし、米軍指揮
官の挨拶にはそういうケースが多いと聞きますので、驚くような
ことではないのですが、やはりこれって聞く側にとっては意外に
飽きないもので、まして名前を呼ばれた人やグループにとっては
とても嬉しいものだと思います。
特に今回、海上自衛隊の護衛艦でしたので、知ってる名前が出て
くるかなーと思って聞いてみると、しっかり山村海幕長や艦長が
紹介されていました。
同日に訪問した米強襲揚陸艦「WASP」でも演説をしました。少な
くとも1時間は待っている海軍と海兵隊の人々の前にまずはメラ
ニア夫人が登場、トランプ大統領を紹介します。歓声の中で出て
きた最高指揮官は、それからたっぷりと乗員について、様々な部
署の名前とその活躍を感謝の言葉とともに次々に紹介しました。
これは非常に盛り上がるようです。
「え~、わが国を取り巻く安全保障環境は厳しさをまし~」とい
った挨拶は、自衛隊の皆さんきっと何万回?も聞いているはずで、
正直もう飽きている話ではないかと思いますが、もしかしたら自
分の名前が呼ばれるかもしれないと思うと、やはり釘付けになり
ますよね。私がもし総理のスピーチライターになったら!?トラ
ンプ大統領風の原稿を書いてみたいものです。
また、トランプ大統領の「WASP」でのスピーチでは、集まった海
軍や海兵隊の隊員に対して、「カタパルトは蒸気式と電磁式のど
ちらがいいか?」と問いかける場面もあって、新型の電磁式はと
てつもなくお金がかかるので従来の蒸気式のほうがいいなどと言
っていたのは驚きました。安倍総理がそんなことを言ったら大変
なことになるでしょう。
こういうコメントが出てくることを見ると、トランプ大統領のお
話は用意された原稿だけではなさそうです。「シンゾーがF35を
もっと買ってくれるよ」とか嬉しそうに言ってしまうのではない
かと日本側の関係者のほうがヒヤヒヤかもしれませんが・・。
もう一つ感じたのは、トランプ大統領のお話は「私」ではなく
「私たち」を表す主語で始まる場合が多いことです。「私とファ
ーストレディをお招き頂き」とか「アメリカ国民を代表して」な
ど、些細なことですが、こうした表現は日本人との大きな違いで
はないかと感じました。
さて、今回も前回ご紹介したIさんから色々なことについてのご意
見を頂きました。その中で、マスコミが報道しないものの共産主
義の脅威が日本にはあるということも指摘されています。「暴力
革命」を目指す人たちなのに議席を持っている上「日本人はスマ
イリングコミュニストというキャンペーンにころりとだまされて
います」ということで、改めて背筋が寒くなる思いです。ありが
とうございました!
<おしらせ>
YouTubeチャンネルくららで毎週土曜にアップしている「国防ニュ
ース最前線」、6月1日(土)も伊藤俊幸・元海将の解説です。
http://www.chclara.com
さらに、今週は夕刊フジでの連載ウイークになります!どうぞよ
ろしくお願いいたします!!
(つづく)
(さくらばやし・みさ)
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【著者紹介】
桜林美佐(さくらばやし・みさ)
昭和45年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フリーアナウンサー、
ディレクターとしてテレビ番組を制作。その後、国防問題などを
中心に取材・執筆。著書に『奇跡の船「宗谷」─昭和を走り続け
た海の守り神』『海をひらく─知られざる掃海部隊』『誰も語ら
なかった防衛産業[改訂版]』『武器輸出だけでは防衛産業は守
れない』『防衛産業と自衛隊』(いずれも並木書房)、『終わら
ないラブレター─祖父母たちが語る「もうひとつの戦争体験」』
(PHP研究所)、『日本に自衛隊がいてよかった』(産経新聞出
版)、『ありがとう、金剛丸─星になった小さな自衛隊員』(ワ
ニブックス)。月刊「テーミス」に『自衛隊密着ルポ』を連載。
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