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ライターの平藤清刀です。陸自を満期除隊した即応予備自衛官
でもあります。
お仕事の依頼など、問い合わせは以下よりお気軽にどうぞ
E-mail
hirafuji@mbr.nifty.com
WEB
http://wos.cool.coocan.jp
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こんにちは。エンリケです。
加藤さんが翻訳した武器本シリーズ最新刊が出ました。
今回はMP5です。
「MP5サブマシンガン」
L.トンプソン (著), 床井 雅美 (監訳), 加藤 喬 (翻訳)
発売日: 2019/2/5
http://okigunnji.com/url/14/
※大好評発売中
加藤さんの手になる書き下ろしンフィクション
『二つの愛国心─アメリカで母国を取り戻した日本人大尉─』
の第七話です。
心にしみる内容でした。
さっそくどうぞ。
エンリケ
追伸
ご意見ご質問はこちらから
https://okigunnji.com/url/7/
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『二つの愛国心─アメリカで母国を取り戻した日本人大尉』(7)
「英語マスターの秘訣:崖っぷち作戦」
Takashi Kato
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□はじめに
書下ろしノンフィクション『二つの愛国心──アメリカで母国
を取り戻した日本人大尉』の7回目です。「国とは?」「祖国と
は?」「愛国心とは?」など日本人の帰属感を問う作品です。
学生時代、わたしは心を燃え立たせるゴールを見つけることが
できず、日本人としてのアイデンティティも誇りも身につけるこ
とがありませんでした。そんな「しらけ世代の若者」に進むべき
道を示し、勢いを与えたのはアメリカで出逢った恩師、友人、そ
して US ARMY。なにより、戦後日本の残滓である空想的平和主義
のまどろみから叩き起こしてくれたのは、日常のいたるところに
ある銃と、アメリカ人に成りきろうとする過程で芽生えた日本へ
の祖国愛だったのです。
最終的に「紙の本」として出版することを目指していますので、
ご意見、ご感想をお聞かせいただければ大いに助かります。また、
当連載を本にしてくれる出版社を探しています。
□今週の「トランプ・ツイッター」5月6日付
カリフォルニア州モントレーといえばゴルフのメッカ。国防総
省外国語学校からほど近いペブルビーチは、これまでに5回も全
米オープンが開催された名門コースですし、隣接する海軍大学院
とオード陸軍基地にも立派なゴルフ場があります。
そんな土地柄の故か、新米教官だった20数年前、先輩教授ら
に誘われるままクラブを握ってみたことがあります。しかし何回
足を運んでも芝に穴を穿つだけでゲームにならず、早々に見切り
をつけたことを覚えています。
そんなわたしでもタイガーウッズの名前は知っています。米陸
軍特殊部隊グリーンベレーの退役軍人かつ、名アマチュア・ゴル
ファーだった父親に英才教育を施され、幼児プレーヤーとしてデ
ビュー。1996年にプロ入りするや3年で世界ランキング1位
を達成し、メジャー選手権をすべて制覇するグランドスラムを3
回成し遂げています。
ところが、成功の絶頂で発覚した複数の不倫スキャンダルと腰
の故障がきっかけで失速。世界ランキングは錐もみ状態で674
位まで転落し、その後、著名な大会での優勝を14年近く逃し続
けました。長い低迷に喘いでいた2017年、鎮痛剤服用後に意
識朦朧のまま運転したとして逮捕。拘留時の顔写真は覇気がない
うえ目が虚ろで、これを見た人は誰しも「タイガーの時代は終わ
った」と思ったことでしょう。
この逆境にもかかわらず、タイガーは去年トーナメントに復帰
するや、アメリカや英国のメジャー選手権で上位に食い込む底力
を発揮。重圧を跳ね返す強靭な精神力と安定したテクニックは王
者復活の予兆でした。続く今年4月、14年ぶりのマスターズを
劇的な逆転で制し、5度目の優勝。世界ランキングを6位に戻し、
ゴルフ史に残る完全復活を果たしたのです。
あっぱれなカムバックで全米を感動させ同胞に勇気と希望を与
えたことに鑑み、先日、トランプ氏はタイガーウッズに大統領自
由勲章を授与。これは文民に贈られる最高位のメダルで、特別の
賞賛に値する努力や貢献を行なった個人が受賞対象です。タイガ
ーの優勝を予想していた大統領は、自身の長いゴルフ歴と知識を
駆使し、心身の苦痛と深い失意を乗り越えて立ち上がり、再び栄
誉を手にした稀代のゴルファーに惜しみない賛辞を送りました。
タイガーに向けられた言葉の端々には「自らの才能と努力、向
上心、そして不屈の精神で高みを目指すアメリカンドリーム」へ
の郷愁と、新たな希望が弾けていました。
分断に喘ぐアメリカで、久方ぶりに良いものを見ました。
本日のトランプ・ツイッター、キーワードは embody。「精神な
ど抽象的なものを具象化する/身に着ける/内蔵する」というよう
な意味です。
LIVE NOW: President Trump Presents the Presidential Medal
of Freedom to Tiger Woods
"(Tiger's) all these qualities embody the American spirit
of pushing boundaries, defying limits and always striving
for greatness. That's what he does"
ホワイトハウスより実況中継:トランプ大統領タイガーウッズ
に大統領自由勲章を授与。
「タイガーの人柄と資質のすべてが、限界に挑戦し、限界を押
し上げ、そして、常に偉大さを求めて努力するアメリカ精神を具
体的に示している。これがタイガーその人だ」
(トランプ・ツイッターのサイトでビデオを見る場合は、カウン
ターを13:32に合わせてください:
https://twitter.com/realDonaldTrump)
「二つの愛国心─アメリカで母国を取り戻した日本人大尉」(7)
(前号までのあらすじ)
トイガンの世界から実銃社会に足を踏み入れたわたしは、ほど
なく「命と身の安全は自分で守る」という米銃社会の鉄則に遭遇。
英語のRとLの発音が分からなかったばかりに、危うく銃を向け
られるところだった。言葉も価値観も異なる異国の生活には常に
危険がつきまとうことを悟り、英会話力向上のためスピーチ授業
に登録した。が、勘違いから学校対抗弁論大会クラスを取ってし
まっていた。1か月後、まだ片言レベルの英語力で、わたしはデ
ィベート・トナメントの舞台に立っていた。
▼英語マスターの秘訣:崖っぷち作戦
コンテストのルールは、まず参加者が封筒にはいったクジをひく。
そこに書かれた3つのトピックから1つ選び、準備5分スピーチ
5分で説得力を競う。重そうなブリーフケースを携えている学生
が多かったが、中には内容ごとに整理された新聞・雑誌の切り抜
きがぎっしり詰まっていた。知識不足はこうして補うのだと、コ
ンテストが始まってから気づいた。
私は4番目。時間が極度に圧縮され、先行の3人はスピーチを瞬
時に終えた。審判長から封筒を受け取る手が震える。意思を集中
しても止めようがない。いや、痙攣する手が自分のものではない
ような感覚だ。くじに書かれていたのは「GIジェーン」と「ド
ーリー・パートン」最後の一つは覚えてもいない。おそらく読み
方すら知らない単語だったのだろう。GIジョーならオモチャの
兵隊だったが、GIジェーンが女性兵士を意味するとは分からな
かった。当時まだカントリー・ウェスタン音楽に馴染みがなく、
ドーリー・パートンがこのジャンルの大御所だという常識すらな
かった。
早い話、完璧にお手上げだ。何も知らないトピックについて、い
ったい何をどう話せば良いのか?あと3分。参考文献も持参して
いない。このままではさらし者だ。あと2分。どうする? 時間
がない。あと30秒。できないと認めるか? あと10秒。逃げ
出す!?まさか・・・
審判長が私に向かって頷き5本の指を示す。スピーチ開始だ。
何もしない訳にはいかない。肚を決め、階段教室ステージの真ん
中までゆっくり進む。意識して首を左右に動かし聴衆を見上げる。
聴衆のタイプを品定めすると同時に、心を落ち着かせる効果があ
る。シェパード直伝のテクニックだ。
「この外国人は何を話すのか?」降り注ぐ好奇の視線が痛い。審
査員の1人は悲痛な表情で私を見た。間もなく始まる大失態を見
るに忍びなかったのだろう。緊張は頂点に達した。不意に、とあ
るホテルの情景が浮かんだ。
アメリカ到着初日。見慣れぬ外国にいる緊張から、ホテルのベッ
ドに倒れ込むや意識を失った。目が覚めると無性に酒が飲みたか
った。近くのコンビニにウイスキーがあるかも知れない。意を決
し部屋を出た。が、慣れないオートロックドアに閉めだしを食っ
た。フロントに行こうにも「鍵を中に置いたまま出たのでドアが
ロックされた。合鍵を貸してほしい」という英文が出てこない。
中学・高校を通じ、英語の授業では間違うと事細かに添削された。
自然と萎縮し、完璧な文章を作り上げてからでないと話せなくな
っていた。英語とは採点の対象だった。フロントと部屋の間を行
き来したが、気難しげな初老のホテルマンと目が合うたびに話し
かける気持ちが萎えた。が、ほどなく尿意を催し生理が躊躇を上
回った。
「エクスキューズミー。アイ アウト。キイ イン」
口をついて出たのは恩師が聞いたら卒倒するブロークン・イング
リッシュ。ところがホテルマンは読んでいた新聞から目をあげ、
「イエス、サー」
と、こともなげにマスターキーをくれた。他愛もないエピソード
だが、語学習得上のヒントが隠されていた。
英語をマスターするには、日本語に頼らない状況に自分を追い込
む必要があるということだ。聞かれたことが分からない。言いた
いことが言えない。しかし日本語は使えない。プレッシャーが極
限まで高まり頭の中が「語学的圧力釜」と化す。この崖っぷち状
態で初めて、コミュニケーションのコツや奥の手が体得できるの
だ。
私はこのエピソードを手持ちの単語で、できるだけシンプルに、
手振り身振りを交えて説明した。最後にポケットからクジを出し
て読み上げ「いまお話ししたように、私の英語はまだサバイバル
段階。今回のトピックはどれも難しすぎました」と結んだ。審判
らはしばしお互いを見つめ合い、そして、笑顔を見せた。教室の
中央で立ち上がり拍手をする巨漢が目に入った。初めての弁論大
会は、なんとか生き延びたようだった。
例のアパートに移り住んだ当初、1階の大部屋にシングルマザ
ーと2人の娘が住んでいた。若い母も5歳ぐらいの娘たちも透き
通るような肌に金髪碧眼。典型的な北欧系アメリカ人だろうと思
った。痩せぎすの母親はいつも遠くを見ていた。視線が娘たちに
向けられることはついぞなかった。若くして人生を投げ、世の中
に辟易(へきえき)としているのが見て取れた。
ある日カレッジのサマーセッションから戻ると、3人が入り口の
石段に腰を下ろし日向ぼっこをしている。通り過ぎようとしたと
き、母親がラッパ飲みしていたビールを娘の1人がねだった。母
は無造作に手渡す。すると幼子は両手で瓶を握り一心に飲み始め
るではないか。
「ユー キャント ドウ ダット (ダメだよ)」
英語が口をついて出た。
「ハウ カム?(なぜ)」
娘の声は無邪気だ。
「ビコーズ ユー アー ツー ヤング(だって小さすぎるからさ)」
「アイ ライク ビアー(ビール好きだもん)」
母親も
「シー ライクス ビアー(この児、好きなのよ)」
とことも無げだ。飲酒に寛容な日本でもこんな母子に出くわし
たことはない。家庭崩壊。アメリカの知られざる一面だった。
実際このアパートの住人らは、『LIFE』の写真からイメー
ジしていたアメリカ人とは異なっていた。長髪にバンダナを巻い
た先住民はまるでプロレスラーのような体格。腰に大きなナイフ
を吊るし、あたりを頻繁に見回す癖がある。2階に住む中年女性
はチェーンスモーカーで、ハスキーと言えば聞こえは良いが、声
がつぶれている。近所のコインランドリーで洗濯する合間、数軒
先のバーでタバコ片手に飲んでいるところをしばしば目にした。
はす向かいには、ミクロネシアからやって来た一家が住んでいた。
素朴でノンビリした人たちだった。が、落書きのような刺青を腕
や指に入れているのがアンバランスだ。ある晩、重そうな黒い袋
を全員で部屋に運び入れているところに出会った。中を見たいか
と聞かれイエスと答えた。台所のテーブルに置かれたのは血まみ
れの動物。車にはねられた鹿を運んできたのだという。一家はこ
れを数時間で見事に解体しバーベキューにして食べてしまった。
おおらかで逞しい生命力に感心もし、部屋中血の海になっても気
にしない衛生感覚には戦(おのの)いた。
ミクロネシア人一家を除き、住人たちは仕事にも学校にも行っ
ていないようだった。歩く姿に目的意識がなく、日がな1日そぞ
ろ歩きしている。実際、行くべきところも守るべき約束もなかっ
たのだろう。シングルマザー、先住民男性、それにスモーカー女
性の姿を思い起こしてみると、我々の間には人種の違いだけでは
説明できない溝があった。同じアパートに住んではいたが、近所
同士の親しみも共済の心意気もない。外から見ると盤石でパワフ
ルなアメリカは、しかし住民視線ではジグソーパズルといった方
が当たっていた。
秋学期が始まって間もなく、カレッジが個人教師を斡旋してくれ
ることになった。各教科の教授が優秀な学生を選び、授業補佐と
して使う制度だ。マグダーミッドとの触れ合いで孤独が癒され、
弁論大会参加でいくらか自信がつき始めているとは言え、その日
の英語の出来不出来で気持ちの浮き沈みがまだまだ激しい頃。だ
から、渡りに船という気持ちで申し出た。
初対面の日、カフェテリアで待っていたのは、よく図書館で見か
ける知的な女性だった。キャンパスを闊歩する、太陽みたいに輝
くカリフォルニア娘ではなかった。一目見たときから、むしろ柔
らかな月光にも似た雰囲気に興味をもった。彼女の前だと、なか
なか出てこない英語が恥ずかしくなく、辛くもなかった。英語を
解さない留学生を前にすると大声になるアメリカ人が多い。分か
らないのはよく聞こえないからだと勘違いする単純さだ。だがこ
の娘は違っていた。いつまでも静かに耳を傾けてくれる。
田舎育ちにもかかわらず、スーザンビルの外、いや、カリフォル
ニアや米国以外のことに好奇心を示した。インターネットが存在
するはるか以前だったから、書物を通じ世界の空気に触れていた
に違いない。自然と留学生のあいだで一番人気の個人教師で、キ
ャンパス新聞でも「ナンバーワン・チューター」として取り上げ
られていた。名前をエリザベス・スミスといった。
そんな彼女の注意をひきたいばかりに与えられた以上に宿題をこ
なし、毎回なにかしら気の利いたセリフを言おうとするようにな
った。英語だと、日本語なら赤面して言えないような表現が自然
に出てくる。まだ感情移入ができていないせいもあったのだろう
が、とにかく
「ユー アー ザ モウスト ワンダフル チューター アイ
ハブ エバー メット (あなたのように素晴らしい個人教師に
は会ったことがありません)」
とか
「ユー アー スマート アンド ビューティフル、エリザベス
(エリザベスは頭が切れるうえに綺麗だ)」
などと言って嬉々とし、勝手に胸を高鳴らせた。英語を話すこと
の苦痛が薄れ、楽しさに変りつつあった。
あるとき、返してもらった宿題の最後に彼女の走り書きがあった。
「アイ アム フォンド オブ ユー、タカシ」知らない表現だ
った。辞書を引いて驚いた。
「わたしもあなたが気に入っているわ」
という意味だった。
「アイ アム フォンド オブ ユー」何度も口に出して言って
みる。これまでに体験したことのない悦びと期待がわき起こり、
こめかみが疼く。湧き上がる喜びのなかで、英語を英語のまま感
じた。
(以下次号)
加藤喬(たかし)
●著者略歴
加藤喬(かとう・たかし)
元米陸軍大尉。都立新宿高校卒業後、1979年に渡米。アラスカ
州立大学フェアバンクス校他で学ぶ。88年空挺学校を卒業。
91年湾岸戦争「砂漠の嵐」作戦に参加。米国防総省外国語学校
日本語学部准教授(2014年7月退官)。
著訳書に第3回開高健賞奨励賞受賞作の『LT―ある“日本
製”米軍将校の青春』(TBSブリタニカ)、『名誉除隊』
『加藤大尉の英語ブートキャンプ』『レックス 戦場をかける
犬』『チューズデーに逢うまで』『ガントリビア99─知られざ
る銃器と弾薬』『M16ライフル』『AK―47ライフル』
『MP5サブマシンガン』『ミニミ機関銃(近刊)』(いずれも
並木書房)がある。
追記
「MP5サブマシンガン」
http://okigunnji.com/url/14/
※大人気継続中
『AK-47ライフル』
http://amzn.to/2FVniAr
※大好評発売中
『M16ライフル』発売中♪
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『ガントリビア99』発売中!
https://www.amazon.co.jp/dp/4890633456/
『アメリカンポリス400の真実!』発売中
https://www.amazon.co.jp/dp/4890633405
『チューズデーに逢うまで』発売中
http://www.amazon.co.jp/dp/489063326X
『チューズデーに逢うまで』関係の夕刊フジ
電子版記事(桜林美佐氏):
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150617/plt1506170830002-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150624/plt1506240830003-n1.htm
『レックス 戦場をかける犬』発売中
http://www.amazon.co.jp/dp/489063309X
『レックス 戦場をかける犬』の書評です
http://honz.jp/33320
オランダの「介護犬」を扱ったテレビコマーシャル。
チューズデー同様、戦場で心の傷を負った兵士を助ける様子が
見事に描かれています。
ナレーションは「介護犬は目が見えない人々だけではなく、
見すぎてしまった兵士たちも助けているのです」
http://www.youtube.com/watch?v=cziqmGdN4n8&feature=share
きょうの記事への感想はこちらから
⇒
https://okigunnji.com/url/7/
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日本語でも英語でも、日常使う言葉の他に様々な専門用語があ
ります。
軍事用語もそのひとつ。例えば、軍事知識のない日本人が自衛
隊のブリーフィングに出たとしましょう。「我が部隊は1300時
に米軍と超越交代 (passage of lines) を行う」とか「我が
ほう戦車部隊は射撃後、超信地旋回 (pivot turn) を行って離
脱する」と言われても意味が判然としないでしょう。
同様に軍隊英語では「もう一度言ってください」は
"Repeat" ではなく "Say again" です。なぜなら前者は
砲兵隊に「再砲撃」を要請するときに使う言葉だからです。
兵科によっても言葉が変ってきます。陸軍や空軍では建物の
「階」は日常会話と同じく "floor"ですが、海軍では船にちな
んで "deck"と呼びます。 また軍隊で 「食堂」は "mess
hall"、「トイレ」は "latrine"、「野営・キャンプする」は
"to bivouac" と表現します。
『軍隊式英会話』ではこのような単語や表現を取りあげ、
軍事用語理解の一助になることを目指しています。
加藤 喬
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PS
弊マガジンへのご意見、投稿は、投稿者氏名等の個人情報を伏
せたうえで、メルマガ誌上及びメールマガジン「軍事情報」が
主催運営するインターネット上のサービス(携帯サイトを含む)
で紹介させて頂くことがございます。あらかじめご了承くださ
い。
最後まで読んでくださったあなたに、心から感謝しています。
マガジン作りにご協力いただいた各位に、心から感謝しています。
そして、メルマガを作る機会を与えてくれた祖国に、心から感謝
しています。ありがとうございました。
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(代表・エンリケ航海王子)
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