この本に書かれている内容で、
実際にクーデタが行われたという話もあります。
それほど危険で使える具体的な本です。
人間社会がある限り
永遠に残り続ける
「国を動かす権力」という存在。
その「国を動かす権力」なるものをいかに乗っ取るか?
を具体的に解説した前代未聞の内容です。
国のパワーとは何か?
何が国のパワーなのか?
国のパワーを動かすにはどうすればいいのか?
について、
クーデタというテーマを通して
具体的に記しています。
国のパワーとはどういうもので、どういう特質を
持っているのか?を赤裸々にした、
ひじょうに珍しく面白く、実際の役に立つ本ですね。
これらのことは、
政治を考える上でとても大切ですが、
ほとんど考究された形跡がありません。
というより、
研究はされているが、表に出ていない
というほうが正確なのかもしれません。
クーデタがテーマのせいか、
とにかく記述が具体的。
権力奪取後にパワーとパワーのバランスをいかに操るか?
など、最前線に的確な指示を与える上で欠かせない
ポイントも網羅しています。
世界で一番安定した政府と国家を持つわが国では
クーデタをあまり意識・注目せずに生きてゆけるが、
他の国の政府には常時クーデタの危険にさらされて
いるといって過言ではないところも多いです。
そういう弱い政府を持つ国の関係者にとっては、
クーデタを阻止する研究材料として大きな価値を
持つことになるでしょう。
監訳者も指摘する
「倫理的にどうなのよ?」
という大問題はあるものの、
毒は薬になる
ということわざを思い起こさせる内容。
応用範囲がほぼ無限で、
研究対象としては面白いと思いますが、
知る限り、現時点で他に類書はなく、
今後も出ないのではないのでは?
後世、
時代の限界にチャレンジした書
として評価を受けることは間違いないでしょう。
ルトワックの“クーデター入門"
http://okigunnji.com/url/25/
エンリケ
追伸
ちなみに、
いまベネズエラで起きていることを
本著と照らし合わせて読むと
非常に面白いですよ。
ルトワックの“クーデター入門"
http://okigunnji.com/url/25/
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