こんにちは、エンリケです。
14旅団転地演習の2回目は、
本連載配信第222回と重なり、
めでたい「2並び」となりましたw
さっそくどうぞ
エンリケ
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『ライター・渡邉陽子のコラム (222)
― 陸上自衛隊第14旅団協同転地演習(2)―
渡邉陽子
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〇〇さま
こんばんは。渡邉陽子です。今月は高等工科学校の卒業式の取材に
行く予定です。でも号泣しそうで、写真が悲惨なことになりそうな
嫌な予感しかしません。卒業式の生徒代表の言葉、動画サイトにア
ップされているので興味ある方は見てみてください。私は何度見て
も、気分は完全に生徒のおかんです…
■陸上自衛隊第14旅団協同転地演習(2)
7月4日朝。善通寺駐屯地から海田市駐屯地まで前進していた14
旅団の車両は、これから乗り込む「おおすみ」の待つ呉基地に向か
って移動を開始しました。一般車両に交じって一般道を進むので、
呉までの所要時間は約1時間から1時間半と予想されました。「お
おすみ」に搭載される車両の中には、2018年3月に発足した第
15即応機動連隊の16式機動戦闘車3台も含まれているとあって、
呉市内で待ち受ける報道陣の数も少なくありません。
午前11時、呉市内に14旅団の車両が姿を見せました。一般車両
に交じって公道を走行している16式機動戦闘車は、大型車両とは
また違った大きさを感じさせます(近くを走る軽自動車がまるでミ
ニカーのように見えました)。
報道陣が呉係船堀Dバースに集まったとき、すでに車両は「おおす
み」艦内にスムーズに進入できるよう、搭載順に並んで待機してい
ました。
「おおすみ」は海自第1輸送隊に属する輸送艦です。第1輸送隊は
輸送艦「おおすみ」「しもきた」「くにさき」の3隻とエアクッシ
ョン艇6隻(通称LCAC)からなる第1エアクッション艦艇から
なり、海上輸送や災害派遣、水陸両用作戦の支援任務など、その任
務は多岐にわたります。東日本大震災、熊本地震の際も災害派遣に
参加して輸送業務を行なっているほか、2013年11月にフィリ
ピンで発生した台風による被害の救援のために編成された国際緊急
援助隊にも参加しました。2018年5月にはインドネシア海軍主
催の人道支援・災害救援に関する多国間共同訓練「コモド2018」
に参加しており、輸送艦として多忙なスケジュールをこなしていま
す。ほんと、実に多忙なのです輸送艦。
13時、車両の積み込みが始まりました。正確には「輸送艦おおす
みへの搭載訓練」です。
「おおすみ」の隊員と14旅団の隊員の双方が誘導しながら車両を
「おおすみ」の艦内へと進めていきます。現場では海自と陸自の制
服が混在しています。輸送艦への搭載は初めてという陸自隊員も多
いそうで、不慣れな点もあったと思われますが、はた目にはそうい
った部分は見受けられませんでした。
最初はかなりスピーディーに車両が艦内へ積載されていったのです
が、次第にペースが落ちてきて、次に進む車両が待たされることが
増えてきました。これはトラブルがあったわけではなく、艦内に車
両が増えたので駐車にもおのずと時間がかかるようになった結果で
す。
注目を浴びていた16式機動戦闘車も順調に搭載されました。道路
マット敷設装置を搭載した車両も参加しているのは、この後揚陸地
である海浜訓練場の砂浜に道路マットを敷設するためでしょう。
車両積載時間は14時までとされていましたが、最終的には予定よ
り早く13時50分にすべての車両の搭載が終了しました。「おお
すみ」に積まれた約45両の車両はすべて、沼津海浜訓練場へはL
CACによって揚陸される予定えす。そのための海自との調整はこ
れから艦内で詰めていくことになります。出航は翌日の5日、沼津
到着までの間の艦内では機能別訓練などが行なわれます。
(以下次号)
(わたなべ・ようこ)
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□著者略歴
渡邉陽子(わたなべ・ようこ)
神奈川県出身。大学卒業後、IT企業、編集プロダクション勤
務を経て2001年よりフリーランス。2003年から月刊
『セキュリタリアン』『MAMOR』などに寄稿。
現在は自衛隊関連の情報誌などで記事を発表。メルマガ「軍事
情報」で自衛隊関連の記事を配信中。
2016年6月、デビュー作
『オリンピックと自衛隊 1964-2020』を刊行。
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