こんにちは、エンリケです。
ご自愛ください。
さっそくどうぞ
エンリケ
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桜林美佐の「美佐日記」(11)
まだ間に合う?インフル予防接種
桜林美佐(防衛問題研究家)
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おはようございます。桜林です。「男もすなる日記といふものを、
女もしてみむとてするなり」の『土佐日記』ならぬ『美佐日記』
は今回で11回目です。
インフルエンザが猛威を振るっています。
といっても、毎年のことなのかもしれませんが、家人が感染、隣
の家の人も、下の階の人も・・・となってくると、戦々恐々です。
ご記憶でしょうか? 秋に鳥刺しによる食中毒事案が発生したこ
とを書きましたが、その鳥刺しを買ってきてくれた自衛隊のSさ
んから「美味しいワインがあるので、わが家で新年会でもしまし
ょう」とお誘い頂き、連休中にお宅にお邪魔しました。
しかーし!
なんとなくダルいかなあと言っていたうちの旦那さん、帰って
から熱を測ると体温計が38度を示しています。
こ、こ、これは・・・と、顔面蒼白です。もし、インフルエンザ
だったら大変!と、すぐに病院で調べてもらおうとしたのですが、
電話をすると、どこも2時間や3時間待ちとのこと。それだけ患
者さんが多い所に行くのも憚られ、翌朝まで待つことに。
かくかくしかじかと、取り急ぎ状況を連絡するとSさん夫妻が
寒空の中、ポカリスエットやアクエリアスを大量に買って届けて
下さいました。そして、不安な夜は明け、朝イチで検査に行くと
「A型です」と、アッサリ。
とうとう、生まれて初めてのインフルエンザ感染が判明したの
です。
タミフルの服用で熱はすぐにも下がるのですが、それから5日
間は自宅待機がルールとのことで、家でじっとしているしかあり
ません。それにしても、心配なのは、一緒にご飯を食べた夫妻の
健康状態です。
気になって、ストーカーのように数時間ごとにメールで確認す
るも、翌日、その翌日と「異常なし」とのことで、ああよかった
とホッとしようとしたその時、奥さまが発熱!結局、A型に罹っ
てしまったのでした。残念無念・・・。
それにしても、考えてみると、鳥刺し事件で点滴を何本も打つ
ような最も重症だったSさんの奥さまでしたが、またも被害を受
けてしまったことになります・・・。
で、オマエはどうなんだ?ですよね。
私は今まで一度も罹ったことがなく、ずっと大丈夫だったので、
今年も乗り切れるだろうと何の根拠もない自信を持っていました
が、これだけ近くにいた人の立て続けの罹患を受け、とうとう小
学校の時以来の予防接種に行きました。
もう1月も半ば過ぎでしたが、まだ間に合うようです。ただ、
私は勘違いしていたのですが、ワクチンを打つと、特殊部隊のよ
うなウイルスバスターズが体内に現れて、水も漏らさず防御態勢
が即座に始まる、というわけではなく、抗体ができるまで2週間
ほどかかります(常識ですか??)。
それを聞いて、放り投げたマスクをまたしぶしぶ付け直したの
でした・・・。
しかし、なんだかワクチン注射の日から風邪のような症状で、す
ぐ眠くなるし、だるいんですよね。葛根湯(かっこんとう)を飲
んでしまいましたが、これはガマンしないといけない現象なので
しょうか。なにぶん、小学生の頃の経験しかないため、どんな感
じだったのか記憶がありません!
予防接種といえば、自衛隊では今も南スーダンの司令部要員派
遣やケニアにおける国連・早期展開プロジェクトの支援を実施し
ていますが、各種のワクチンを接種しておく必要があります。
そうした経験を持つ自衛官の皆さんはやはり「だるくなる」と
か、大なり小なり体調不良の経験を話してくれます。そのことだ
けでも、大変な仕事だなあと思い知ります。
ちなみに、「ヒゲの隊長」こと佐藤正久・参議院議員とそんな
話をしたことがありますが、あまり気になっていないようなご様
子(ガマンしているのかもしれませんが)。現在、外務副大臣と
して多様な国々を訪れているようですが、適任ですね。
この種の話でよく話題になるのは、マラリア予防薬の「メファ
キン」です。内服薬で、渡航の1週間前から服用を始めて、数時
間おきに何錠とか、到着後は同じ曜日に必ず飲むとか、帰国して
からも1か月くらい続けなくてはいけないとか、確かそのような
決まりごとがあるらしいのですが、これも風邪のような副作用が
出る場合があって「飲んだフリをしてます」なんて隊員さんもい
るようです。
稲田朋美・防衛大臣の時に抗マラリア薬服用の副作用とみられ
るアレルギー症状が出たため、南スーダン視察を中止したことは
記憶に新しいところですね。ワクチンがどのような反応を起こす
のか、人それぞれですので、判断は難しいところです。
インフルエンザについては、在日米軍基地の方に聞くと、予防
接種がすべての人に施されているようで、わが国の自衛隊ほど大
量感染は今のところしていないといいます。
一方、自衛隊では、今なお、勢いが衰えません。
多少は助成もあるようですが、実費を払ってワクチンを打つ隊
員さんは、そんなに多くないのかもしれません。
「1回、宴会に行ったと思って予防接種すれば?」
などと勧めると、逆効果で、多くの隊員さんは「アルコール消
毒」を選びます。
「インフルに罹ると飲みに行かれないよ」
が、いいかもしれません。
ともあれ、まだまだ油断ならない状況が続いていますので、手
洗い・うがい、また、紅茶を飲むのもいいと聞きますので、それ
らの方法で引き続きセルフディフェンスを心がけたいものですね!
ご自愛下さい。
<おしらせ1>
敬愛する荒谷卓(たかし)元特殊作戦群初代群長が、昨年秋に神
々と自然に囲まれた三重県熊野市飛鳥町に移住され、新しい道場
「むすびの里」を設立されました。併せて新刊「サムライ精神を
復活せよ!」が2月初めに刊行されます。そのプロモーションビ
デオが完成したので、お知らせします!
https://youtu.be/SzQnh_9HrxE
<おしらせ2>
YouTubeチャンネルくらら『国防ニュース最前線』は毎週土曜の
夜にアップデートされています。1月11日分は元フランス外人
部隊の野田力さんが登場。戦場救命について教えて頂きます。
1月18日分は伊藤俊幸・元海将に韓国のレーダー照射事案について
解説して頂きます。
http://www.chclara.com
(つづく)
(さくらばやし・みさ)
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【著者紹介】
桜林美佐(さくらばやし・みさ)
昭和45年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フリーアナウンサー、
ディレクターとしてテレビ番組を制作。その後、国防問題などを
中心に取材・執筆。著書に『奇跡の船「宗谷」─昭和を走り続け
た海の守り神』『海をひらく─知られざる掃海部隊』『誰も語ら
なかった防衛産業[改訂版]』『武器輸出だけでは防衛産業は守
れない』『防衛産業と自衛隊』(いずれも並木書房)、『終わら
ないラブレター─祖父母たちが語る「もうひとつの戦争体験」』
(PHP研究所)、『日本に自衛隊がいてよかった』(産経新聞出
版)、『ありがとう、金剛丸─星になった小さな自衛隊員』(ワ
ニブックス)。月刊「テーミス」に『自衛隊密着ルポ』を連載。
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