〇〇〇〇さん
こんにちは、坂佐井です。

先日、父と二人でお墓参りに行ってきました。

今回のお墓参りは少し特別で、茨城から千葉にお墓を移した後、初めての訪問でした。


生まれた時から、坂佐井という名前で生きてきて、普通に珍しい名前であることはわかっていたので、いつか坂佐井家代々のご先祖様を辿ってみたいという思いはありました。

父親も８４歳で、知っていることは聞いておきたいという思いもありましたが、以前聞いたときは、意外と父親の親の兄弟のことも、知らない様子でした（笑）


それだけに今回は、色々と坂佐井家のルーツがわかるかもしれないという期待があったのです（笑）

というのも、父の兄の長男夫婦も一緒に訪れ、移設の際に見つかった「過去帳」に記された先祖の記録を手に取る機会があったからなんです！！


過去帳には、先祖代々の没年や名前が記されており、ルーツを遡れるかもしれないと楽しみにしていました。

残念ながら、坂佐井という名前の由来やルーツまでは分かりませんでした。

坂佐井家の歴史を深く知ることはできなかったものの、1803年（寛政時代）に生まれた坂佐井弥六さんの記録にたどり着き、祖父が11人兄弟だったことを知るなど、これまで知らなかった家族の物語に触れることができました。


こうした体験を通じて、私は自分がここに生きていることの奇跡を改めて感じました。

何気なく日々を過ごしていますが、たくさんの人々の人生と選択が積み重なって、今の自分がある。

その事実を目の当たりにしたとき、深い感謝とともに「この名前と物語を未来に残していきたい」という強い想いが芽生えたのです。

これを、事業やビジネスに置き換えてみるとどうでしょう。

ビジネスを築いているブランドやサービスもまた、過去の積み重ねによって形作られたものです。

そして、未来へと受け継がれる可能性を秘めています。


たとえば、創業当時に掲げた想いや、初めてお客様からいただいた感謝の言葉は、いわばビジネスの「ルーツ」とも言えます。

そのルーツを忘れずに掘り起こし、未来への指針にすることが、持続可能な成長を支えるのではないでしょうか。


自分が守りたい価値や伝えたい物語を、次の世代にどう繋げていくのか。

それを考えることは、経営者としての重要な仕事の一つです。


また、ルーツを探る旅は一人では難しいものです。

今回も、父や家族が一緒にいたことで新しい発見ができました。

ビジネスでも同じように、仲間と協力し合うことで見えてくる景色があります。

他者を信頼し、共に歩む姿勢は、大きな成果を生み出すための鍵と言えるでしょう。


青空の下、新しい墓地は海の近くで、海風に吹かれながら感じたのは、過去と今、そして未来が確かに繋がっているということでした。


そして、その繋がりを実感することで、自分の中に新たなエネルギーが湧いてくるのを感じました。


皆さんも忙しい日々の中で、一度立ち止まり、原点に立ち返ってみてはいかがでしょうか。

過去から学び、未来を築くヒントがきっと見つかるはずです。


私も今回のお墓参りで、坂佐井という名の残し方として、社会の誰の役に立ち、地域社会に貢献していきたいと強く思いました。



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