配信日時 2023/06/19 22:00

第543回 大学で講義してわかったこと


〇〇〇〇さん
こんにちは、坂佐井です。


先日のビジネスアワードの柴田先生の縁で、横浜にある私立大学の講義をさせていただきました。


大学の講義は、昔一度だけさせていただきました。


そのときの学生の感想文を読んで、感動した記憶があります。


講義中はみな静かで、聞いているのかなあという不安がありましたが、感想を読むと、しっかり聞いてくれていたことがわかりました。


私の時代とは違い、今の学生は真面目な子が多いというのが、昔講義したときの印象でした。


そして今回も、その期待を裏切ることなく、グループ活動からの質疑応答では、いい質問をたくさんいただきました。


そもそもこの講義の概要は、以下のようになります。


「現在の日本では少子高齢化や人口減少が進み,これまで世界に類を見ない成熟型社会,縮減型社会がやってきている。
人口は大都市に集中し,地域の過疎化が急激に進んでいる。
その一方でインターネットが情報インフラとなり,世界各地にある様々なモノやコトを結びつけ,これまでにできなかったことが容易にできるようになった。
地域を活性化させるためには,地域産業の振興,雇用の創出だけでなく,現在の住民と新たな住民を繋ぐ環境整備や行財政改革など,様々な課題を1つひとつ,着実に乗り越えていく必要がある。
本講義では,地域に共通する基本的な課題を炙り出しながら,全国各地の様々な地域活性化のケースを参考に,地域活性化に関連する内容を学習する」


つまり、私への期待は、地域ビジネスで生きているその働き方や生き方について、講義してほしいというものでした。


柴田先生によれば、学生にはこれまでの授業で、今の時代に生まれてかわいそうだねと思うくらい、暗い話しが続いていると聞いて、苦笑いするしかありませんでした(笑)


時間は50分ということで、私が起業を志すきっかけになった話しや、一人ではなく仲間で起業したことや都内から地元に移って、事業が軌道に乗った話などをさせていただきました。


その中で強く伝えたかったのは、一人生きているようでも、たくさんの人に迷惑をかけて生きていること。


たくさん人に迷惑をかけて生きるなら、人の役に立つことを生業にしてほしいと伝えました。


そしてその生業にすることも、一人ではなく、たくさんの人に応援してもらえるようなことをしてほしいと講義をしました。


質疑応答では、学生ですから、就職活動に役立ちそうな質問もありましたが、やりたことを見つけるにはどうしたらいいのかという質問もありました。


これは今の大人になった人たちでも、いまだにやりたいことが見つかっていない人も多いのではないでしょうかね。


学生に限った話しではないでしょう。


私の回答は、自分を振り返ることだと伝えました。


自分がやりたいことは、自分の中にしかない。


自分に問いかけていくしかありません。


協同起業塾でも、まず最初にするのは、自分を振り返る作業です。


自分の子供のころを振り返り、どんな子供だったのか、どんな学生だったのかを自分で考えるんです。


また自分にとっての父親とは、母親とは、自分にとっての仕事とはということを、一つずつ考えていきます。


すると、自分が意思決定してきたポイントが見つかります。


人が前に進むのは、意思決定しかありません。


受験をするのも、就職するのも、結婚するのも、自分が意思決定して決断しています。


そして意思決定したときに、なぜそう決断したのかを考えていくと、自分は何者であるのかがわかるんですね。


私は起業すると決断した意思決定を振り返ることで、まちなかbizあおばを始めることになります。


まちなかbizあおばが自分のやりたいことだと分かったんです(笑)


なぜなら、それが昔の自分を救う事業だからです。


よくわからないと思う人もいるかもしれませんが、今のあなたは、昔のあなたが決断してきての今のあなたですからね。


恋人ができたときも、結婚相手を見つけた時も、子供産むときも、全て自分の意思決定です。


仕事もそうですよね。


今は大学でも自分を振り返るという講義があるようで、それが就職活動にも影響するという理由で、学生は興味があったみたいです。


質疑応答の中で、難しかったのが、「今の坂佐井さんが地方でまちbizをやるとしたら、どうやってやりますか?」は痺れましたね(笑)


大学生は地方から来ている子も多く、自分の地元と結び付けて考える子も多いです。


難しくて、時間もなかったので、高校野球の例を出して、誰しも故郷については応援したい気持ちがあるので、その応援したい気持ちをコミュニティにして広げていくような回答をしましたが、今思うと全然面白くないですね(笑)


もし地方を活性化させるなら、都内や横浜にいる地元出身者を集めて、首都圏にいる地元出身者と地方をまずつなげるコミュニティを作るかなあ。


少なくてもバーチャルオフィスのニーズはないと思うので、それならみんなで出資して空き家を旅館やホテルに改装して、観光誘致をするとか、地元に首都圏の人を連れて行って、地元の良さをPRするとか、そんなことができたら面白いかもですね。


敢行する場所がなければ、ソロキャンプ場とか作って、キャンプ体験をするとか、地元への思いをサンドイッチにして、地元の名産をクラウドファンディングで広げたり、首都圏にいる地元の人のリソースを地元につなげるマッチングをするかなあ。


みなさん、どうでしょうか(笑)


さて、そのあと2限目は、柴田先生の講義に同行しまして、学生が考えている事業プランの相談に乗ることになりました。


2限目にいる子たちは、1限目にいた子たちよりも、行動的な学生さんで、具体的な事業プランを作っていました。


全員の事業プランを見たわけではないですが、フードロスや難民などの社会性の高いビジネスか、自分の趣味や困りごとから解決できるようなビジネスモデルのいずれかでしたね。


アイディアは面白いですが、情報量が少ない中で作っているので、自分の想像とネットの情報だけで組み立ててる感じがしました。


フードロスも、実際に農家に聞いたことはなく、趣味からの事業プランも、自分だけで組み立てているので、本当にニーズがあるものなのかは、二の次になっていました。


そして解決策はアプリやネットクーポンなど、インターネットの中で解決を考えるところは、学生さんらしくて、逆にそこは勉強になりました。


商品価格やサービス価格は、どのくらいに設定すればいいものなのか、そもそもどこにキャッシュポイントがあるのかも、考えていないものが多く、思い先行が強い印象がありました。


ただそれは、大人でも、同じように思い先行で事業を考えている人が多いですよね。


でも私は、思い先行は間違ってはいないです。


思いは大事です。


問題はその思いをどうやって形にしていくのかが大事なのです。


そいう意味では、学生さんの事業プランもこれから形にしていく段階なので、楽しみではあります。


短い時間でしたが、学生と話しができたのも、新鮮で楽しかったです。


学生と起業家が繋がることで、動くこともありそうだなあという可能性が感じられて、とても有意義な時間でしたね。



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