配信日時 2023/04/24 22:00

第526回 どう相手と理解し合えるか


〇〇〇〇さん
こんにちは、坂佐井です。



ビジネスをするのに、多かれ少なかれ人と関わるのは必然です。



私はバーチャルオフィスを運営していますが、ビジネスコミュニティをその中で運営しています。



よく「700の会員さんをどうやってまとめてるのですか?」と聞かれることがあります。



私は束ねている意識はあまりないのですが、気を付けていることがいくつかあります。



今日はそんなお話しになります。



コミュニティを円滑に回すことは、みなさんのビジネスでも人のかかわり方があると思うので、一緒に考えていきましょう。



私は大前提として、一度会った人の顔と名前は忘れないようにしています。



そして何を話したことがあるか、その人と会話した印象を覚えるようにして、関係性を築くことは、大事にしていますね。



SNSなどで、その人が何の投稿をしているかとか、SNSから情報を入手して、顔も名前も覚えることもしています。



みなさんもお客様の顔と名前は憶えていると思いますので、私が特別すごいことをしているとは思ってないのですが、まずは顔と名前を覚えるように努力しています。



そして次に、自分で言うのもなんですが、親しい人には、正直に話すようにしています。



正直というのは、先週のメルマガ「良い人ではなく、正直者になろう」で話したので、ここでは割愛します。



そこは相手との距離感をどこまで縮められるかを図るために、どこまで図々しく話すことができるのかは、試しながら会話をするようにしています。



親しく接してる人の中には、私が全員に図々しく話しをしていると思っている人がいますが、私も人を選びます(笑)



関係性が浅い人には、図々しく会話することは私もしません(笑)



そのように、相手との関係性の深さで、会話の内容も態度も変えています。



こうした顔を名前を覚えるとか、関係性の深さによって会話や態度を変えるということは、手段ですが、そもそもに、私の考え方があります。



それはユリウス・カエサルという歴史上の人物の考え方を私は学んで実践しているのです。



カエサルは、前1世紀、ローマ共和政末期に平民派の将軍として台頭、前60年、ポンペイウス、クラッススと共に三頭政治を行いました。



 ガリア遠征で名声を挙げ、次いで元老院・ポンペイウスと対立して内戦に勝利し、前46年に独裁的な権力を握りました。



 しかし、共和派によって前44年に、最も信頼していたブルータスに暗殺されました。



「ブルータスお前もか」は、古代ローマの英雄ユリウス・カエサルが死ぬ間際に放った有名なセリフとして、知っている人も多いと思います。



カエサルは、ヨーロッパの楚を作った人としても有名で、他にはユリウス暦という、今の暦の土台を作ったことでも有名ですよね。



カエサルは常に「寛容」という考え方で政治をする人でした。



寛容とは、「よく人を受けいれること。過失をとがめだてせず、人を許すこと。」です



領土を広げていくために、戦争を行いましたが、普通は勝つと、負けた国を従属させます。



大体は、文化や法律や宗教や言葉や慣習まで、自国の規定に従わせるのですが、カエサルはそうしませんでした。



負けた国には、「言葉も慣習も宗教も文化も今のままでいいから、ローマ帝国に入りなさい」と相手の国を認めた上でローマに組み入れていきました。



なのでヨーロッパは言葉も違うし文化も違う国がたくさんあるのです。



それでいて、ヨーロッパという緩い集合体の中で通貨まで共通にしながらも、国としてはそれぞれ独立した形になっているんです。



ヨーロッパの形を作ったのは、カエサルだと言われる所以はそこにあります。



私はこのカエサルの考え方でコミュニティを築いています。



まちbizのコミュニティには特にルールはありません。



それは会員個々が、思うように活用したり、利用したり、個々のルールで活動できるようにしています。



それは「寛容」というカエサルの考え方に影響しているからです(笑)



カエサルには「自分の価値を認めてもらいたいなら、まずは相手の価値を認めよう」という考え方があります。



自分の価値を押し付けるのではなく、まずは相手の価値を認める。認めることで相手も自分の価値を認めてくれるという考え方です。



この寛容の考え方で私はコミュニティを築いています。



自分の価値や意見を押し付けるのではなく、相手の価値観を認め「認めるからまちbizに入りましょう」というと、入ってくれるんですね(笑)



まちbizも会員が700もいて、今はエリアも青葉区・緑区・都筑区とありますと、いろんな人がいます。



会員さんからしたら、自分の目で見たものが、まちbizですが、私は3エリア700の会員全体を見たものが、まちbizです。



まちbizを動物の象で例えると、私は象全体を把握していますが、会員からしたら、もしかしたらその人は象の鼻しか見ていないかもしれません。



または大きな耳しか見ていない人かもしれませんし、牙しか見ていないかもしれません。



鼻を見ている人は、まちbizを細長いというかもしれないし、牙を見ている人はまちbizを冷たくて固いものというかもしれません。



その部分だけを見ていれば、それは当たっているかもしれませんが、象全体を見ている私としては、それはまちbizの一部分でしかないことが分かります。



だからといって、その人が見ている鼻や牙もまちbizの一部であり、間違ってはいないのです。



そのときに、一生懸命私が象の全体の話しをしても、相手は牙や鼻しか見ていないのであれば、通じるわけがありません。



これは、私に限らず、人と理解がし合えないのは、このようなどっちも正しい状態になっていることが多いと思います。



どちらも正しいけど、見方や解釈などによって、意見が割れ、理解し合えなくなる。



もし私が象全体のことを押し付けたら、相手はどう思いますか?



まちbizをやめるかもしれないし、どんどんコミュニティも萎んでいく可能性がありますよね。



そのときにカエサルの寛容を使うとどうなるのか?



象の鼻も牙も、まちbizの一部として、相手の言っている価値観をまず認めることが大事なんです。



相手の価値を認めてから、自分の価値を伝えると、理解をし合える関係性になるんです。



自分の価値観を認めてもらいたければ、まずは相手の価値観を認めてあげましょう。



因みに、カエサルに負けた国は、価値観を認めてもらいローマに組み入れられましたが、その後、反乱する国はなかったそうです。



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