配信日時 2023/04/23 22:00

第526回 楽しく働く生き方とは


〇〇〇〇さん
こんにちは、坂佐井です。



まちbizのビジョンに「楽しい働き方で生きられる人生の実現」という言葉があります。



楽しい働き方とは、私が会社員時代に感じたことです。



自分の好きなことで生きられる人生にしたいと思っていた時期が、会社員時代になります。



私は23年間会社員として働いていました。



当時の会社は男尊女卑の縦社会で、社長が絶対でした。



社長がタバコを持てば、近くの社員が火をつける。



車のドアも社員や役員が開けていました。



社長が麻雀をしたいと言えば、朝方近くまで付き合ったり、毎日のように飲みに連れていかれました。



休みも月に3日しかなく、正月は社長の自宅に挨拶をしに行き、夏休みは2日しかありませんでした。



プライベートな時間を持たせてもらうことはなく、特に入社してからの2年間は、地獄の日々でした。



私の世代ですと、少なからず似たような経験をしている人はいると思います。



睡眠時間が2時間しかないので、立ったまま寝たという人もいましたね。



因みに今、その会社も男尊女卑ではなくなり、多少の社風として名残はありますが、週休二日で残業もなく、まともな就業体制にはなっています(笑)



この時の私の働き方が、楽しい働き方へのこだわりへと繋がっています。



では楽しい働き方とは、どのような働き方でしょうか?



ここでよく勘違いされるのは、楽しいというのを、ディズニーランドに行く楽しさとイメージされてしまうことです。



楽しい働き方とは、レジャーや観光などの遊びの楽しさではありません。



自分の仕事を通じて、お客さんが喜んでもらえることが、自分の生きがいややりがいにつながる働き方です。



自分の商品やサービスで、人が幸せになったら、嬉しいですよね。



その人と一緒に喜び合えますよね、



ビジネスは本来そういうもので、お金儲けではなく、困っている人を幸せにすることができる素晴らしいものなのです。



困っている人を幸せにする働き方が出来たら、楽しいですよね。



私が思う楽しい働き方とは、人を幸せにして喜び合える仕事のことを指しています。



「楽しい働き方で生きる人生の実現」とは、遊びの楽しさということではないことが、ご理解いただけましたでしょうか?



苦痛を味わった23年間の会社員時代の私は、上司や社長に目を向けてばかりで、誰のために仕事をしているのかということを考えたことがありませんでした。



それよりも、生活のため、家族のため、まさに自分が生きるために、我慢して会社員で居続けていました。



私が人のためや社会のためにと、考えたのは、起業を志してからです。



起業しようと最初思った時も、実はまだそのことに気づいてはいませんでした。



この商品は今流行ってるから、儲かりそうだとか、ネットで時間かけずにお金を得る事しか考えていませんでした。



それでも最初はお金が入ってくることはありましたが、流行り物は流行が過ぎると売れなくなります。



儲かることで事業しても、それをやりたいわけではないので、儲からなくなるとすぐやめてしまいます。



起業したら事業を継続することが目的なのに、お金儲け主義で考えると、単発で終わってしまうのです。



そこで先輩起業家や経営者の人から、教えてもらったのが、「社会の誰の役に立ちたいのか」という志でした。



「あなたは社会の誰の役に立ちたいの」



まずそれを考えることで、今の私ができました(笑)



「人はあなたの志に共感してお金を払うんだよ」



この言葉も、当時の私には強烈な言葉として、心に残りました。



お金儲けよりも、人の役に立つ、一人でもいいから人の役に立って、感謝される人間になろうと思いました。



その積み重ねが、ビジネスになっていく。



そしてその働き方こそが、楽しい働き方になり、楽しい働き方で生きる人生にしたいと思ったのです。



今、私は楽しく働けていると思います。



少なからず、感謝をされることもあります。



そして自分の好きな仲間たちと、地元で楽しく過ごし、自由な時間で気を遣う上司もいません。



あんなに嫌いだった満員電車に乗ることもありません(笑)



でもそこにたどり着くには、今までの自分の人生も決して無駄ではなかったと思っています。



23年間の会社員生活、起業して6年間稼げなかった時期もありました。



しかしその経験があったから、私は強い思いで、楽しい働き方で生きられる人生にしたいと、思うことができました。



平凡に会社員生活を送っていたら、気づかなかったかもしれません。



その意味では前職の会社にも感謝しかありません。



もしあなたも、辛いことがありましたら、それは経験として、必ずあなたの役に立ちます。



全ての経験に無駄なことはなく、辛いことや大変な思いを経験をした人ほど、自分の人生を大きく変えることができると思っています。



私もひどい環境で働いた経験があったからこそ、自分の人生を大きく変えたいと思いましたし、そのエネルギーがなかったら、起業しなかったと思います。



ということで、話しをもとに戻しますが、楽しく働くとは、人に喜んでもらえる事業のことです。



楽しい働き方で生きる人生をぜひ実現してください!!



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