配信日時 2023/02/20 22:00

第509回 地域でビジネスが普通になる社会


〇〇〇〇さん
こんにちは、坂佐井です。



私の父は、いまだ82歳と健在ですが、過去に戸塚の町内会の連合会の自治会長などを務めていました。



会社を定年してから、地域にすぐ溶け込み、新参者であるにもかかわらず、自治会長を10年くらいやっていたんです。



その父が、「地域は定年後の年金受給者が楽しみで自治会などをやってるけど、お前たちの時代は無理だぞ」とよく言っていました。



父は普通に年金がもらえる時代で、今も贅沢をしなければ年金で生活ができます。



しかし、今の年金受給者も、これからの私たちも、年金で生活ができないことがわかっています。



定年時に7000万円以上あれば、80歳までは生活に困らないでしょう。



人生100年時代を生き抜くには1億以上ないと生活できません。



つまり、私の父の時代と今ではだいぶ様相が変わるということです。



そのことを実際にどれくらいの人が意識して生きているのでしょうか。



自治会や町内会もボランティアで支える人は今後どんどん減り続けるでしょう。



なぜなら、年金で悠々自適に生活できる人がどんどん減るからです。



トヨタの会長も「終身雇用の時代は終わった」と話したことがありましたが、実際には60歳まで働けて雇用延長も受けられます。



70歳まで、同じ会社で働ける可能性がないという話しではありません。



収入が上がり続けるような年功序列での終身雇用はないという話しです。



企業によっては、50歳になると肩たたきが始まり、55歳から給料が減らされていくところもあります。



定年後は雇用延長はできますが、元部下だった人間が上司になったり、収入は半分以下になります。



それを10年頑張るわけです。



当然老後のために貯めていた貯金もその生活費に充てることになったり、定年後の年金だけでは生活できるわけもなく、70歳以降も働くのです。



しかも、70歳以降で自分のやりたい仕事に就くことなんてできません。



普通に会社員で真面目に働いていても、そんな老後になってしまうかもしれないのです。



そのような時代になって、地域のためにボランティアで活動する人がどれほどいるのでしょう。



とてもじゃないけど、自分の生活も不安なのに、地域のためにボランティアで活動できるかといえば、それは無理な話です。



行政の中には、いまだに勘の悪い人もいて、労働力はタダで使えると思ってる人もいます。



しかし最近では、その傾向も少しずつ変わってきてるように思います。



青葉区では区長自ら、提案を頂き、今、青葉区の起業セミナーをしています。



起業は最終的には、営利事業を間接的に支援することになりますが、市単位ならまだしも、区単体で起業セミナーをすることは、珍しいです。



青葉区はそれを5年以上前からはじめていますが、今回はさらに起業セミナー後も、外部団体の私たちではありますが、フォローしていく流れになっています。



また青葉区の地域ケアプラザの人も、これからは地域で起業家を育てて、地域活性化を作ってほしいとお願いしに、まちbizに来られた方もいます。



学校に行けない元気のない子たちに、楽しい働き方を教えてほしいというのです。



また子育てで疲れているママさんたち向けに、起業セミナーを提案してほしいという依頼もあります。



横浜市の方でも、ボランティアで地域を守るのは限界があるということを、言っている人も増えてきています。



小学校でも、まちbiz会員が職業体験できるブースを用意してわくわくお仕事ばざーるを予定しています。



更に金融機関も、地域でその人のビジネスを見守れる環境があれば、口座開設も融資も承認しやすいということで、まちbizに期待してくれています。



つまり、私がまちbiz立ち上げ当初から言い続けてきた地域の課題をビジネスで解決するというコンセプトが、今まさに求められようとしています。



これまでの地域はせいぜい頑張っても奉仕活動が限度でした。



ロータリークラブやライオンズクラブなどがそうですね。



地域のために奉仕活動することを目的に企業団体を作ってますが、基本はビジネス繋がりではなく奉仕です。



倫理法人会は倫理を勉強する場ですし、中小企業同友会も仲間づくりがメインです。



商店街がありますが、結局お祭りを運営しますが、そこで自分たちの事業をすることはできません。



どちらかというと、そのための設営をしたり、警備をしたり、運営がメインになります。



つまり、ビジネスを前面に出している企業団体は、実はこれまでなかったのです。



なぜなら、地域でビジネスをすることは、「地域を食い物にするな」というボランティアリズムが浸透しているからです。



自分たちの街を盛り上げるのは、そこに住む人間たちが当たり前にすることで、お金目的ですることではないからです。



まあそれはそうなんです。



私もそう思います。



私も生活に余裕があれば、お金目的ではなくても、地域のためにボランティアします。



私の父の時代はそうだったんでしょうね。



そこで期待されるのが、地域でビジネスする人たちの存在です。



まちbizには地域で起業している人がたくさんいます。



それも子育てから介護まで、結婚相談所から葬儀屋さんまで、衣食住のサービスや法律や相続などの専門家までそろっています。



この人たちがビジネスで地域を守ることができます。



おそらくそれは、これからの未来は、当たり前になってくると思います。



なので私は、今サラリーマンの人も、必ず将来は老後の生活問題に直面しますので、今のうちから起業準備をする必要があると思っています。



今のまちbizバーという起業交流会は、どんどん参加者が増えています。



おかげでどんどん参加者が増えて、これまで40名くらいだったのが、今は80名と倍の参加者数まで増えているんです。



これから地域でビジネスが普通になる社会がきます。



老後を楽しい働き方で生きられる人生にするかどうかは、あなた次第です!!

 

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