〇〇〇〇さん
こんにちは、坂佐井です。
今回のテーマは「セカンドキャリア」です。
セカンドキャリアとは人生における「第2の職業」のことです。
終身雇用が主流とされていた時代は、育児や子育て後や定年退職後に従事する職業という意味で使われていました。
しかし終身雇用が崩壊しつつあり「人生100年時代」と呼ばれる現代においては、将来を見据えたキャリアの転身やキャリアアップといった意味が強くなってきています。
定年や結婚といった人生の節目をゴールとするのではなく、さらにその先にある人生をより豊かにする手段として、考える風潮が広がりつつあるんです。
今までは主に定年後にセカンドキャリアを考える傾向がありましたが、今は年代ごとにセカンドキャリアを考える傾向があります。
30代はスキルの転身で、学生時代のまだ働く前に、自分に合った職業を考えるのは難しく、入社しても自分の適性に合っていないと考える人が多いんですね。
実際に厚生労働省が平成29年に発表した離職状況によると、新規大卒就職者のうち32.8%が3年以内に仕事を辞めています。
そのため、大学卒業後新卒として入社した会社や仕事内容が合わなかったことから、新たなスキルを身につけるために転職しセカンドキャリアを構築しようとする人が増えています。
40代におけるセカンドキャリアの大きな目的は将来を見通してのスキルアップです。
40代になれば、経験を積んだキャリアにおける知識やスキルが高まっていることでしょう。
これまでの経験で得た知見をさらに広げ、新たなスキルを獲得することで、自分のキャリアを長期的に築くことができるようになります。
因みに私は30代後半に、これまでの働き方を考え直したいと思い、セカンドキャリアを考えはじめ、40代に入ってから、これまでのキャリアでこれ以上自分のスキルを高めることを難しく感じ、起業することにしました。
50代におけるセカンドキャリアの大きな目的は定年後や子育て終了後の新しい働き方です。
これまでもっていた「家族のため」「長年勤めた会社のため」といった責任感から解放されることで、これまで挑戦できなかった道への興味が湧いてくるのではないでしょうか。
子育てや定年といった人生の節目は、新たな一歩を踏み出す勇気を後押ししてくれます。
60代の定年退職を前に、少しだけ早くセカンドキャリアを見つける、というパターンもあるようです。
実は、最近の傾向として、まちbizに入会する人の理由が、50代以降のセカンドキャリアの構築です。
家庭や子育てのために、人生を捧げてきた時代が終わり、自分のために人生を考えたいという人が増えているんです。
人生100年時代といわれる現代において、50代以降の挑戦に遅すぎることはありません。
ぜひ、自分らしい働き方を目指してほしいと思います。
一般にセカンドキャリアは、自分の適性に合った会社に転職することを意味しているのですが、私は転職と起業の二つの選択肢を提案したいです。
年代によっては、まだ転職でもいいと思いますが、特に40代以降の人には、一生会社で働き続けるのか、自立して起業するのかを考える。
特に私のように、自分のスキルを高めることを難しく感じた人には、起業をお薦めします(笑)
でもそれは転職するのと同じ視点で、特に起業だからと特別なことを考える必要はありません。
転職でも起業でも、検討する際は、自身のキャリアを長期的に捉えた人生設計を立てます。
人生設計を決めることで、必然と結婚や子育て、老後についても考えることとなります。
そのため、お金に対する意識が高くなるともいわれています。
3年後、5年後、10年後の自分の姿を見据え、将来どのように暮らしていきたいのかについて考えます。
また転職でも起業でも、新たな道に進むためには、まず今の自分を知ることが大切です。
これまでのキャリアと今後のキャリアを整理して、今後身につけるべきスキルが明らかとなります。
それに加え、自分の志向性や向き不向きや世の中から必要とされることを踏まえ、今後のキャリアを検討します。
そのために、転職でも起業でも、自主的に学ぶ必要はありますし、環境の変化を認識する必要もあります。
長年特定の企業で働いていると、無意識のうちにその企業での常識が自分にとって当たり前となってしまうことがあります
そのためには、異業種交流会など、他業種や他業界との繋がりも必要で、それは転職でも起業でも同じです。
セカンドキャリアにおいては高い専門性が求められます。
社会人経験の浅い新卒とは異なり、セカンドキャリアにおいてはある程度社会人経験を積んだ人材が採用されます。
セカンドキャリアでは、これまでの経験や知識の幅広さなど、これまでに培ったさまざまな経験や知識を活かして、新たな視点を事業に取り入れてもらうことが期待されるのです。
セカンドキャリアとは、転職の際にキャリアアップするための、活動ではあるのですが、同時にそれは、転職ではなくても、自分で出来るのであれば、起業して自分で事業してもいいんですね。
そしてこれからは、転職の時代ではなく、起業の時代になると思っています。
なぜなら、セカンドキャリアは、スキルアップして収入を得ることよりも、働き方を考える人も多いからです。
企業で働くことの多くの問題は、やりたいことのミスマッチだけではありません。
仕事の人間関係に悩む人も多いです。
自分のスキルを他人が作った企業のためにというよりも、自分のために生かす人も増えています。
それが起業なんですね。
第二の職業を、自分のために生かして、楽しい働き方で生きる人生にしましょう。
そのときは、まちbizが力になれると思いますので、ご検討下さいね(笑)
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