〇〇〇〇さん
こんにちは、坂佐井です。



昨日、マーケティングの時代の変化について、生産志向、製品志向、販売志向、マーケティング志向のお話しをしました。



物がない時代には、生産すればするほど売れた生産志向時代。



物の価値を作り、機能性や品質を高めて他企業と競争しながら繁栄した製品志向時代。



同様に、差別化を図り、販売や広告などのプロモーションを行う販売志向時代。



そして、企業目線ではなく、顧客目線で戦略を考えるマーケティング志向時代と、その時代によって、マーケティングは変わっていきました。


今回は、その次のステージの、社会的責任志向のお話しになります。



社会的責任志向は包括的マーケティング志向の中に含まれますので、まずは包括的マーケティング志向がどんな志向なのかを説明します。



消費者は革新的で特徴のある製品やサービスを求めているという視点から、より高い品質や機能を追い求める時代です。



包括的マーケティング志向とは、消費者だけでなく「全てが重要」であるという考え方です。



顧客のみに資源を集中しないという視点から、顧客だけではなく、利害関係者と長期的な関係を保つ、みんなでWin-Winの関係を築く、マーケティング活動全体を連携させるといったことに、経営資源を集中させる考え方なんです。



例えば従業員、パートナー（供給業者、協力企業、協力団体など）、財務メンバー（株主、投資家、銀行など）、そして社会。



つまり全ての環境を取り巻く利害関係者全てに対して、マーケティング活動を行います。



包括的マーケティングには、リレーションシップ・マーケティング・インターナル・マーケティング・統合型マーケティング・社会的責任マーケティングという４つの要素から構成されます。



そして今回の表題になっている社会的責任マーケティングだけを取り出して、社会志向などと呼ばれているんです。



社会志向は、マーケティング・コンセプトの一つで「顧客のほしがるものを、社会に役立つ形で提供する！」という考え方です。



例え顧客が欲しがったとしても、顧客や社会の長期的な利益に合致しないような製品を作らない。



起業は社会のなかで存在しているため、社会のためにならないような活動はしないという考え方です。



例えば、現在の顧客がどんなに欲しがったとしても、燃費がとても悪く真っ黒な排気ガスをもくもくと吐き出すような乗り物は作らないといったことが考えられます。



また求められているものは肉やデザート、量の多さであろうとも、必ず学生さんの健康を考えて野菜を付け合わせとして提供するといったことも考えられます。



つまり、社会志向とは消費者のニーズ、消費者の利益、企業の利益、社会の利益の4つを調和させるようなマーケティングコンセプトとなります。



まちbizのコンセプトの「地域の課題をビジネスで解決する」とは、地域のためになるような活動をビジネスにするということです。



それは地域にとって、自分は社会の誰のお役に立てるのかを課題にして、その解決法をビジネスするという考え方を普及しています。



まちbizは、地域のために起業する人を作っていくことで、地域の活性化にもつながりますし、地域からの人員流出も防ぐことができます。



人が仕事を通して地域に住む人が増えれば、その地域は人も増えて活性化します。



東京が活性化しているのは、働く人が多いからです。



それをどの地域でも働く環境が実現できれば、経済活性化にもなります。



更にまちbizでは、地域で働くビジネスに、自分の好きなことややりたいことで起業することを推進しています。



自分らしい好きなことで働くことで、楽しくて豊かな人生を送ることが出来るからです。



まちbizのミッションは「自分らしい働き方で生きる人生の実現」なんです。



そのような働き方が自分の住む地域で実現できれば、満員電車に乗ることもなく、家の用事にも対応できます。



最終的には、そのように楽しく働く大人たちを地域にたくさん作って、それを子供の生きがいにも繋がるような活動にも繋げていきたいと思っています。



そのような志向が全てマッチしているか分かりませんが、、社会的責任志向、または社会志向というこれからのマーケティングコンセプトを学んで作ってきたいと思っています。



ビジネスの形態は時代によって変わっていきます。



企業から顧客へ、そしてこれから社会全体を考えることが必要です。



あなたのビジネスには、社会全体を考える志向はありますか！！



ぜひ、売れれば何でもいいという考え方ではなく、社会全体のことを考えたビジネスモデルを考えていきましょう。



そのような考え方でビジネスを進めていけば、必ずあなたの周りには協力者や応援者が集まってくるでしょう。



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