〇〇〇〇さん
こんばんは、坂佐井です。
西欧の神話・歴史・宗教まとめ読み
紀元前73年 スパルタクスの反乱がおこる
=第一次三頭政治=
ローマといえばカエサル、カエサルがいなければローマ帝国はなかったといってもいいでしょう。
それほどカエサルが果たした役割は大きい。
だから私も大好きな人物の一人である(笑)
カエサルは、美の女神ヴィーナスの末裔とも言われ、父はガイウス・ユリウス・カエサル叔母は名将マリウスの妻という名門の出であった。
さきのスパルタクスの反乱を押さえて以降、クラッススとポンペイウスの天下であった。
カエサルは、この二人を利用して、コンスルの職を手に入れようと考えていた。大胆な男ですねえ・・・
カエサルにはクラッススのような資産や権力はない。
またポンペイウスのような強大な軍事力もなかった。
そこでカエサルは、二人が持ち合わせていないもので、のし上がろうと考えたのである。
それは人気である・・・25万人の観客を集めて、競技会を開催して、市民の気を引こう考え、実行にうつす。
そのとき、クラッススから今のお金で約30億円を借金してまで、開催にこぎつけ、それは成功した。
カエサルは見事、財務官に当選すると、さらにスペインで略奪した、お金を、市民に気前よくばらまいて、人気を不動のものにした。
人気獲得作戦は見事成功し、カエサルは実績よりも人気で、クラッススやポンペイウスと肩を並べるようになったのである。
絶大な人気を誇るが政治実績はなかったカエサル。
資産・権力はあるが人気がないクラッスス。
強大な軍事力をもつが、政治面に弱さがあったポンペイウス。
本来ならこの3人は敵対しても不思議ではない。
それなのに強大な権力を持つ元老院に対抗するというところで、利害が一致し、また、指導者になるほど突出した者もいないことから3人で統治することとなった。
これが、ローマ帝国の第一次三頭政治である
そしてその翌年、カエサルはわずか41歳の若さで、コンスルとなったのである。
=賽は投げられた=
クラッススはヒスパニアの総督となり、ポンペイウスはシリアの総督となり、カエサルはガリアの総督となって、反乱をおさめることになった。
さて、クラッススは3人の中では、軍事面で弱さがあった。
基本的には彼の場合、金があるのが取り柄だけの男である。
クラッススはそんな自分の弱点は知っていただろう。
そして功を焦った。
軍人としての名声を得ようとして、西アジアのパルディアを平定しようと出陣した。
もともとパルディアに対しては、理由のない侵入であり、元老院の許可も得ていないものだった。
不十分な準備で猪突猛進した彼は、あえなく戦死してしまう。
このクラッススの死で、三頭の一人が消えた・・・
そしてこのときカエサルは、ポンペイウスにちょっとしたスパイスを振りかけていた。
それは、自分の娘ユリアを、ポンペイウスの妻にしたのだ。
ポンペイウスは若妻ユリアの愛に溺れてしまった・・・
密室に夫婦水入らずのときを楽しんでばかりで、政治のことから離れてしまったのである
さてカエサルは、紀元前58年~50年までガリア(現在のフランス及びベルギー周辺)をほぼ平定することに成功していた。
いっぽうのポンペイウスは、相変わらず若妻ユリアのそばを離れられず、もう妻以外の女には近づかず、日がな一日ユリアを愛撫していた・・・
彼はスペインに赴かず、副官を派遣しただけで、徐々にポンペイウスの牙城は、崩れ始めていたのである・
もはや、カエサルにはポンペイウスなどとは大きく差を広げ、手を組む必要もなくなっていた。
またポンペイウスはそんなカエサルに脅威を感じ元老院と手を組んで、彼を亡き者にしようと考えた。
紀元前51年頃からカエサルのもとに、ローマへ戻って来るよう、再三手紙が届いていた。
これはポンペイウスと元老院の仕組んだ罠だった。
ガリアで大量の戦利品と税金、奴隷を手に入れたカエサルを危険とみなし、ガリア総督の任を解いて、帰国させるために、手紙を送ったのだ。
もちろん帰国したところで、カエサルは殺される運命にあった。
カエサルもそのことは知っていたので、ガリアにとどまり続けた・・・
紀元前49年1月7日、元老院で最終決議が下され、カエサルに本国召還を命じる最終勧告が届いた・・・カエサルに決断する余地はなかった。
カエサルはローマへ向かった。そして、ルビコン川のほとりまでやってきた。
当時ルビコン川を渡ってローマ側に入るときは武装解除しなければならなかった。
武装したままだと、祖国に弓を引くことになるからだ。
しかし、カエサルに迷いはなかった・・・彼は、
「賽は投げられた」
と言うと、武装したままルビコン川を渡ったのだ!!
それはあまりに突然のことであり、ポンペイウスと元老院にとっては予想外の出来事であった。
ポンペイウスは軍を編成する時間もなく、ギリシャに逃げ出すのがやっとであった。
こうしてローマはあっけないほど簡単に、カエサルの手に落ちたのであった。
カエサルは、スペインにいたポンペイウス派の軍を倒した後、再びコンスルとなり、ギリシャにいるポンペイウスを追う。
ポンペイウスは、初戦こそ勝利したものの、ギリシャで敗れ、エジプトに逃げ込んだ。
そしてそれを追うカエサル・・・
エジプトでは懇意にしてくれていたので、ポンペイウスを匿うと思いきや、今や絶大な力を誇るカエサルを敵にしたくないという思いから、なんとポンペイウスを殺害し、やって来たカエサルにその首を差し出したのである。
エジプトは、カエサルに喜んでもらえると思っていたが、カエサルが見せたのは、笑顔ではなく悲しみの涙だった・・・
「次回予告」
さて、次回第8話は、「カエサルの絶頂とクレオパトラ!!」をお送りします。
彼がなぜ絶大な人気を得たのか、そしてクレオパトラとの愛について・・・次回をお楽しみに~
--------------------------------------------------------
玉那覇さんと聖書のライブ配信をしています
[西欧神話×生き方] 入門6 ヨシュアの物語
⇒
https://www.youtube.com/watch?v=47Ug2QxmZgo
第6回目はモーセの後を継いだヨシュアの物語です。
これぞ一神教! 日本人の感覚との比較も最後にあります。
---------------------------------------------------------
【メールセミナー】副業しながら起業を目指すための7つのステップ
第1回 志とビジョンの作り方
1.生きがいと社会貢献を大切にしながら、ボランティアではなく利益を出す起業とは?
2. なぜ、志が必要なのか?
3. ビジョンと志の違いとは?
第2回 顧客獲得のコンセプト
1. なぜ、マーケティングが必要か?
2. マーケティングの考え方の大原則とは?
3. 狙うべき顧客の、しっくりくる決め方とは?
第3回 選ばれる理由の作り方
1. 成功するための、ポジショニングの決め方とは?
2. ポジショニングを決める前にしなければいけないこととは?
3. オンリーワンビジネスとは?
第4回 商品設計の考え方
1. なぜお客様は商品やサービスを買うのか?
2. 商品・サービスを買う前の顧客心理とは?
3. 商品設計の考え方とは?
第5回 事業計画の作り方
1. 事業計画の役割とは?
2. 目標とすべき売り上げと経費の考え方とは?
3. 売れるまでには時間がかかる
第6回 0から起業する行動とは
1. 0から起業の難しさ
2. それでも起業を目指す人のために
3. ダブルワークというこれからの働き方
第7回 ダブルワークで自立を考える
1.お金を稼ぐ喜びを知ろう
2.自宅で稼げる仕組みを持とう
3.お金は出来ないことに投資する
【無料メールセミナー】
副業しながら起業を目指すための7つのステップ
https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=IRnMyktas
みなさん、社会の役に立つことを実践して、それをビジネスにしていきましょう。
そんな人を私は応援します!
このメルマガは、毎週日曜日・月曜日に配信します。
イベント・セミナー情報は火曜日・神話・歴史などの号外版は木曜日に配信予定です。
バックナンバーはコチラ
⇒
https://1lejend.com/b/IRnMndpfylT/
NPO法人協同労働協会OICHIサイト
⇒
https://oichi.org/
起業支援センターまちなかbizあおば
⇒
https://machibiz.net/
https://1lejend.com/d.php?t=test&m=example%40example.com
※クリックだけで配信解除ができます。