〇〇〇〇さん
こんにちは、坂佐井です。



先週2回に渡って、私の一週間のお話しをさせて頂きましたが、4月22日までしかお伝え出来ませんでした（笑）



今回は4月23日土曜日からになります。



4月23日は、山口県萩の研修旅行でした。



この研修旅行とは、まちbizの運営母体のＮＰＯ法人協同労働協会ＯＩＣＨＩ主催の協同起業塾のカリキュラムの一部になります。



協同起業塾とは、社会起業家を育てるために必要な経営学を学び、事業計画書を作成・発表する連続講座です。



担当する講師は、江森克治社長で、江森社長の会社は、横浜型地域貢献企業（ＣＳＲ）に認定される印刷会社を経営しています。



過去には、横浜市の事業仕分けにも携わってもいます。



横浜市の事業も見るような社長から、直接学べる講座が協同起業塾なんです。



協同起業塾は毎年8月からスタートして年末まで9回に渡り、志から理念策定、販売計画や商品設計などを事業計画書にまとめていきます。



そしてその最後に、経営者になるとはどういうことなのかを、研修旅行で過去の偉人に触れることで、体感して学ぶんですね。



毎年行先は違います。



過去には、京都、足利、三浦、鹿児島とその地に偉人のお墓に手を合わせながら、日本のために戦った歴史から学んできました。



そして今回は、山口県萩です。



萩にはあの吉田松陰がいます。



松下村塾といえば、誰でも一度は耳にしたことがあると思いますよね。



吉田松陰先生に会いに、朝6時30分の新幹線に乗って、萩を目指します（笑）



交通手段は色々と考えられましたが、急ぐ旅でもないということと、ビールを飲みながら行きたいという希望で、新幹線になりました（笑）



朝早かったので、私は朝食にシウマイ弁当を買って乗車しました！！



新幹線で寝ながら目指せるのかと思いきや、早速江森塾長から、吉田松陰先生の生涯という動画を見て学ぶようにＱＲコードが配られました。


車内でも学びです（笑）



新山口駅に10時30分に着、そのまま高速移動バスでまずは明倫館を目指します。



明倫館（めいりんかん）は、長州藩の藩校で、水戸藩の弘道館、岡山藩の閑谷黌と並び、日本三大学府の一つと称されます。



藩校とは、藩士の教育を行うところで、江戸時代に全国で300近くあった藩校のうち、萩の明倫館は12番目に出来たものだそうです。



吉田松陰は、9歳の時に兵学師範に就任、11歳の時には既に御前講義の出来栄え見事であったため、その才能が認められていたそうです。



まずは明倫館で食事したあと、見学して、次の目的地、吉田松陰の生誕の地とお墓参りに行きます。



吉田松陰先生は満30歳という短い生涯でした。



先生というと何だか年上のような感覚になりますが、松下村塾で教えていた時の年齢は20代なんですよね。



20代で松下村塾という今の世でも、誰もが知っている塾の名を残せるなんて、長く生きればいいというものでもないなあと思ってしまいます。



歴史に名を残す人は、吉田松陰先生だけでなく、けっこう短命ですよね。



坂本龍馬や近藤勇などは35歳、高杉晋作も30歳、戦国時代でも、織田信長や真田幸村は49歳、西郷さんや源頼朝、聖徳太子も49歳ですよね、



イエスキリストも33歳ですし、みんな私より年下ですが、その短い生涯で名を残すような人生を歩んでいるんです。



さて、吉田松陰先生のお墓に手を合わせると、そのまま東光寺を見学して、いよいよ一日目のハイライト、松下村塾に行きます。



松下村塾は吉田松陰が作ったと思われがちですが、最初に開業したのは、叔父の玉木文之進が開いたんです。



吉田松陰も、最初はそこで学ぶ門下生でした。



明倫館は士分と認められた者しか入学できませんでしたが、松下村塾は武士や町民など身分の隔てなく塾生を受け入れたんですね。



叔父の玉木文之進についで松陰の外叔、久保五郎左衛門がその名を継承し、その後、吉田松陰が同塾を引き継ぎました。



著名な門下生には、全国の倒幕の志士の総元締の役割を果たした久坂玄瑞、吉田稔麿、入江九一、寺島忠三郎。



また藩論を倒幕にまとめ幕府軍を打ち破った高杉晋作がいました。



高杉晋作、久坂玄瑞は、「識の高杉、才の久坂」と称され、「松下村塾の双璧」と呼ばれ、この2人に吉田稔麿を入れて松陰門下の三秀と言い、さらに入江九一を合わせて「松下村塾の四天王」と称されました。、



幕末を生き延びた伊藤博文、山縣有朋、品川弥二郎、山田顕義、野村靖など、蒼蒼たる門下生が50名ほどいたとされています。



萩市の松陰神社の境内には幕末当時の塾舎が現存していました。



建物は木造かわらぶき平家建の小舎で、八畳と、十畳半の狭い印象を受けました。



ガイドによると十畳半は塾生が増えて手狭になったため、後から松陰と塾生の共同作業で増築したものということで、最初は八畳一間だったようです。



そこから、後の明治維新を作る人たちがたくさん、生まれたというのが、なんとも不思議な感じに思いました。



今回はここまでになります。



次回で、私の一週間を完結したいですね（笑）



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