〇〇〇〇さん
こんにちは、坂佐井です。



まちbizは、地域の課題をビジネスで解決することをコンセプトに7年前に、横浜市青葉区のたまプラーザの商店街にオープンしました。



事業でいえば、バーチャルオフィスなんですが、ただのバーチャルオフィスとは少し違います。



本来、バーチャルオフィスというものは、通常ではなかなか事務所を持てないような銀座や青山など、都内の一等地の住所を安く借りれることに、ニーズがありました。



住む町としてはたまプラーザはいいと思いますが、ビジネスの拠点としてのニーズは、やはり銀座や青山にはかないません。



本来の目的としてのバーチャルオフィスという視点だけで事業を考えたときには、成り立たないんですね。



それがオープンして７年になりましたが、おかげさまで４３０社の会員数になりました。



昨年は同じコンセプトで横浜市緑区の中山にもオープンしまして、１年で８０社の会員数になりました。



もちろん入会理由のほとんどは「住所」です。



今の時代に自宅の住所を公開して、仕事することは、防犯上においても危険です。



すごく簡単に自宅でいいと思って活動されている人がいますが、私はクレーマーに追い掛け回されたトラウマがあるため、本当に自宅の住所を公開することには反対です。



トラブルになってしまってからでは遅いんですね。



まちbizに来られる方は、そのことが分かっていますので、入会するのですが、最終的にまちbizを選んで頂く理由は、住所利用ではありません。



他のバーチャルオフィスなどの施設と比較して、自分の住む近くで、ビジネス人脈が作れることが最終の理由で、まちbizに入会して頂いているんですね。



これまでの働き方は東京一極集中でした。



しかし2011年の東日本大震災のころから、地元に目を向けるようになり、そしてコロナで目だけでなく、働くことそのものも地元で考える人が増えてきたのです。



今ではテレワークも当たり前になりましたが、更に今後は、地元で作業するだけでなく、ビジネスに必要なことを地元で揃えるところまでいくと私は思っています。



どういうことかと言いますと、今は会社員もフリーランスも作業するために自宅や地元近くのコワーキングスペースを利用しているだけですが、仕事に必要な物を揃えたりすることも、自宅付近で揃えることになると思います。



ネットで買いそろえることはもちろんですが、直接見なければ購入判断のつかないものなどは、会社の近くから家の近くで揃えるようになりますよね。



さらに情報もネットもそうですが、地元で収集する流れが起きたり、その先には人脈というものも、自宅近くで探すようになるでしょう。



仕事の環境は家の近くで揃えることが、これからの働き方に必要になっていくということです。



そして既に、まちbizに入会する人の中には、それを視野に入れて入会してくるんですね。



会社員でもそうなのに、個人事業主でしたら尚更です。



都内まで行かなければ仕事にならないという働き方がどんどん少なくなっていくでしょう。



もともと満員電車に乗りたいという人はいません。



働き方を変えられるなら、満員電車に乗らない働き方を考えるでしょう。



それができるのは、家の近くで仕事に必要なものが揃えられれば、可能でしょう。



そうなってくると地域の雰囲気も変わりますよね。



都内に集中していた経済も分散化することになります。



今はまだなかなかできませんが、仕事帰りの飲むお店も、都内ではなく家の近くのお店になります。



洋服を買うのも、お土産を買うのも、地元で買う人が増えるでしょう。



それが地域の課題を解決することにも繋がることも出てくると思います。



まちbizは地域の課題をビジネスで解決することをコンセプトに置いてますが、その課題の一つに地域を経済で救うことを目的にしていました。



地域がボランティアの人たちのおかげで回してきたものを、経済を回して解決していくことが必要だと私は思っていました。



なぜなら、老後をボランティア活動しながら悠々自適に生活できる人は、年金２０００万問題を考えても減少していくでしょう。



私は５０歳ですが、私は老後を年金で生活できるとは思っていません。



私の父は８０歳ですが、父の時代は年金で生活が出来ますから、町内会の会長などもお金貰わずにやっていました。



でも私はできないでしょう。



老後も働かないと生きていけないと私は思って、会社員を辞めて起業しました。



自分でビジネスをする分には、生涯現役で働けますからね。



つまりこれからの地域は、経済活動をすることで、地域を守ることができるというのが私の考えです。



むしろそれ以外に地域を疲弊化せず、活性化する道はないと思っています。



そしてその経済活動で地域を活性化するのには、まちbizの会員さんのような、地元でビジネスをする人たちの活躍なくしては成り立ちません。



言い方があまりよくないですが、地域はこれからビジネスをする人たちにとっては、可能性のある市場といえるでしょう。



まちbizの事業モデルは前述しましたが、もともとは都内の一等地でなければ成り立たない事業モデルなんです。



それをベッドタウンといわれるたまプラーザでも、会員４３０社のバーチャルオフィスができるんです。



地域には、そんな可能性があります。



でも都内でやってきたことをそのまま地域に持ってきても成功はしません。



ちゃんとその地域が何に困っているのか、どんな課題があるのか、地域の誰のお役に立てられるのかを考えましょう。



そして自分が住んでいる街に、自分のできることで貢献でき、それで生きていけたら素晴らしい人生ですね（笑）



私はまちbizの会員と、そんなことを一緒に考えて、楽しくビジネス活動を青葉区でおこなっていきたいと思っています！




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