〇〇〇〇さん
こんにちは、坂佐井です。
青葉区のたまプラーザにある商店街の会長と、あざみ野ほろ酔い交流会で知り合うことができ、話しをしていく中で商店会で抱える様々な問題も浮き彫りになりました。
それは、駅ナカと言われる場所に大型スーパーやショッピングモールが作られ、お客が奪われていることです。
商店会の狭い世界の中で、視野が狭くなってしまっていることや、商店会内部で実際に動ける人がいないことなどが問題になっています。
これらの問題を解消するには、商店会に地域のコミュニティ機能を復活させ、再び活気を取り戻すためには、よそ者の視点やそこから得られる外部の新鮮な情報を柔軟に取り入れ、1つ1つのアイディアを確実に実行に移す必要性を感じたんですね。
これは都内を中心に異業種交流会を開催したOICHIならではのよそ者視点であり、そこに集まる事業内容は青葉区と都内では大きく違うことがヒントになっています。
地域には実は様々な人が住んでいます。
業種や業界、年齢、属性を越えて人々と横断的な「人の繋がり」を築くことで、地域社会が抱える課題解決を支援していきたいと考えました。
それがOICHIならできると思ったんです。
たまプラーザ商店街と起業家をマッチングさせて、商店街の活性化を柱として、商店街にコワーキングスペースやバーチャルオフィス事業で収益化を図るビジネスを発表することにしたのです。
地域の課題をビジネスで解決することをコンセプトに、地域の活性化を作り、新しい個人事業主の居場所として、バーチャルオフィスやレンタルスペースを提供していく新しいビジネスモデルです。
OICHIが毎年主催しているOICHIビジネスアワードで発表することにしたのですが、このときの評価は、4組中、3位でした(笑)
自分たちが主催している発表会に事業プレゼンをするというのも変なものですが、そこで3位という結果もお粗末なものでした・・・
収益源の柱としてのバーチャルオフィスが青葉区にニーズがあるのかということが審査委員の一致した疑問でした。
バーチャルオフィスというのは、例えば銀座や青山などの一等地に事務所の家賃が高くて持てない事業主が、バーチャルオフィスで銀座や青山の住所が持てるところにサービスの価値があります。
つまり、どこの住所が持てるのかが重要で、それがバーチャルオフィスの価値なんです。
青葉区はベッドタウンであり、東京都内でもなければ横浜の中心地でもありません。
そんな場所を住所に持って事業する人がいるのかという点が、審査委員がこのビジネスが成り立つのか疑問に思ったんですね。
市場性についても、たまプラーザ商店会は約120もの店舗があり、たまプラーザ駅の乗降者数は約76000人もあるので、最初に取り組むマーケットとしては十分だと思っていました。
しかし審査委員は、商店会とのマッチングや課題解決にしても、疑問視します。
商店会や地元自治会との関係構築は、簡単ではないというご指摘、まことにごもっともなことであります。
商店会の会長と一緒に取り組むとはいえ、全員が一致した考えになることは難しく、また自分の仕事で忙しい商店主に、どう興味を持ってもらうことができるのか?
この辺は商店会とOICHIだけでなく、横浜市や青葉区、または神奈川県などの行政の協力も必要です。
当時のプレゼンでは、こうした審査委員の疑問をうまく説明することができず、結局は3位という不甲斐ない結果で終わったのです。
でもこの結果は仕方ないにしても、このときの審査委員の指摘は自分たちのビジネスを更に発展させるためには、とても大きな気づきを与えてくれました。
どこか自分たちは、商店街に拠点があることや、協力者に商店会長がいるということで、勝手に上手くいくものだと思っていました。
正直、グランプリも取れるもんだと思っていたのです。
それがグランプリどころか、事業の成功性も疑問視され、いくつも指摘を受ける結果になってしまったのです(笑)
しかしこの指摘はもっともなことで、逆にこの指摘を解決していければ、成功するという道筋が見えたんです。
自分のビジネスモデルを人に聞いてもらって指摘をもらうというのは、成功するための近道なんですね。
成功間違いなしと、自分のビジネスを自分自身が悪く思うことはありません。
しかしいざ始めてみると上手くいかない、お客は集まらないし、売上は上がらないという迷う道に入ってしまいます。
自分がいいと思ったビジネスですから、上手くいかなくなったときに、何が上手くいっていないのかが、わからないんです。
そんなときに、客観的に指摘をもらえることは、大きな気づきに繋がり、修正することができるんです。
これは事業を始めるときには、とても大事なことですので、みなさんも事業を始めるときは、客観的に指摘をもらえる環境は作っておくといいと思いますよ。
さて、ビジネスアワードで指摘を受けた我々は、サービスメニューを改善したり、商店会に頼るのではなく、一般に知ってもらうための広報活動を強くしていくことに舵を切ることにしました。
行政の協力も考えて、横浜市経済局にたまプラーザでイベントするための「後援」になってもらうお願いをしたのです。
横浜市経済局後援で、まちなかbizあおばのオープンイベントを企画を立て、青葉区の住民に知ってもらうためのイベントを計画します。
青葉区にビジネスの拠点を作ることが社会的に必要であることを簡潔に知ってもらうためのパネルディスカッションと、OICHIメンバーによるブース出店で盛り上げるイベントです。
商店会に頼ることなく、まずは自分たちがなぜ、この青葉区にビジネス拠点を作ることにしたのか?
都内ではなく自分の住む町でビジネス活動することの社会的意義はなんなのか?
それは、私があざみ野ほろ酔い交流会を通じて気づいたことや、そもそもあざみ野ほろ酔い交流会を開催したきっかけとなる公園がなくなったという原点に戻って、地域密着の必要性をもう一度考えてのイベントでした。
おかげさまでこのイベントは大成功をおさめ、このイベントからまちなかbizあおばの入会も決まり始めたのです。
東日本大震災の影響もあったと思います。
自分の住む町に少しずつ意識が強くなってきた時期でもあり、それも後押ししてくれたと思います。
オープニングイベントとしては、成功しましたが、それでも順調に会員が増えるには、まだまだ多くの困難が待ち受けていたのです。
その話しの続きはまた次回に話しますね
●電子書籍「地域密着型」起業のすすめ
2011年1月28日設立のNPO法人協同労働協会OICHIは
2021年1月28日で丸10年を迎えることとなりました。
10年続けてきたから見える景色があります。
起業してから地道にコミュニティを作り、少しずつ大きくしていくために
何を考えて、何をしてきたのかをお恥ずかしながら、電子書籍にしましたので
興味のある方はぜひ読んでみてください。
なぜ、スキルもが栗面なかったのに起業できたのか?
なぜ、地域でビジネスをするのか?
もう満員電車に乗りたくないと思ったあの時、
資金も資格もコネがなくても、起業を成功させた自分の体験をもとに
「地域密着型」起業のすすめのポイントを紹介します!!
第1章:依存から自立
第2章:志の必要性
第3章:志とビジョンからアイディアを考える
第4章:商品設計の考え方
第5章:収支計画と行動計画
第6章:起業を失敗する人、成功する人
第7章:「まちなかbizあおば」の活用事例
第8章:運は変わるのではなく、変えるもの
電子書籍販売サイト⇒
https://www.amazon.co.jp/dp/B08WRRPMS3
これから、自分のやりたいこと、好きなことで起業したい方はぜひ読んでね!!
-------------------------------------
【まちなかbizあおば入会に興味ある方】
まちなかbizあおばサイト
⇒
https://machibiz.net/
------------------------------------
-----------------------------------------------------------------
◆自立・起業のお役立ち情報◆
No.12 起業/自立「切実なリスク管理あれこれ」
⇒
https://www.youtube.com/watch?v=GILPqnhcCPc
IT講師の玉那覇さんと起業・副業対談してます!!
まちなかbizあおばYouTubeチャンネルぜひ登録(無料)をお願いします!!
-----------------------------------------------------------------
【メールセミナー】副業しながら起業を
目指すための7つのステップ
第1回 志とビジョンの作り方
1.生きがいと社会貢献を大切にしながら、ボランティアではなく利益を出す起業とは?
2. なぜ、志が必要なのか?
3. ビジョンと志の違いとは?
第2回 顧客獲得のコンセプト
1. なぜ、マーケティングが必要か?
2. マーケティングの考え方の大原則とは?
3. 狙うべき顧客の、しっくりくる決め方とは?
第3回 選ばれる理由の作り方
1. 成功するための、ポジショニングの決め方とは?
2. ポジショニングを決める前にしなければいけないこととは?
3. オンリーワンビジネスとは?
第4回 商品設計の考え方
1. なぜお客様は商品やサービスを買うのか?
2. 商品・サービスを買う前の顧客心理とは?
3. 商品設計の考え方とは?
第5回 事業計画の作り方
1. 事業計画の役割とは?
2. 目標とすべき売り上げと経費の考え方とは?
3. 売れるまでには時間がかかる
第6回 0から起業する行動とは
1. 0から起業の難しさ
2. それでも起業を目指す人のために
3. ダブルワークというこれからの働き方
第7回 ダブルワークで自立を考える
1.お金を稼ぐ喜びを知ろう
2.自宅で稼げる仕組みを持とう
3.お金は出来ないことに投資する
【無料メールセミナー】
副業しながら起業を目指すための7つのステップ
https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=IRnMyktas
みなさん、社会の役に立つことを実践して、それをビジネスにしていきましょう。
そんな人を私は応援します!
このメルマガは、毎週日曜日・月曜日に配信します。
イベント・セミナー情報は火曜日・神話・歴史などの号外版は木曜日に配信予定です。
バックナンバーはコチラ
⇒
https://1lejend.com/b/IRnMndpfylT/
NPO法人協同労働協会OICHIサイト
⇒
https://oichi.org/
起業支援センターまちなかbizあおば
⇒
https://machibiz.net/
https://1lejend.com/d.php?t=test&m=example%40example.com
※クリックだけで配信解除ができます