〇〇〇〇さん
こんにちは、坂佐井です。
家の近くの公園がなくなるという事態を受けて、地域の繋がりが希薄だった私は、地域にもっと繋がって、情報を得る活動を考えました。
それは自分自らが主催者になって地域の人たちのたまり場を作ることでした。
自分が出来ることは自分がこれまでやってきた中でしかない。
それが異業種交流会でした。
2012年当時、異業種交流会は都内で頻繁に開催されてはいましたが、青葉区のようなベッドタウンで開催されることはありませんでした。
そもそも地域のコミュニティは、自分の仕事がなんなのかは重要ではありません。
子供のことでお父さんたちが集まっても、マンションの総会で会う機会があっても、何の仕事をしているかを聞くことはありません。
私がマンションの理事長をしていたとき、理事会のメンバーで飲みに行ったときに、NHKの捏造問題で、NHKを否定する話題で盛り上がったことがありました。
そのときに、こっそり管理会社の担当が「400号室の○○さんはNHKで働いていますので気をつけてください」と教えられてから、NHKの話しをしなくなりました(笑)
それくらい、誰が何の会社に勤めているのかは、地域では聞くことがないまま、コミュニティが動いていくのが、地域コミュニティです
つまり地域では、仕事の話しを抜きなんですね(笑)
そんな青葉区という地域で、名刺が配れる交流会を開催するというのは、なかなかの挑戦なんです!
そこで都内で開催していたようなやり方ではなく、もう少しゆるい交流会にすることにしました。
それが「あざみ野ほろ酔い交流会」です。
私の住む「あざみ野」でお酒と食事と会話があれば幸せというコンセプトで、都内の異業種交流会とは大きく変えました(笑)
平日は青葉区にはいないだろうから、開催日は土曜日の夜に固定して、誰もが参加しやすいように、お酒を飲める会にしたのです。
他にも自己紹介なども、「昔好きだったアイドル」とか「感動した映画」などを入れて共通する仲間が見つけやすいようにしました。
また、乾杯を待たずに、来られた方からお酒を飲んでもらって、乾杯前のぎこちない時間をなるべくなくし、緊張をほぐすようなことも考えました。
最初に告知を考えた場所は、当時流行っていたSNSのmixiでした(笑)
知っている人には懐かしいと思いますが、当時はものすごい人気だったんです。
mixiは、基本、ニックネームで交流するため、気軽に繋がれる分、ビジネスやリサーチなどといった活用には全く使えませんでした。
SNS上で繋がることがオンで、リアルで会うことをオフ会と呼んでました。
しかしmixiのネットワークでオフ会を開くというのは、ハードルが高かったんです。
mixiの中では、エリアのコミュニティが充実していて、青葉区のコミュニティも当時は5000人くらい集まっているコミュニティが3つくらいあったんです。
そこで私はあえて、本名で顔写真を載せて、安心感を与えた記事を投稿しました。
それでもmixiからの参加者は1名でしたが、残り12名はNPO法人の会員や私の知人関係が集まってくれたのです。
それから2か月後に開催された2回目は10名と少し減りましたが、2名新規の方が参加してくれました。
迎えた3回目は、新規は誰も来なくなり、私の仲間が集まっただけの、ただの飲み会になってしまったんですね(笑)
地域の交流会の難しさを感じました。
ここまで3回開催して、mixiから参加してくれた新規の人は、3人。
もともとネット上で繋がる場なので、仕方ないという思いもあり、次を開催しようか悩みました。
やめるか続けるかはすごく悩みましたねえ。
集まらないとお店にも迷惑がかかりますし、私自身の出費にもなる可能性があるんです。
悩んだ結果、4回目をやって、新しい人の参加がなければ、やめようと決めました。
その代わり後悔のないように、mixiとその頃で始めたFacebookと両方に、ほぼ毎日、地元の交流の素晴らしさを伝えました。
会社の人脈はやめたらなくなります。ママ友は子供の繋がりがなくなれば、なくなります。
そういう人脈ではなく、地元で一生繋がれる人脈を作りませんかということを伝えました。
そして迎えた4回目は、参加者こそ8名でしたが、そのうち6名は初めて会う人たちだったんです。
保育園の園長先生、運送会社の社長、障がいの男性、大企業とITコンサルのサラリーマン、そして主婦も来てくれました!!
このときをきっかけに、mixiで今まで私の投稿を見てくれた人たちが次々に参加をしてくれて、次の5回目はなんと23名も集まってくれたんです!
今でもこの4回目を開催したことを、やってよかったと思っています。
もしやめてたら、この後に出会った人たちとも出会うことがなかったからです。
何が言いたいかと言いますと、4回目を開催していなければ、あざみ野ほろ酔い交流会で今後出会う人たちとも出会うこともなかったし、そうすると「まちなかbizあおば」も出来なったことになるからです。
まちなかbizあおばは実は、このあざみ野ほろ酔い交流会で出会った人脈のおかげで出来るんです。
つまり、4回目を開催していなければ、今の私はなかったと思いますし、私が作ったまちなかbizあおばはなかったかもしれません。
本当にやめなくてよかったと思っています(笑)
逆に考えると、皆さんも始めたことはやめないことです。
辞めることはそれだけ、自分の人生に大きく影響を与えることになるんです。
そしてそれを大きく感じるのが、私でいえば、あざみ野ほろ酔い交流会を今でも開催していることなんです。
「やめない」ということが力になり、運を引き寄せる最大の決断だと私は思います。
さて、次回からいよいよまちなかbizあおばが出来ていきますよ。
このつづきはまた次回に話しますね
●電子書籍「地域密着型」起業のすすめ
2011年1月28日設立のNPO法人協同労働協会OICHIは
2021年1月28日で丸10年を迎えることとなりました。
10年続けてきたから見える景色があります。
起業してから地道にコミュニティを作り、少しずつ大きくしていくために
何を考えて、何をしてきたのかをお恥ずかしながら、電子書籍にしましたので
興味のある方はぜひ読んでみてください。
なぜ、スキルもが栗面なかったのに起業できたのか?
なぜ、地域でビジネスをするのか?
もう満員電車に乗りたくないと思ったあの時、
資金も資格もコネがなくても、起業を成功させた自分の体験をもとに
「地域密着型」起業のすすめのポイントを紹介します!!
第1章:依存から自立
第2章:志の必要性
第3章:志とビジョンからアイディアを考える
第4章:商品設計の考え方
第5章:収支計画と行動計画
第6章:起業を失敗する人、成功する人
第7章:「まちなかbizあおば」の活用事例
第8章:運は変わるのではなく、変えるもの
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【メールセミナー】副業しながら起業を
目指すための7つのステップ
第1回 志とビジョンの作り方
1.生きがいと社会貢献を大切にしながら、ボランティアではなく利益を出す起業とは?
2. なぜ、志が必要なのか?
3. ビジョンと志の違いとは?
第2回 顧客獲得のコンセプト
1. なぜ、マーケティングが必要か?
2. マーケティングの考え方の大原則とは?
3. 狙うべき顧客の、しっくりくる決め方とは?
第3回 選ばれる理由の作り方
1. 成功するための、ポジショニングの決め方とは?
2. ポジショニングを決める前にしなければいけないこととは?
3. オンリーワンビジネスとは?
第4回 商品設計の考え方
1. なぜお客様は商品やサービスを買うのか?
2. 商品・サービスを買う前の顧客心理とは?
3. 商品設計の考え方とは?
第5回 事業計画の作り方
1. 事業計画の役割とは?
2. 目標とすべき売り上げと経費の考え方とは?
3. 売れるまでには時間がかかる
第6回 0から起業する行動とは
1. 0から起業の難しさ
2. それでも起業を目指す人のために
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